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2009/03/20

過熱する金投資

    CFP・1級FP技能士の 「暮らしとお金のリテラシー」

                      2009年3月20日 Vol 54

CFP・1級ファイナンシャルプランニング技能士の 川野孝之 が、ファ
イナンシャルリテラシー(金融知識)をわかりやすくお伝えします。 

メールマガジンを読んで学んでいただくことによって、より質の高いファ
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前回2月26日発行より、転居やインターネット環境が整わなかったため
メールマガジンが長期間にわたり発行できなかったことをお詫びいたしま
す。

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           【 過熱する金投資 】

こんばんわ。今回は「過熱する金投資」をお送りしたいと思います。

世界最大手のニューヨーク証券取引所などに上場している金上場投資信託
(ETF)のSPDRゴールドシェアーズの残高が拡大しており、残高が
1050トンを突破しました。

サププライムローン問題で、金融危機が深刻化した2007年の秋から増
加し、約1年半で2倍にまで膨らんでいます。

この数値は、世界6位の金保有国のスイスや日本の保有高を抜いています。

以前にも「消費税増税で儲ける金投資」として、3回にわけてメールマガ
ジンで紹介させていただきましたが、基本的に金投資は金利を生みません。

アメリカや欧州など、金融危機を収めるために金利の引き下げを継続し、
量的緩和を行いましたが、これも金投資へ資金が流入した一因です。

「有事の金」と言われますが、現在の金価格の上昇トレンドはいつまで続
くのでしょうか?

日経新聞や雑誌などでも、金ETFや金地金の宣伝広告は最近よく見られま
すが、昨年からの上昇や残高の急増などを考えるとかなりの過熱した相場と
考えられます。

昨年の原油相場を連想させますね。

ニュースでは原油相場の上昇が毎日掲載され、商品先物取引の宣伝広告は原
油はまだまだ上昇すると謳い、商品先物取引の相場師は年末までに200ド
ルを突破するとまで言われてました。

結果はバブルがはじけたように170ドルから30ドル台まで急落しました。

バブルは大小はありますが、そのなかで儲ける人(バブルを仕掛ける人)、
バブルをさらに過熱させる一般投資家がいて、一般投資家の大半が損失をこ
うむることになります。

金融危機脱出はまだまだ遠いと言う方もいますが、米国も欧州も金融危機に
対しての対策は数多く打ってきました。その効果はまだ目に見えていません
が、ある時期を境に一気に反転すると思っております。それもそれほど遠く
ない時期に。

そうなりますと、「有事の金」であった金市場から株式市場等へ資金がシフ
トし、金投資バブルは終焉を迎えると思われます。(終焉という言葉を使い
ましたがバブルは繰り返されます)

投資の判断は自己責任ですが、世間の盛り上がりや宣伝広告に惑わされない
よう、また高値掴みをされないよう十分判断・検討したうえで投資を行って
ください。


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