2009/01/06
QuonJukuマガジン 第6号
◆□□□◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □◆□◆□ 【第6号】 2008/1/6 発行 □□◆□□ 個人が変わると、チームが変わる - QuonJukuマガジン - ■■■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「QuonJukuマガジン」は、“ QuonJuku ”の活発な活動を知って頂くための メールマガジンです。 ---------------------------------------------------------------------- * このメールマガジンは、「QuonJukuマガジン」を希望された方にお送りして おります。 * 「メールアドレスの変更」「メール配信停止」などをご希望の方は、本メー ルマガジン末尾のご案内をお読みください。 * このメールマガジンは、等幅フォントにすると見やすくなります。 ---------------------------------------------------------------------- あけましておめでとうございます。編集長の伊東です。「個人が変わると、 チームが変わる」、「QuonJukuマガジン」第6号をお届けします。 今回は、お正月スペシャル号と銘打って、いつもとは違う構成です。「3つ のお年玉」および新春読み切り企画「A家の60日戦争 〜親子げんかにファ シリテーション〜 」をご用意しています。 後者は、当メルマガ始まって以来という長尺のドキュメンタリー。編集部内 では、早くも話題騒然(スケールが小さくてすいません)。家族で過ごす機 会の増える年末年始にふさわしい、他人事とは思えないコンテンツです。 あ、今回は巻きでしゃべらないと、後ろにたくさん控えております。本年 も、チームを変えるための「気づき」や「きっかけ」をたくさんお届けした いと思います。 ■ 目 次 ■ [1] [Topics 1] 映画に見るクリエイティブビジネスマン。 [2] [Topics 2] 3つのお年玉。無料セミナー(先着40名様)および無料 レッスン。 [3] 特別読み切り企画 「A家の60日戦争 〜親子げんかにファシリテー ション〜 」。 ◆─────────────────────────────────◆ [Topics 1] 映画に見るクリエイティブビジネスマン ◆─────────────────────────────────◆ 映画は、日常のビジネスでもよく話題になりますが、実際に見る機会は、そ う多くはないと思います。そこで、あなたの代わりに、わたしが見た映画の 中から、ビジネスに役立ちそうな話題をピックアップしてみました。 ◇ 今月の話題 ◇ 倒産を防ぐ会議もある。 ───────────────────────────────── ・帰宅してテレビをつけるたびに、「赤字」「下方修正」「大規模リストラ」 といったニュースが流れてきます。乾いたゾウキンを絞るようなコストカッ ト。体脂肪率ギリギリの雇用調整。 ・きっと、この瞬間も危機を回避すべく、胃の痛くなるような会議がひらかれ ています。たとえば、役所広司が銀行マンに扮した「金融腐蝕列島 呪縛」 (1999年/日本)。銀行存亡の危機を救うべく立ち上がった、ミドル4人組 の活躍を描いています。300億円もの不正融資疑惑が発生し、スキャンダル にまみれた大手都市銀行が舞台。この作品には、いい会議と悪い会議が好対 照で登場します。 ・最初に描かれるのは、トップやミドルが居並ぶオフィシャルな社内会議。場 を支配するポジションパワー。いい意見や正しい意見が、大きな声に封殺さ れてしまうという最悪の雰囲気です。案の定、ミドルの提言した危機感は、 在任中は事なかれで済ましたいトップたちにはまったく受け止めてもらえま せん。 ・そしてある日、最悪の事態が訪れます。不正融資疑惑で検察からの捜査が 入ったのです。日比谷公園に面した朝日中央銀行の本社に、ダークスーツを 着た検察の特捜部が、大規模な家宅捜索に入ります。カメラの放列。焚かれ るフラッシュ。 ・事態の悪化する中、役所広司の扮する北野副部長をリーダー格にしたミドル 4人組は、非公式の作戦会議です。こちらはファシリテーションのスキルが 散見できます。ショックとストレスのあまり、最初はみな硬い表情。私情に とらわれ、議論ではなく口論になってしまいます。 ・しかし、会社をやめたらどうするという話題をきっかけに、なんとジョーク の応酬が始まります。最悪の事態を受け入れ、そしてふっきれた瞬間です。 ファシリテーションでいう「アイスブレイク」に通じるシーンです。 ・会議の冒頭でメンバーに何か発言させて、闊達な議論をスタートするための 技術。けっきょく、プレッシャーのきつい重要な会議ほど、リラックスの必 要があるのです。こわばった心身で「脳力」が発揮できるでしょうか。 ・彼ら4人組は、上着を脱いだくつろいだ顔つきで、きわめて重い会議を軽や かに展開。会議のブレイクスルーの1つとなったのは、北野副部長の「要は 俺たちがこの会社をどうしたいかだろう」。上役の顔色を気にせず、私情を 捨て、銀行マンとして組織のビジョンを掲げる。会議のゴールを明示する。 そう、会議の目的がよくわからない、あるいは会議の目的が共有できないま ま、声の大きい人に右顧左眄する組織の何と多いことでしょう。 ・ポジションパワーが支配する会議。発言する人が決まっている会議。ホンネ が出ない会議。旧態依然の会議のやり方では、旧態依然の結果しか出ないの です。アイスブレイク。目的を明示する。ポジションパワーを使わない。 たった1つでもファシリテーションの技術をメンバーで共有すれば、確実に 会議は変わってゆくはずです。つまり、会社は変わってゆくはずです。今月 はこんな警句でエンディング。 その会議室には、会議質が伴っているか。 ===================================== ◆─────────────────────────────────◆ [Topics 2] 今月のお知らせ ◆─────────────────────────────────◆ ◇ お年玉その1 ◇ 無料体験セミナー開催。先着20名様限定。 2週間の研修を、たった半日で体験する方法。 会議ファシリテーション無料体験セミナー。 ───────────────────────────────── ・「会議ファシリテーション無料体験セミナー」。 ・このプログラムの特長は、座学ではないこと。実践実践実践また実践で、身 につくまで実践です。多くの技術がそうであるように、やってみて失敗しな ければ、身につかないのです。 ・「会議ファシリテーション無料体験セミナー」。 【日時】 2009年01月28日(水) 15:00〜17:00 【会場】 早稲田総研インターナショナル本社5階。 東京メトロ東西線早稲田駅徒歩0分 【対象】 経営者・経営企画・人事教育ご担当者様など。ご同業の場合、ご 遠慮いただくことがあります。 【定員】 20名 【講師】 大江功次(ジョイ・アンド・バリュー株式会社代表取締役) 【主催】 株式会社早稲田総研インターナショナル 「会議ファシリテーション無料体験セミナー」。 お問い合わせ・お申し込みは http://www.quonb.jp/seminar/freeseminar/090128.html ◇ お年玉その2 ◇ 無料モニター募集。 パソコンとやる気があれば、あとはクリックするだけ 「オンライン・イングリッシュ【ビジネスコース】」 ───────────────────────────────── ・「オンライン・イングリッシュ【ビジネスコース】」。 ・とにかく、今年こそ英会話を身につけたい。そんな読者のかたに朗報です。 決意が三日坊主にならないうちに、以下をクリックしてみてください。 ・続けられないと身につきません。この「オンライン・イングリッシュ」は、 楽しく続けられる工夫が満載。最大の特長は、単語の丸暗記ではなく、実際 の具体的なビジネスシーンを設定した、実践的なカリキュラム。しかもオン ライン予約であなたの都合の良い時間に合わせてレッスンを予約できます。 ・クリアな音声で、訓練を受けた外国人チューターとの1対1のプライベート レッスンが受けられます。 ・参加者が着々と増えてきましたので、無料モニター募集のご案内はこれが最 後の予定です。 「オンライン・イングリッシュ【ビジネスコース】」無料モニター募集。 【応募締切】 2009年2月15日(日) 【レッスン期間】2009年2月28日(土)まで、期間限定の無料レッスン。 【レッスン内容】本講座と同一内容で4レッスン受けられます。 「オンライン・イングリッシュ【ビジネスコース】」無料モニター募集。 お申し込みは http://www.quon.asia/recommend/001207.php ◇ お年玉その3 ◇ 無料体験セミナー。先着20名様限定。 チームの成功体験は、組織を変えてゆきます。 「OJTで成果を出す問題解決プログラム」。 ───────────────────────────────── ・「OJTで成果を出す問題解決プログラム」。 ・座学による一方通行でおこなう一般的な研修とはまったく異なります。業務 を止める必要はありません。あなたの会社でいちばん困っている案件を、課 題として設定することもできるのです。集合研修にオンラインファシリテー ションを組み合わせ7週間サポート。最近では、宮崎県の恋旅プロジェクト でも成果を上げています。 ・「OJTで成果を出す問題解決プログラム」 【日時】 2009年2月3日(火) 13:30〜16:30 【会場】 早稲田総研インターナショナル本社5階。 東京メトロ東西線早稲田駅徒歩0分 【対象】 経営者・経営企画・人事教育ご担当者様など。ご同業の場合、ご 遠慮いただくことがあります。 【定員】 20名 【講師】 大江功次(ジョイ・アンド・バリュー株式会社代表取締役) 【主催】 株式会社早稲田総研インターナショナル 「OJTで成果を出す問題解決プログラム」。 お問い合わせ・お申し込みは http://www.quonb.jp/seminar/freeseminar/090203.html ◆─────────────────────────────────◆ 特別読み切り企画 「A家の60日戦争 〜親子げんかにファシリテー ション〜 」。 ◆─────────────────────────────────◆ 仕事はむずかしい。でも、家庭はもっとむずかしい。 [家庭で使えるビジネススキル] ───────────────────────────────── ケーススタディその1 = 家庭内ファシリテーション。 ───────────────────────────────── ・人生はONとOFFのタペストリー。心おきなく仕事に向かうためにも、アフタ ーファイブの充実は欠かせません。夫婦げんか。親子の確執。隣人とのトラ ブル。関係が近いほど感情が絡み、ロジックだけでは割り切れない。そんな ときには、このメルマガでたびたび取り上げているビジネススキルが、思い のほか役立ちます。第1回は、家族会議に活用する「会議ファシリテーショ ン」。 ・「A家の60日戦争 〜親子げんかにファシリテーション〜 」。 ・いまだから話せる苦しみの日々。ファシリテーションのスキルを活かして、 壊れかけた家族の再生を図ったAさん(都内勤務・女性)のケース。 【パート1=親のつくった料理なんて食えるか】 ───────────────────────────────── ・東京都内の教育関連会社B社に勤務するAさん。夫と長男の三人家族です。 ファリテーションのスキルを身につけた近代型ビジネスウーマンでもありま す。さっそく話を聞いてみましょう。 ・「今回、家族会議にファリテーションを導入してみました。なぜかという と、〈思春期なので、親に干渉されたくない〉という息子、に対して〈規 則正しく生活してほしい〉という親の利害が対立したからです。ささいな きっかけで、これまでたまっていた感情が爆発し、ついに〈親のつくったご 飯は食べない〉と宣言するまで悪化してしまいました」。 ・最初のうちは「じゃあ、食べなきゃいいじゃん」とばかり静観していたAさ ん。すると、ほんとうに長男の「のび太(仮名)」くんは、Aさんのつくっ た料理をいっさい口にしなくなり、1か月ですっかりやせ細ってしまったと いう。菓子パン、インスタントラーメン、レトルトカレー、自炊したご飯な どを食べていたらしい。 ・対立の構図をつかむためにも、家族のかたのキャラクターを聞いてみましょ う。 「夫は仕事が大好きなマスコミ系会社員。完璧主義者でオタクです。どんな ことも自分で調べて納得しないと気がすまないタイプ。たとえば家のスポン ジを選ぶときにも、あちこちから12種類を購入して実験、うちはこれを使う ことにしようという夫の一言で決めました(笑)」 ・どうやら濃いキャラクターであることは、まちがいないようですね。 「息子は高校三年生。運動部で挫折した経験があります。いわゆるKYで孤 独。とつぜん自立にめざめ、親に干渉されたくないと思っています。趣味 は、マンガ、インターネット、テレビゲーム」 【パート2=家庭内腕力】 ───────────────────────────────── ・関係が悪化した時期は、2008年10月から11月にかけて。きっかけは、のび太 くんの朝寝坊が原因。卒業に必要な単位が、足りない可能性が高まってきた こと。 ・「のび太は、夫の一言一言にいちいち反発。感情がこじれると、ホルモンバ ランスの崩れた思春期の男子(Aさんの偏見とか)は、どんな言葉も悪意に 聞こえるのではないかと思いました。しかも今回は、わたしが終始、夫の味 方をしていると思っていたらしく、それも気にくわなかったようです」 ・ご飯を食べなくなったのは、親子げんかのとき夫に言われた「そんなやつは 家から出て行け」という、日本の父親が激昂したときの定番フレーズらし い。「のび太は、〈出て行けってことは、養ってもらうな、ということだろ う〉と解釈したようです」 ・そして、ある日。 「とうとう、ふたりの感情がこじれて取っ組み合いのけんかです。男ふたり が家の中で暴れるのって、とっても怖いですよ。父親が息子を押さえつけて いるから、殴り合いにはならなかったけど、テロに見舞われたような、とん でもない危機感。ふたりが組み合って動けないでいるとき、〈はい、たい む、た〜いむ〉と仲裁してみたけど、ふたりとも引くに引けない。感情の泥 沼状態です」 【パート3=ある土曜日の午後】 ───────────────────────────────── ・Aさんは、ここで思い切ってファシリテーションを導入した会議を提案。第1 回目は2008年11月22日(土)午後3時から午後6時まで。 ・「わたしが書いたルールとアジェンダをリビングルームの壁に張り出しまし た。ルールは〈他の意見を否定してはいけない。他の人を侮辱しない。一人 で長く発言しない。人の話をよく聞き、終わってから発言する〉。アジェン ダは〈目的は何か 20分。そのために自分がすること 20分。そのために他 の人にしてほしいこと 20分。休憩 15分。すること、してほしいことの合 意 40分。それをどのように守るか 20分〉」 ・これほど理知的でクールな家族会議が、開催されたことがあっただろうか (笑)。いや、すいません。笑っている場合ではないですね。 ・「アジェンダを紙で張り出したり、グランドルールはこれ、ルールを破る発 言をした人にはレッドカードが出る、とかいうので、のび太は興味津々でし た。ルールを設定したことで、〈弁のたたない自分〉もちゃんと主張するこ とができるらしいと納得」 ・いよいよ会議はスタート。 「まず、家族それぞれの目的を付箋に書いて、リビングの壁に張り出しまし た。書いた付箋はグループ分け。会議の目的は、〈高校を卒業すること〉で 合意。なにせ学年開始の4月5月は学校に行かない日が多く、出席日数と単位 が大ピンチ状態。また〈家族が楽しく幸せにすごす〉〈のび太が目標を定 め、それに向かって努力する〉というのも合意」 【パート4=夫にレッドカード】 ───────────────────────────────── ・「人の発言をさえぎった夫には、レッドカードを出しました。クリティカル ポイントは、〈朝、遅刻しそうになったときに親が起こす〉という項目に合 意したことでした。合意しなければ前に進めません。しかし、のび太は〈親 の干渉は悪である〉という前提のもと、絶対にそこを譲ろうとしません。膠 着状態なので、一時中断」 ・そこで、新たな打開策を提案。のび太くんに対し、気分を変えてロールプレ イングゲームをしようと誘いました。1時間ほど、Aさんがのび太くんの立場 を演じ、のび太くんがAさんの立場を演じました。 ・「母親役ののび太は、わたし(のび太役)に対し、さまざまな言葉で説得し ようとします。〈一時間目の授業はどうするんだ〉〈それじゃあ学校を卒業 できないだろう〉〈大学は行きたいんだろう?〉〈親っていうのは、たとえ 迷惑であっても、子供を心配するものだ〉」それはそのまま、のび太くんが いつも両親から言われているセリフでした。 【パート5=合意】 ───────────────────────────────── ・翌朝10時から会議再開。前日の膠着状態がうそのようにあっさりと、〈朝ど うしても自分が起きなかったら親が起こす〉ことに合意。条件は〈どならな い、怒らない〉〈朝8時まで寝ていたら起こす〉。 ・「ファシリテーションは、よけいな感情を介在させず、論理にそって話し合 いを進めることを可能にしました。どこかで合意が見出せると、それが突破 口になって、対立していた参加者を1つのゴールに向かわせることができま す」 ・ファシリテーションの中でも、とくに劇的な効果をあげたのは何ですか。 「グランドルールとアジェンダの設定。付箋に書くこと。これは、声の大き な人に引きずられず、いくらでも意見を出すことができます。付箋を残し て、議論のプロセスを見える化することも可能。でも、今回の場合、流れが 大きく変わったのはロールプレイングゲームかも」 ・ファシリテーションのスキルは、どんなシーンで役立ちそうですか。 「あらゆる人間関係の困りごとは何でも。コミュニケーションは、親しい人 ほど難しいのではないでしょうか。だから家族が1番むずかしい。遺産相続 だって、もめたら親しい人ほどやっかいですよね。会社のほうが、論理の通 用するぶん楽なのかもしれません」 ・というわけで、もし家庭内が紛糾している同僚がいたら、このメルマガをプ リントアウトしてお渡しくださるとよいかと思います(笑)。さらに編集部 は現在、A家を救った「壁に張るだけで、会議が100倍うまくいく(当社比) 会議のグランドルール」(仮題)をお年玉企画の第2弾として作成中。次号 にご期待くださいませ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆◆ ○ご意見、ご感想がありましたら編集担当の伊東までメールをお送りくださ い。メールアドレスは下記です。 quon-info@w-int.jp ○ 「QuonJukuマガジン」の著作権は、株式会社早稲田総研インターナショナ ルに帰属します。 ○ 「QuonJukuマガジン」の転送はかまいませんが、掲載された記事の内容を 許可なく転載することはお控えください。事前に編集担当までお問い合わせ ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎お問合わせは → quon-info@w-int.jp ◎メールマガジンの送付先アドレスの変更・配信停止は、下記からお願いいた します。 → http://www.mag2.com/m/0000273967.html ─────────────────────────────────── 発行所 :株式会社早稲田総研インターナショナル 東京都新宿区馬場下町5-1 早稲田駅前ビル 3F 発行人 :伊東美晴 電話番号:0120-090-876 (C) Copyright :Waseda University International Corporation ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


