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『勝ち組』の持つ状況把握力、決断力等の<優秀さ>を大手マスコミ現役営業の著者が『人間勘』という軸で整理します。【学生の皆様】には就活での最高の武器、【社会人の皆様】にはワークスタイル確立のヒントとして。読者の定着率が高く、好評を頂いています。

  • 発行周期 強く念じてくだされば。週刊。
  • 最新号 2009/09/23
  • 部数 191部
  • メルマガID 0000275002
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2008/12/15

『人間勘』メルマガ 第9号『出世するのは怖い人!?』

=〆〆〆================================
就職時に「仕事」をどう理解するかが人生のすべて! 
【真面目に教える!一流企業が求める人間勘】
==========================第9号=======
第9号タイトル『出世するのは怖い人!?』
〆就職活動への役立ち度; 基礎 ★★
〆社会人としての勉強度; 最重要★★★★★    (5点満点)
====================================

ベトナム、フィリピン出張で、ばたついており、2週間、空いてしまいました。
すみません。

このメルマガは「就職・転職において、入りたい企業に自分を高く売るには、
自分も企業の望む能力をしっかり理解しておくべき」という信念で、仕事観
を整理しているものです。 

ビジネス関連の他メルマガさんは「起業」へのアドバイスが多いですが、私は、
純粋に日本の「企業」の中の『強い個人』を盛り上げて行くことが出来れば、
そしてその強い個人で日本企業を強くできれば、と願っております。

ということで、これを気に入っていただければ、あなたの大切な仲間にもご紹介
いただければ幸いです。質問やご意見もいつでもお送り下さい。 


さて、今日は『出世するのは怖い人!?』です。

**************

1993年10月、紅葉の美しいNYのセントラルパークで、
ある学生がクラスメートである年上の女性とボートに乗っていました。

学生は翌年の春からの就職活動を控え、某商社で働く女性に「会社とは何をする
ところであるか?」を理解するための質問をあらゆる角度から投げていました。

工場、お店、TV局で働く人の仕事はなんとなくイメージが沸く。
しかし、商社で働く人は、毎日何をやっているのだろう?

この質問に、女性は丁寧に答えてくれました。

そして、ボートを降りるころ、学生は「どういう人が出世するの?」
と質問をしました。

少し考えないと答えが出ないものかと思いましたが、
女性は、少しも迷うことなく、
【仕事の先のあらゆる結末を予想できて、打つ手がすぐに思いつく人】
といいました。

そして、ボートを降りてから、こう付け足したのです。
【あとね、どんなに能力があっても、怖くないと出世しないね】

***************

その言葉が、頭に刷り込まれた学生君は、それから社会人になり、偉い人を
色々と分析してきました。

そして、『怖い人は出世する』の真の理由を自分なりに、あくまで自分の納得
ですが、理解したのです。

★一般的に思いつく理由は、以下のようなものだと思います。

 「怖い人に怒られるのが嫌だから、部下やその仕事関係者は彼の仕事を
  優先して、まじめにやる」

 「怖い人に与えられた仕事でミスをすると怒鳴られるから、部下が細心の
  注意を払う」

 「クライアントも怖い人にはNOとは言えないから、売上が上がる」


これらも、正しいとは思います。
しかし、怖くない「良い人」でも、これくらいのことは狙えるのです。
試しに上の3つを「良い人」バージョンに書き換えてみましょう。

★すごく良い人の場合

 「あの人は最高の人物。絶対支えたい、と部下やその仕事関係者は彼の仕事を
  優先して、まじめにやる」

 「あの人に迷惑をかけてはいけない、と部下が細心の注意を払う」

 「クライアントもその人が大好きになるから、売上が上がる」

ということで、『怖い人は出世する』の本質はここには無いようだ、というのが
私の理解。では、どこにあるのでしょうか?

その答えは。

【怖い人は上司から見ても怖い】のだということです。

そもそも、出世とは多数決ですんなり決まるものではありません。
部署が違えばやっている仕事の中身もまったく異なるのが会社の常で、その中で
横に並べて優秀度を比較することは不可能なのです。

その上、出世をさせなければいけない人物、というのがどの会社にも溢れていて、
上司たちはいつも「あー、今度あいつの番だなあ」と、それはそれは大変面倒な
案件を抱えた気分になるわけです。

出世させることが出来ない原因が自分でなくても、誤解されて恨まれることも
多々ありますし、同期入社で争う二人のどちらの味方もしてやりたい時もある。

そのような愛憎合間見える「人事」で、決め手は何か?

本人の評価ではありません。

それはずばり、上司の情熱なのです。

同期に最高評価が5人いるとして、その5人のそれぞれの直属の上司、その上の
人たちが、どれだけ、「絶対こいつの貢献に報いてやる!」と情熱を入れること
が出来るか、の差が、企業の人事判断の根っこにあります。

情熱のある上司が、役員に応援演説をし、役員が納得したら更に上に、と続いて、
会社の判断にまでなるのです。

まあ、こういうことが即ち日本企業特有の「派閥」という文化に結びつくという
ことでしょう。島耕作シリーズで一番強調している部分もここ「みんな派閥で
出世する世の中に、実力で上り詰める“無頼”のかっこよさ」だと思います。

さて、ここで本題。

ある上司に2人、本当に同じくらい大切な部下がいて、出世させられるのが1人
きりの場合、上司はどうすると思います?
この場合、能力の若干の差は無視されます。なぜなら能力の若干の差は、仕事の
経験を積めば埋まることを、上司というものは解っているからです。

この場合、たいていの上司は2人とも上げません。
来年、ポストが2つあいた時に一緒に上げることで、どちらかが拗ねることを
回避します。これが日本企業の強さでもあります。キャリアの最後まで軍配を
上げない。

しかし、本当にどちらか一人を選ばねばならない時がやがて来ます。

その時は、、、怖いほうを採るのですね。

なぜなら、良い人はそこで選んでもらえなくても、そのまま味方でいてくれる
と思われますが、怖い人はその瞬間から敵に回り、自分の弱みもさらけ始める
かも知れない。
繋ぎ止めておくと心強い味方だが、手綱を緩めると怖い敵、と言うわけです。


これを読んで「自分も少し怖いキャラになるか」と思った方、ちょっと待った。
効率の良い、嫌われない「怖い人」になるにはコツがあります。

それは次回。

*************** 

最後に、ボートに一緒に乗った女性の話。
その女性は、商社で勤めながらに英語が出来ないコンプレックスを克服すべく、
3ヶ月間の語学学校に来ているクラスメートでした。

就職の前に彼女と話をして「社会人」へのイメージを持てたことは、「学生君」
には良いスタートダッシュをきる、素晴らしい財産となりました。

就職活動で知り合う社会人は、都合の良いことしか教えてくれません。
社会人の「友人」を持ち、たまに話を聞くことは、就職活動においても非常に
重要なことだと、私は思います。
***

今回もお読みいただき、有難うございました。  
次回は『好かれる、嫌われる、怖い人』です。お楽しみに。

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発行責任者;miyanomgic
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