2009/08/24
8月19日 袴田巖さんとの面会報告
「袴田巖さんの再審を求める会」福田勇人氏と同行。午後一番で別々に面会申請をしたが、新田のみ面会を認められ、順番を待つ。 呼び出しがかかり、10階4号室へ入った。 袴田さんは薄茶のV字Tシャツに深緑色のハーフパンツを着ていた。 新田「こんにちは。ボクシング協会の新田です」 巖 「いやあ、いろいろ忙しくてね。テレビを見るところだったんですよ」 新田「テレビが見られるんですか。どんな番組を見るんですか?」 巖 「どんな番組? ん~、劇が多いな」 新田「世の中の情報とか、ニュースとかも見れるんですか?」 巖 「そうだな」 新田「最近では、もうすぐ選挙があって、政権交代をするかも知れないとか・・・」 巖 「まあ、政治よりも“儀式”の問題だな。自由になっていいという内示がでたんだ。1048番という私の番号なんだが、なかなかその機会がないんだな・・・」 新田「体調はどうですか? 耳はもう聞こえるようになったんですか?」 巖 「体調はいい。耳も聞こえるようになった。以前は大きな鳥が入り込んで来たんだが、今は膀胱(ぼうこう)になって、私の知恵が世界と一つになったんだ」 新田「不便はありませんか? 何か必要な物や欲しい物はありませんか?」 巖 「(苦笑いをして)不便? そりゃ此処にいりゃあいろいろありますよ」 新田「着るものは大丈夫ですか? 前に背広と靴が欲しいと言っていましたが、どんな物がいいですか?」 巖 「以前、娑婆(シャバ)では小麦色や薄草色のを持ってたな。青系統があった。今は事実が隠されている」 新田「靴は何色がいいですかね?」 巖 「茶や黒だな・・・」 新田「先月お邪魔した時に、ボクシング雑誌を持って来るのを忘れてしまったじゃないですか。今日は先月号と今月号を両方持って来ました。 今は(表紙を指して)この長谷川っていう選手が強いんですよ。バンタム級で世界タイトルを9度も防衛しているんです」 巖 「今の時代は、書けばそうなるように出来てるんだ。一切の悪を拒否出来る。人類が清く正しくなれる時代になった。 私はずっと戦ってきたんだ。まあ、どこまで戦えるか・・・」 新田「へえ、そうなんですか」 巖 「ここでは新しく生活を書かせる。記憶が消されるんだ。本当の記憶じゃない。その食い違いが出てくるんだが、瞬間的に気付くことがある」 新田「袴田さんの支援活動のお手伝いをさせていただくようになって、もう3年半も経ってしまいました。 力不足でなかなか進展させられません。本当に済みません・・・。 でも東日本ボクシング協会の大橋協会長は大変理解があり、強力に支援をして下さるので助かっています。 最近は後楽園ホールで試合プログラムに通信紙を挟み込み、ヘビー級プロボクサーの市川次郎さんという方が、入り口で募金活動もおこなっています」 巖 「皆、本当の知恵を取り戻さないといけない・・・」 新田「袴田さんの現役時代のお話を聞いてもいいですか?」 巖 「本当の知恵をな・・・」 新田「実際、何キロくらい減量したんですか?」 巖 「ん~、まあ6kg~10kgだな」(一人で話していると空想の世界の話が多くなるが、しっかり質問するときちんと答えてくれるところが印象的でした) 係官の方から、「時間です」と言われたが、袴田さんはあまりお構いなしといった感じ。 新田「今日は有難うございました。またお邪魔します」 巖 「ああ、じゃ、また・・・」 いつもながら素っ気ない。退室する際、少しだけ左足を引きずるようにびっこを引いて歩いているのが気になったが、全体的には終始スッキリした雰囲気だった。 面会後、ボクシングマガジン8月号・9月号、ボクシングビート9月号、 袴田巖さんの再審を求める会の機関誌「さいしん」、袴田巖さんを救う会機関誌「キラキラ星通信」、お花、を差し入れしました。 31日(月)には、清水で5点の衣類のみそ漬け実験の結果検証に立ち会います。


