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2009/10/28

◆◇【1000年水】Vol.56 2009/10/28発行「水の循環をさまたげない暮らしを考えてみよう」

━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━

◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆
Vol.56 2009/10/28発行

━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━

<●プレゼントのお知らせです!>
橋本淳司の新刊で、『火星マンション』の岩岡ヒサエさんが絵を描いている
「明日の水は大丈夫? バケツ1杯で考える「水」の授業」(技術評論社)を
http://tinyurl.com/yfoskny
水をテーマにした研修をやろうと思っている企業や自治体の担当者の方、
水の授業をやろうと思っている学校の先生、合計30名にプレゼントします。
この本は研修会、勉強会ですぐにも使える内容ですので、企画を練ったり、授業プランを立てるときにお役立てください。
ご希望の方は、

・企業名もしくは学校名
・企業もしくは学校の住所、電話番号
・ご担当のお名前

をお書きのうえメールにてご応募ください。
宛先は、welcome@aqua-sphere.net 
〆切は、10月31日。
応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。
本を手にしたら、ぜひカバーを裏返してください。そこにもなんと岩岡ヒサエさんの絵があるのです!!

■□■CONTENTS ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□■きょうの話題■□■
「水の循環をさまたげない暮らしを考えてみよう」

■□■メディア掲載情報■□■
●『サンデー毎日』11月1日号特集「日本一激ウマの水道水はココだ!」でコメントしました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/sundaym091020.pdf

●『ソトコト』2009年11月号「あたらしいニッポンのかたち」でインタビューを受けました。「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。
http://www.sotokoto.net/sotokoto/index.php/sotokoto-section

●『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/ndr6vm
を新聞雑誌の書評欄などで紹介していただきました。
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■おはようございます。橋本淳司です。来年1月、中国で「水の授業」をすることになりました。
海外での「水の授業」はこれがはじめてですし、現在そして将来の中国の水不足を思うと、とても意義深いことだなと感じています。


■これは中国が節水型社会をつくるお手伝いをしようというプロジェクトの一環です。
プロジェクトは2本立てで、1つは「節水に関する技術支援」、もう1つは「節水教育」です。


■僕がお手伝いするのは教育のほうです。単に技術を広めるだけでは節水は普及しません。そこで市民に節水の意識を根付かせるために、たとえば、

・節水意識を啓発するための取り組み事例を紹介する
・中国側の担当者とワークショップを行う
・節水の普及啓発を行うインストラクターを育成する
・節水普及プログラムの開発などを手伝いする

を行う予定です。


■1月にはプロジェクトのモデル都市である河南省鄭州市、山東省淄博市の節水担当者を対象に、普及啓発の手法を紹介したり、ワークショップを行います。
モデル都市の節水担当者が、住民や小中学生に「節水の大切さ」や「節水のやり方」を教えるために、
参考となる指導の仕方について講演あるいはワークショップで伝える予定です。


■根本的に日本と違うのは、節水に関する意識の差ではないかと思っています。
中国のほうが強い危機意識をもっているので、内容もより具体的なものになるでしょう。
ただし、基本は水の循環と毎日の生活の関わりをいかに意識するかなので、その点は日本で行っている「水の授業」と変わらないと思っています。


■こうしたお話をいただくにつれ、自分の役割も変わってきたことを感じています。
これまでは、自分が子どもたちの前に立って「水の授業」をしてきたわけですが、
今後は「水の授業」が行える人を育てたり、プログラムや教材をかためていかなくてはいけないと思っています。

■□■きょうの話題■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「水の循環をさまたげない暮らしを考えてみよう」
(→地球と水のはなし)
http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/earth/earth.html
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■静かなところで太い木の幹に耳を当ててみましょう。水が流れる音が聞こえます。
樹木は地中から水を吸い上げ、幹を上昇した水は葉っぱから水を放出しています。
高さ50メートルの樹木なら、1日で約190リットルもの水を地下から吸い上げていて、
まるで水をくみあげるポンプのようです。


■地球の表面からは絶えず水が蒸発し、水蒸気となって上昇していきます。
海、陸地の湖沼、川の水面からも水分が蒸発します。地中から水を吸収している樹木や植物の葉の表面からも、水分はどんどん蒸発します。


■水蒸気を含んだあたたかい空気は、空高くのぼっていくうちに冷えてきます。
100メートル上昇するごとに約0・6度下がります。そして温度が低くなると、
空気はいままでもっていた水蒸気をそのままのかたちで含んでいられなくなり、余分な水蒸気は凝縮して細かい水滴に変わります。これが雲です。


■雲の水滴があちこち動きまわっているうちに、いくつか衝突して大きい粒ができあがります。
大きい粒は自らの重みで落下し、落ちながらさらに下の雲に衝突し、雨や雪となってふたたび降ってきます。


■雪は、氷冠や氷河として大地に蓄積されます。これは水の銀行といってもいいでしょう。温暖な場所に降った雪は春になると融け、雪解け水として陸上を流れます。


■ほとんどの雨は海へ落ちます。
もしバケツ100杯分の雨や雪が降るとすると、90杯分は海に降り、10杯分は陸に降ります。
陸に落ちた雨は地下にしみこんでいきます。あるいは、重力によって地表を流れていきます。


■陸に降った雨の多くは地中に吸い込まれます。そのなかで地中深くに浸透した水は、地下の帯水層に蓄えられます。
地下水のいくらかは地表近くにあって地表の水へと沁み出します。


■地表を流れる雨水は川へ流れ、海に向って移動します。そのうち、いくらかは湖などに貯えられます。
こうした一連の水の動きを水の循環といいます。そして樹も花も、水循環を助ける役割を果たしています。
地表の水が蒸発して大気中の水蒸気となり、凝結して雨や雪となって陸地に降りそそぎ、川や地下水として生物や植物を潤し、またふたたび海へ戻ります。


■あたりまえと考えられている水の循環が行われなかったとしたら、淡水はすぐになくなり、人間や生き物は地球上に存在しなかったでしょう。
 

■これから水への関わり方を考える場合、結局のところ、自然の水の循環への負荷を減らすことが大切です。
水を過度に使い、汚すと水の循環に負担がかかってしまいます。
たとえば、ダムをつくって川をせき止めたり、道路を舗装したり、河川の護岸をコンクリートで固めて水の地下への浸透を阻害したりしたために、
水の循環は以前と変わってきてしまい、水が少ない所と多い所が出てきてしまいました。


■では、水の循環を元に戻すにはどうしたらよいのでしょうか。それはじつは簡単なことです。いままでやってきたことを元に戻せばいいのです。


■普通のアスファルトやコンクリートに降った雨は、地下にしみ込むことなく、水たまりになったり側溝に流れ込んだりと、都市型洪水の原因になります。
最近では、舗装の下の土壌に水を浸透させることのできる透水性舗装があります。
豪雨時の下水や河川の反乱防止につながるほか、地下水涵養や地中の生態系の改善などの効果があります。


■また治水や利水のために、多くの川がまっすぐに整備され、三面をコンクリートで固められました。
アスファルトの道路に降った雨は、コンクリートで固められた川に入り、海まで一気に流れていきます。これはコンクリートに覆われた水路に過ぎません。
いきものは住みにくく、砂は河口まで運ばれず、砂浜もやせてしまいました。
こうして失われた川の機能を取り戻すために、川を自然な護岸に戻したり、再蛇行する試みがはじまっています。


■治水目的のダムは、原生林をそのまま残したり、森林を整備することで減らすことができます。
そもそも森林は「緑のダム」とも呼ばれ、雨水を受け止め、土壌にしみ込ませ、ろ過し、地下水として蓄えます。


■水の循環をもとにもどそうという視点で身のまわりを見れば、やれることはたくさんありますね。

【「1000年水」のバックナンバーはこちらから↓↓】
http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

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◆近日開催される講演・セミナー情報
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■館林市民大学講座
「世界が水を奪い合う日 館林の水・食・エネルギーの将来」
<日時>  10月28日(水)19:00〜20:30
<会場>  館林市文化会館大ホール
<主催>  館林市民大学講座実行委員会/館林市教育委員会
<問合せ> 館林市市役所生涯学習課生涯学習係/TEL 0276・72・4111
<詳細>
http://www.aqua-sphere.net/seminar/2009/pdf/091028.pdf
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■東京学芸大学講演
「世界が水を奪い合う日 日本が水を奪われる日」
<日時> 11月5日(木)10:30〜12:00
<会場> 東京学芸大学
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■東大和市中央公民館講座
「おいしい水 きれいな水を次世代へ」
<日時>  11月19日(木)10:00〜12:00
<会場>  東大和市中央公民館
<主催>  東大和市中央公民館
<問い合わせ先> 東大和市中央公民館/TEL 042・564・2451
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■館林市立第一小学校学校公開特別授業
「世界各地の水について知ろう」
<日時>  11月21日(土)9:00〜12:00
<会場>  館林市立第一小学校学校
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■神奈川県内広域水道企業団創立40周年記念式典
パネルディスカッション「水循環に関わるそれぞれの役割」
<日時>  11月25日(水)13:30〜16:30
<会場>  はまぎんホール「ヴィアマーレ」

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◆メディア掲載情報
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■『サンデー毎日』11月1日号特集「日本一激ウマの水道水はココだ!」でコメントしました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/sundaym091020.pdf

■『ソトコト』2009年10月号「あたらしいニッポンのかたち」でインタビューを受けました。
「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。

■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf

■毎日新聞「水道水:もっと飲もう エコで味、質とも向上」にてコメントしました。
http://mainichi.jp/life/food/news/20090917ddm013100124000c.html

■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf

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◆『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)を
http://tinyurl.com/ndr6vm
新聞や雑誌の書評などで紹介していただきました。
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●毎日新聞「今週の本棚」森谷正規氏評(2009年7月26日)
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf
「世界的な水不足は、輸入食料価格の高騰、さらには入手難となって、日本にも重大な影響をもたらす恐れが大きい」

●上毛新聞「三山春秋」(2009年8月4日)
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/jomo090804.pdf
「水問題は、著者によると、地球と人間社会との不調和が生んだ問題の一つ。
エネルギー問題、食料問題と密接に絡み、これら〈三つ子〉の問題が地球温暖化という現象として現れてきた」

●小学館「本の窓」9・10合併号 PHP研究所大久保龍也氏「私の編集した一冊」
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/honnomado090820.pdf
「世界の水争奪戦を俯瞰するとともに、水ビジネスの動向なども交え、今後、日本がとるべき対策を解き明かす。資源・環境問題を考えるに欠かせない一冊である」

●日刊工業新聞「話題の本」(2009年8月21日)
「本書は、世界各地で起きている水の争奪戦の実情を見ていく。
水争奪戦は、水資源をめぐって国際間の紛争・戦争だけでなく、水利権や上下水道ビジネスをめぐる経済戦争でもある。
企業間や、企業と地域社会のケースもある。また、エネルギー・食料・水の“三つ子問題”は、
人類が地球の恩恵を無秩序にむさぼり続けた結果である地球温暖化の問題児でもある、と。」

●中日新聞「新刊案内」(2009年8月30日)
「日本人は水だけは自給自足できていると少なからず錯覚しているが、食料輸入という形で世界中の水を大量に消費している。
一方で、日本の豊かな森林(水源地)は外国による買収の標的にもなりつつある。
世界各地の水事情やグローバルな水企業の巨大ビジネスを紹介し、日本も決して無縁ではいられない水問題の輪郭を浮き彫りにする。」

●北海道新聞「新刊案内」(2009年9月27日)
「国全体が水不足に苦しむ豪州、上流の中国と下流の国々とが対立するメコン川など、
世界の深刻な水事情を旅する形で見ていくとともに、
各国で水道業務を請け負う巨大企業の動きなど多岐にわたる水問題を解説する」

●公明新聞「新刊案内」(2009年10月5日)
「タダと考えている水の文明的危機を指摘」
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/koumei091005.pdf

●西日本新聞「読書館」(2009年10月11日)
「水とエネルギーとの密接な関係。問題の根深さとその打開策について理解しやすい」

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◆「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
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■いろいろな水問題をバケツ1杯というものさしではかってみましょう。
『明日の水は大丈夫?バケツ1杯で考える「水」の授業』(技術評論社)
http://tinyurl.com/ksgsx3

■水問題の「いま」がわかります!
『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/ndr6vm

■小学校の総合学習教材として採用されています!
『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/24hn5f

■「水」を勉強するための入門書として好評をいただいております!
『おいしい水 きれいな水』(日本実業出版社)
http://tinyurl.com/3bzy7t
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◆「水」の講演、出前授業!いたします
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■水の不思議や水問題について橋本淳司がわかりやすくお話しします。
過去の講演実績はこちらからご覧ください。
http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html

■ご依頼はメールにてお願いします。
welcome@aqua-sphere.net
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◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ
Vol.56 2009/10/28発行
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編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所
http://www.aqua-sphere.net/
メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで
登録解除のお手続きは http://www.mag2.com/m/0000273841.html
バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html
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