2009/11/04
◆◇【1000年水】Vol.57 2009/11/4発行「【1回2杯から1杯2回へ】トイレでジャバーと流れる水は減少中」
━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━ ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆ Vol.57 2009/11/4発行 ━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■CONTENTS ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■HOT TOPICS テレビ東京系 経済ドキュメンタリードラマ 「ルビコンの決断」(11月12日午後10時〜放送予定) http://www.tv-tokyo.co.jp/rubicon/index.html 「トイレの水を減らせ!~6リットルの壁に挑む男たちの開発競争~」に出演します。 ■□■きょうの話題 【1回2杯から1杯2回へ】トイレでジャバーと流れる水は減少中 ■□■メディア掲載情報 ●『サンデー毎日』11月1日号特集「日本一激ウマの水道水はココだ!」でコメントしました。 http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/sundaym091020.pdf ●『ソトコト』2009年11月号「あたらしいニッポンのかたち」でインタビューを受けました。「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。 http://www.sotokoto.net/sotokoto/index.php/sotokoto-section ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■おはようございます。橋本淳司です。 テレビ東京系 経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」(11月12日午後10時〜放送予定)に出演します。 http://www.tv-tokyo.co.jp/rubicon/index.html テーマはトイレの水。「トイレの水を減らせ!~6リットルの壁に挑む男たちの開発競争~」というタイトルです。 ■10月29日に神谷町のテレビ東京のスタジオで収録してきました。 「ルビコンの決断」は1時間番組で、ドラマの部分とスタジオトークの部分があります。 実際にスタジオでドラマのVTRを見て、そのあとにトークという流れで、本番を一発で撮ってしまうという感じです。 ■今回のドラマはかなり面白いです。便器メーカーのTOTOさん(責任者役は高知東生さん)と パナソニック電工さん(責任者役は保阪尚輝さん)が、流す水の量を少なくするために競い合います。 20年前は20リットルだった水使用量が、どんどん減っていき、ついには6リットルの壁を打破します。 このドラマ部分がとてもわかりやすくできているので、スタジオで、木村佳乃さん、大浜平太郎さん、僕らコメンテーターで 「ふーん」とか「へぇ」とか言いながら見入っていると、ドラマ終了後にそのまま「30秒後スタジオトーク」というカンペが出されてスタジオトークに。 「えっ!そうなの」という感じです。 ■トークの部分はあまり決まり事はなく、木村佳乃さんと大浜平太郎さんの質問に僕らコメンテーターが答えるという感じなので、 「おいおい、そうくるか!」という質問もときおりあり、 ちょっと焦ったり、かんでしまったり、自信なさげの小声になったりしてしまいました。あきらかに動揺していると思うので、テレビで見て笑ってください。 ■夜9時10分に収録がはじまって、10時20分には終わっていましたから、多少のカットはあるものの、ほとんどそのままオンエアーになるかんじです。 正直言って、「あそこはコメントし直したい!」という部分も多々ありますが、瞬発力勝負のテレビでは、かないません。 文章を書くときは、じっくり考えたり、じっくり練り直したりする時間があり、 持久力勝負という側面もありますから、テレビで戸惑うのは長距離ランナーの憂鬱といったところでしょうか。 ■じつは今週末にも別の番組の収録があるので、今度はうまくやりたいなと思っています。 ■□■きょうの話題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1回2杯から1杯2回へ】トイレの水は減少中 (→水と暮らしのはなし) http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/kurashi/kurashi.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■東京都水道局の調査によると、家庭内で1日の水の使用量がいちばん多いのはトイレで、全体の28%を占めています。 では、トイレで「ジャバー」と水を流すと、1回に何リットルの水が流れていくでしょうか? わかりますか? ■1975年以前は、1回フラッシュすると20リットルと、バケツ2杯分の水が流れていきました。 世界各地には1日に20リットルの生活用水を確保することすらむずかしい場所もありますが、 それが1人の人間の排泄物を流すために、一瞬にして流れていってしまったのです。 ■ところが便器メーカーが、節水をテーマに改良をはじめた結果、以下のように減り続けます。 1970年・・・20リットル 1976年・・・13リットル 1994年・・・10リットル 1999年・・・・8リットル 2006年・・・・6リットル そして最近の節水型便器はついに5リットル以下にまで減りました。 ■水を多く使う和式便器から、水が少なくてすむ洋式便器に変わったこと、洗浄しやすい形状、タンクの排水口径など、長年にわたって研究開発が行われた結果、 かつての4分の1以下に、水の使用量をおさえることができるようになりました。これはすごいことです。 以前はバケツ2杯(1杯は10リットル)必要だったのが、 いまではバケツ1杯で2回ジャバーっとできるようになりました。 ■最新型は、4人家族で年間に7万5000リットル必要だった従来品より、68%減の約2万4000リットルで済みます。 これは水道料金にすると1年間に1万2000円の節約になります。 ■そもそも世界各国には、トイレの水に関する厳しい規制があります。 1回当たりの水使用量は6リットル以下と規制(推奨)されているところが多く、 なかには米国のカリフォルニア州のように4・8リットルを標準にしているところもあります。 これは世界的な水不足を見据えたものです。 じつは世界中の6リットル便器が4・8リットル便器に変わると、「水を2億トン節減」できるだけなく、「C02排出量を12万トン減らす」ことができます。 水道事業はたくさんのCO2を排出しているため、節水は地球温暖化防止の一助となるのです。 ■水使用量の少ない便器は、世界各地の人々が衛生的な生活をするために必要です。 世界で25億人が衛生的なトイレを使えず、うち12億人は野外で用を足しています。 こうしたことが下痢やコレラ、チフス、肝炎などの感染症の流行につながり、発展途上国で乳幼児死亡率が高い原因の1つとされています。 国連は衛生的なトイレの普及策の推進を呼び掛けていますが、それには水の少ない地域でも使えるトイレの開発が不可欠なのです。 だからトイレの節水技術はもっと進む必要があります。 ■最近では、「使用後は流す」という常識さえも覆す「小便器」があらわれました。それが無水トイレです。 トイレの悪臭の原因は尿そのものではなく、尿素を微生物が分解したときにできるアンモニアです。水がないと微 生物が繁殖しにくいので、アンモニアがつくられにくくなります。 また、便器下部に備えられたマグカップ大のタンクには、水より軽い特殊な液体が入っていて、この液が尿を上部から覆い、においにふたをします。 水使用量の削減だけでなく、浄水精製や排水処理で使われる電気エネルギーによるCO2排出量も削減できるので、 節水と地球温暖化防止に役立つトイレとして注目されています。 【「1000年水」のバックナンバーはこちらから↓↓】 http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆近日開催される講演・セミナー情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■東京学芸大学講演 「世界が水を奪い合う日 日本が水を奪われる日」 <日時> 11月5日(木)10:30〜12:00 <会場> 東京学芸大学 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■東大和市中央公民館講座 「おいしい水 きれいな水を次世代へ」 <日時> 11月19日(木)10:00〜12:00 <会場> 東大和市中央公民館 <主催> 東大和市中央公民館 <問い合わせ先> 東大和市中央公民館/TEL 042・564・2451 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■館林市立第一小学校学校公開特別授業 「世界各地の水について知ろう」 <日時> 11月21日(土)9:00〜12:00 <会場> 館林市立第一小学校学校 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■神奈川県内広域水道企業団創立40周年記念式典 パネルディスカッション「水循環に関わるそれぞれの役割」 <日時> 11月25日(水)13:30〜16:30 <会場> はまぎんホール「ヴィアマーレ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「中国での水の授業」 <日時> 1月12日(月)〜1月19日(月) <会場> 河南省鄭州市、山東省淄博市など ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■山の手ロータリークラブ卓話会 「世界の水問題と日本」 <日時> 1月21日(木) <会場> 未定 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆メディア掲載情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■『サンデー毎日』11月1日号特集「日本一激ウマの水道水はココだ!」でコメントしました。 http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/sundaym091020.pdf ■『ソトコト』2009年10月号「あたらしいニッポンのかたち」でインタビューを受けました。 「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。 ■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。 http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf ■毎日新聞「水道水:もっと飲もう エコで味、質とも向上」にてコメントしました。 http://mainichi.jp/life/food/news/20090917ddm013100124000c.html ■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。 http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)を http://tinyurl.com/ndr6vm 新聞や雑誌の書評などで紹介していただきました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ●毎日新聞「今週の本棚」森谷正規氏評(2009年7月26日) http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf 「世界的な水不足は、輸入食料価格の高騰、さらには入手難となって、日本にも重大な影響をもたらす恐れが大きい」 ●上毛新聞「三山春秋」(2009年8月4日) http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/jomo090804.pdf 「水問題は、著者によると、地球と人間社会との不調和が生んだ問題の一つ。 エネルギー問題、食料問題と密接に絡み、これら〈三つ子〉の問題が地球温暖化という現象として現れてきた」 ●日刊工業新聞「話題の本」(2009年8月21日) 「本書は、世界各地で起きている水の争奪戦の実情を見ていく。 水争奪戦は、水資源をめぐって国際間の紛争・戦争だけでなく、水利権や上下水道ビジネスをめぐる経済戦争でもある。 企業間や、企業と地域社会のケースもある。また、エネルギー・食料・水の“三つ子問題”は、 人類が地球の恩恵を無秩序にむさぼり続けた結果である地球温暖化の問題児でもある、と。」 ●中日新聞「新刊案内」(2009年8月30日) 「日本人は水だけは自給自足できていると少なからず錯覚しているが、食料輸入という形で世界中の水を大量に消費している。 一方で、日本の豊かな森林(水源地)は外国による買収の標的にもなりつつある。 世界各地の水事情やグローバルな水企業の巨大ビジネスを紹介し、日本も決して無縁ではいられない水問題の輪郭を浮き彫りにする。」 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■いろいろな水問題をバケツ1杯というものさしではかってみましょう。 『明日の水は大丈夫?バケツ1杯で考える「水」の授業』(技術評論社) http://tinyurl.com/ksgsx3 ■水問題の「いま」がわかります! 『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所) http://tinyurl.com/ndr6vm ■小学校の総合学習教材として採用されています! 『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所) http://tinyurl.com/24hn5f ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「水」の講演、出前授業!いたします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■水の不思議や水問題について橋本淳司がわかりやすくお話しします。 過去の講演実績はこちらからご覧ください。 http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html ■ご依頼はメールにてお願いします。 welcome@aqua-sphere.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ Vol.57 2009/11/4発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所 http://www.aqua-sphere.net/ メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで 登録解除のお手続きは http://www.mag2.com/m/0000273841.html バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-
2009/11/25 ◆◇【1000年水】Vol.60 2009/11/25発行「地方の町が「おいしい水」を飲み続けるためには」
-
2009/11/18 ◆◇【1000年水】Vol.59 2009/11/18発行「水はサプリメントではない」
-
2009/11/11 ◆◇【1000年水】Vol.58 2009/11/11発行「グローバル水企業の資金源」
-
2009/10/28 ◆◇【1000年水】Vol.56 2009/10/28発行「水の循環をさまたげない暮らしを考えてみよう」
-
2009/10/21 ◆◇【1000年水】Vol.55 2009/10/21発行「雨水利用を根付かせるためにはグランドデザインが必要だ」


