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おいしい水、きれいな水の情報満載。大切なのにあまり知らない水のこと。洪水、水不足、異常気象、温暖化とともに深刻になっている水問題がよくわかる。これを読めばあなたも今日から水博士!

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2009/12/02

◆◇【1000年水】Vol.61 2009/12/2発行「未来都市ドバイ」の噴水が止まった

━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━━━

◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆
   Vol.61 2009/12/2発行

━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□■CONTENTS■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1)メディア掲載・出演情報のおしらせ
(2)HOT TOPICS 週刊ダイヤモンド特集「水道危機の犯人」に協力しました
(3)著作物のご案内
(4)きょうの話題 「未来都市ドバイ」の噴水が止まった
(5)近日開催される講演・セミナー情報のおしらせ

■☆■MEDIA━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 メディア掲載・出演情報のおしらせ
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■月刊『クーヨン』1月号に『明日の水は大丈夫?』が紹介されました。
http://www.crayonhouse.co.jp/home/public.html
■『AERA』で『明日の水は大丈夫?』が紹介されました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/aera091123.pdf
■『朝日新聞』「おいしくなった水道水」にコメントしました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/asahi091107.pdf
■その他のメディア掲載・出演情報はこちら↓をご覧下さい。
http://www.aqua-sphere.net/media/media09.html

■☆■HOT TOPICS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 週刊ダイヤモンド特集「水道危機の犯人」に協力しました
 http://dw.diamond.ne.jp/

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■おはようございます。橋本淳司です。


■先日「コーラが二日酔いに効く」と聞いて、どういうことか調べてみました。
するとコカ・コーラはもともと頭痛薬、ペプシ・コーラはもともと胃薬だったことがわかりました。
頭痛薬を水にといて渡すべきところを炭酸水にといてしまったら、意外においしかった、というのが「コカ・コーラのはじまり」ということらしいのです。


■この誕生エピソードには??な部分もありますが、
いずれにしてもコカ・コーラの原液に頭痛を緩和する成分、ペプシ・コーラの原液に胃の症状を改善する成分が入っているらしいです。
ですから二日酔いでも、頭が痛い系の二日酔いにはコカ・コーラ、胃が不快系の二日酔いにはペプシ・コーラという飲み分けができそうです。
もし頭も胃も不快な場合は・・・両方ですかね? 飲めた時点で二日酔いは解消していそうですが。。。


■さて、週刊ダイヤモンド特集「水道危機の犯人」に協力しました。


■みなさんがお使いの水道。蛇口をひねるだけでいつでも大量の水が出てくる水道。
じつは危機に瀕しています。
このことは『世界が水を奪われる日・日本が水を奪い合う日』(http://tinyurl.com/ndr6vm)
に書きましたが、それを読んだダイヤモンド誌の記者さんが取材にやってきたのです。


■記事の冒頭を紹介します。


「灯台下暗しとはまさにこのことである。
メーカーや商社を中心とした企業連合が、急拡大が見込まれる世界の水市場に売って出ようと画策している。
じつはその足下で上下水道の崩壊が始まっているのだ。

 ふくれ上がる借金、水道管の老朽化、職員の大量退職による技術の流出、利権集団の横行、進まない広域化と民営化。日本の水道事業は機能不全に陥っている。

 特に深刻なのが、高度経済成長期に整備された上下水道インフラ。配管の寿命は40年とされるが、耐用年数を超えた老朽管の長さはじつに4万5000キロメートル。
地球一周しても余るほどの配管がいつ破裂してもおかしくない状況なのだ」


■興味のある方は、週刊ダイヤモンド(12/5)を読んでいただきたいです。
私たちが普段何気なく使っている水道がとても「やばい」ことになっていると、わかってもらえると思います。
多くの人がこの事実を知り、早く対策を考えていくべきだと思います。


■☆■BOOKS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■『明日の水は大丈夫?バケツ1杯で考える「水」の授業』(技術評論社)
http://tinyurl.com/ksgsx3
■『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/ndr6vm
■(子ども向け絵本)『「水の大研究」不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/24hn5f

■☆■きょうの話題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「未来都市ドバイ」の噴水が止まった
 http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/business/business.html
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■2007年、ドバイの街の噴水から惜しげもなく水が出ている光景を見たときは、本当に驚きました。
かつて砂漠だった場所に全自動スプリンクラーで24時間水を供給し、緑が青々と茂っていたのです。
石油高騰によるオイルマネーによってつくられた水がまさに「湯水のごとく」つかわれていました。


■さらに驚いたのは、高いコストをかけて海水を淡水化し、水道水が豊富にあるにもかかわらず、多くの人がボトル水を飲んでいたことです。
スーパーマーケットのボトル水売り場の面積は広く、相当数の銘柄が並んでいますが、もっとも多いのは「マサフィー」というボトル水でした。
マサフィーの水源は、UAE(アラブ首長国連邦)にそびえる標高1000メートルのマサフィー山麓の地中深く眠る巨大な地下水脈です。


■ドバイにはカネが集り、そして水が集まっていました。
オイルマネーは海の水を真水に変え、砂漠を緑にしていました。人々は高価な水道水を飲まず、さらに高価なボトル水を飲んでいました。
僕はこの光景に違和感を覚えました。


■中東の産油・産ガス国では、海水淡水化技術によって水をつくるための投資が、インフラ整備の基幹プロジェクトとなっています。


■海水淡水化とは海水を処理して淡水をつくる技術です。水の惑星・地球に存在する水の97・5%は海水で、人間がつかえる淡水はわずか2・5%しかありません。
ですが、海水に含まれる物質(約3・5%の塩分など)を取り除くことができれば、淡水として利用できるようになります。


■海水淡水化のキーテクノロジーの1つが、逆浸透膜(以下、RO膜)による分離技術です。
RO膜は原子力潜水艦の中での飲料水確保、スペースシャトルで生活排水をリサイクルして飲み水にする場合などに活用されています。
また浄水処理のほか、半導体や液晶ディスプレイなど電子部品の製造に使う超純水や、下水の再利用にも使用されます。


■これまで中東諸国ではIWPP(独立発電造水事業)といって、発電時の電力・熱源で海水を気化・凝縮させて淡水を得る方法が主流でした。
この方法は、運転や維持・管理が比較的簡単で、使用する電力コストも相対的に低いのですが、
発電量が下がると造水量も連動して減ってしまうという弱点があります。
そのためRO膜による造水プロジェクトが増加したのです。


■このRO膜による造水プロジェクトによって、ドバイには水がまかれ、緑の芝生が広がったのですが、
しかし、2008年11月12日、バブルは崩壊しました。
そして「未来都市ドバイ」の夢の計画は完全にストップしました。


■高さ1キロメートル超のタワーの計画、パーム型の人工島を作るという最大のプロジェクト、数々の夢の計画がストップしました。


■ドバイの不動産価格は40パーセント下落。
1泊350万円する部屋のあるアトランティスホテルは空き部屋だらけ。
高層高級マンションが集まる巨大マンション群は7000戸が完売したが、実際に住んでいる人は1割ぐらいでゴースト化しており、
夜、灯りがついている部屋はごくわずか。
転売目的の購入者が多かったということですが、大損失だったに違いありません。


■何度も繰り返されてきたバブルとバブル崩壊。
17世紀のオランダに起こった「チューリップ・バブル」、18世紀イギリスの「南海泡沫事件」、
1920年代のアメリカで起こった「フロリダの不動産投機」、80年代後半の日本の「バブル景気」、
21世紀になってからもアメリカの「ネットバブル」「不動産バブル」、
そして原油先物取引市場に大量に流れ込んだ投機マネーのによる「原油・石油バブル」。


■なぜバブルとバブル崩壊は繰り返しを起きるのでしょうか。それは構造的に仕組まれたものだからです。
資本主義社会では、金融家は預金者・出資者からハイリスク・ハイリターンを求められ、バブルを煽る行動に出ます。
マネーは「有望」と見なされた場所に集中し、そこを実際価値以上に粉飾し次のマネーを呼び、一定のリターンを得るとさっと引き上げてしまいます。
祭りの後がどんなに悲惨かは、想像がつくと思います。


■それでもバブルはなくなりません。
バブルを引き起こさないためには、株式投資や土地投資などに一定の規制をかけ、銀行融資や債券投資など配当益投資中心の金融制度にしたり、
市場での取引価格によって金融資産が変動する「時価会計」を見直し、「取得原価会計」に戻したりすることも重要です。
しかし、そうした改革は、市場原理主義者から、資本主義イデオロギーからの退行だと反対されます。


■簡単にいえば弱者をつくりながら儲ける、ピエロから搾取しながら儲けるというしくみがバブルなのです。
弱者をつくらないためには強者は「ほどほどで」と思わねばならないのですが、
それができないかぎり砂上の楼閣をつくり、壊すという哀しい行為は今後も繰り返されるでしょう。


■ドバイでは、全自動スプリンクラーによる水供給もストップし、青々と茂っていた緑はもとの砂漠へと戻りました。


■かつて水は高いところから低いところへ流れました。
それがいまでは金のあるほうに向かって流れています。しかし、金がなくなれば、水の流れは止まってしまうのです。
しかし、水がなくては生きていけません。最近では水源地を投機目的で買う動きも出てきていますが、水は投機の対象になってはいけません。
行き場を失ったあふれるマネーが水に向かわないことを祈るばかりです。

【「1000年水」のバックナンバーはこちらから↓↓】
http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

■☆■SEMINARS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 近日開催される講演・セミナー情報のおしらせ

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■サントリー水育講師意見交換会
 ワークショップ「水循環を学ぼう」(社内向)
<日時>  12月14日(月)
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■「中国での水の授業」(海外)
<日時>  1月12日(月)〜1月19日(月)
<会場>  河南省鄭州市、山東省淄博市など
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■山の手ロータリークラブ卓話会(会員向)
「世界の水問題と日本」
<日時>  1月21日(木)
<会場>  八重洲富士屋ホテル
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■国際観光施設協会
「世界の水問題と日本」(会員向)
<日時>  2月16日(火)
<会場>  パナソニック電工3F会議室
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 「水」の講演、出前授業!いたします

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■水の不思議や水問題について橋本淳司がわかりやすくお話しします。
過去の講演実績はこちらからご覧ください。
http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html

■ご依頼はメールにてお願いします。
welcome@aqua-sphere.net
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◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ
Vol.61 2009/12/2発行
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編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所
http://www.aqua-sphere.net/
メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで
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バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html
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