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2009/10/14

◆◇【1000年水】Vol.54 2009/10/14発行「バケツ1杯の水をからだから失うと死んでしまう」

━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━

◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆
Vol.54 2009/10/14発行

━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━

■□■CONTENTS ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□■HOT TOPICS■□■
新しい「水」の本が発売になります。
「明日の水は大丈夫? バケツ1杯で考える「水」の授業」(技術評論社)
http://tinyurl.com/yfoskny

■□■きょうの話題■□■
「バケツ1杯の水をからだから失うと死んでしまう」

■□■メディア掲載情報■□■
『ソトコト』2009年11月号「あたらしいニッポンのかたち」で
インタビューを受けました。
「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。
http://www.sotokoto.net/sotokoto/index.php/sotokoto-section

『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/ndr6vm
を書評で紹介していただきました。
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■おはようございます。橋本淳司です。僕の新しい「水」の本が発売になります。
「明日の水は大丈夫? バケツ1杯で考える「水」の授業」(技術評論社)
http://tinyurl.com/yfoskny
という本です。


■僕は、各地の学校で、子どもたち向けに「水の授業」を行っています。
自分が「水の現場」を歩いて見聞きしたこと、感じたことを伝えながら、水の大切さを感じてもらおうという授業です。
「水の授業」をしながら、どうしたら水のことを身近にとらえられるかと、ずっと考えてきました。


■そのとき、子どものころ、バケツで遊んでいたことを思い出しました。
バケツで水を運んで砂場に池をつくったり、水をいっぱいにはったバケツをグルグルと回したり、バケツのなかに月を映して眺めたり・・・。


■そんなことを思い出し、「バケツ1杯=10リットル」で考えることを思い出しました。
言葉だけで、「1日に使う水の量は250リットルもあって」と言っても、聞いている人はピンとこないのですが、
バケツを用意し、それを見ながら話をすると、いろいろなことが伝わるようになりました。


■じつは「バケツ1杯」とは、人間ひとりが1日生きていくのに必要な量です。
飲み水は1日に1人当たり2リットル程度必要ですが、生きることを考えるとそれだけでは不十分です。
顔や体が洗えなかったり、衣服の洗濯ができなかったりという理由で、衛生状態が保てなくなると、病気が蔓延します。
それを防ぎ、最低限の衛生的な生活をするためには、少なく見積もっても1日に1人当たり10リットルの水が必要です。


■つまり、バケツ1杯という命の基本単位で、いろいろな水をはかってみようというのが、
「明日の水は大丈夫? バケツ1杯で考える「水」の授業」の趣旨です。


■たとえば、日本人は1日バケツ25杯の水を使い、水道からは1分間にバケツ1・2杯の水が流れます。一方、西アフリカでは1日にバケツ1杯も使えません。
お茶碗1杯のごはんをつくるにはバケツ28杯の水が必要で、日本の水道水はバケツ1杯1・53円です。


■このようにバケツ1杯という基本単位でいろいろな事象を見ていくと、遠い世界のことだと思っていたことが、自分と関連づけて考えられるようになります。


■ぜひ、あなたも本書を読んで、いろいろな水問題を身近に感じてみてください。
「明日の水は大丈夫? バケツ1杯で考える「水」の授業」(技術評論社)
http://tinyurl.com/yfoskny

どうぞよろしくお願いします。それでは、今日の授業です。

■□■きょうの話題■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「バケツ1杯の水をからだから失うと死んでしまう」
(→水と体のはなし)
http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/body/body.html
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■ちょっと考えてほしいのですが、これまでに水をまったく飲まなかった日はありますか?「水は飲んでないけど、お茶やジュースは飲んだ」というのはナシ。
あれも水と考えます。
そうすると水を飲まなかった日は1日もないことに気づくでしょう。
減量中のボクサーがりんご1個で過ごしたという話を聞いたことがありますが、
りんごは80パーセントが水分だから、ボクサーはりんごから水分と栄養分を補給したことになります。
つまり、人間は水なしでは生きていけない。


■そもそも人の体にはどのくらいの水が含まれているのでしょう。
大人の場合、約60パーセントが水です。体重50キロの人なら30キロ分。
体のなかにバケツ3杯の水をもっています。60パーセントの水分を含んでいるもので、身近なものといえば、おしぼりです。
水がしたたるほどではないが、きちんとしめっているおしぼりの水分量が60パーセントなのです。


■体のなかの水分の割合は年齢とともに変化します。
生まれたばかりの赤ちゃんは、体の75パーセントが水ですが、成長するにつれ、
子どもで70パーセント、大人で60パーセントと減っていきます。
成長とともに水分の割合が減るのは、体に脂肪がついてくるから。
脂肪が増えると水をためておく場所が少なくなり、水の割合が減ってしまいます。
 

■お年寄りになるとさらに減って、50パーセントに。
この変化は、筋肉の量に関係しています。力強い筋肉には水がたくさん含まれていますが、
年をとって筋肉が減っていくと、そのぶん水分が減っていきます。


■私たちの体の半分以上が水なのです。
すべての生物はからだのなかに海をもっているといえます。
生命はいまから約35億年前に発生したといわれていますが、
その場所は、いろいろな無機物、有機物がたくさんとけている
「物質のスープ」のような海だったと考えられています。
そこで長い時間をかけて化学変化が起こり、生命が誕生したと考えられています。


■おもしろいことに、海水と血液を構成している成分とその比率はとてもよく似ています。
血液からタンパク質などの大きな分子を除くと、残りの成分(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)の比率がほとんど海水と同じなのです。
これは生命が海で誕生したことと関係があるのではないかと考えられている。


■体のなかの水の「3分の2」は細胞のなかにあります。残りの「3分の1」は血液やリンパ液などで、
体をめぐって栄養や酸素を運んだり、いらなくなったものを体の外に出したり、体温を一定に保つ働きをしています。


■たとえば、心臓から送られる血液は1日にバケツ720杯分だし、
腎臓は体のなかのリサイクル工場で、1日にバケツ20杯分の血液をきれいにしています。


■からだを維持していくにはどうしても水が必要です。
人間は、水と睡眠さえしっかりとっていれば、たとえ食べものがなかったとしも2~3週間は生きられます。
でも、水を一滴も飲まなければ、4~5日で死んでしまうのです。
体内の水が不足することを脱水症状といいますが、脱水症状をおこすと、
体温を調節する汗が出なくなり体温がどんどん上がってしまいます。
また、汗やおしっこが出なくなるため体内に老廃物が溜まり、血液の流れが悪くなり、全身の機能が障害を起こして、死んでしまうのです。


■では、どのくらいの水が失われたら生きていけなくなるのでしょうか。
じつは、体内の水分の20パーセントが失われると生きていけません。
体重50キロの人なら10キロ分(バケツ1杯分)の水がなくなると、死んでしまうことになります。


【「1000年水」のバックナンバーはこちらから↓↓】
http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

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◆近日開催される講演・セミナー情報
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■館林市民大学講座
<日時>  10月28日(水)19:00〜20:30
<会場>  館林市文化会館大ホール
<主催>  館林市民大学講座実行委員会/館林市教育委員会
<問合せ> 館林市市役所生涯学習課生涯学習係/TEL 0276・72・4111
<詳細>
http://www.aqua-sphere.net/seminar/2009/pdf/091028.pdf
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■東京学芸大学講演
<日時> 11月5日(木)10:30〜12:00
<会場> 東京学芸大学
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■東大和市中央公民館講座
<日時>  11月19日(木)10:00〜12:00
<会場>  東大和市中央公民館
<主催>  東大和市中央公民館
<問い合わせ先> 東大和市中央公民館/TEL 042・564・2451
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◆メディア掲載情報
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■『ソトコト』2009年10月号「あたらしいニッポンのかたち」でインタビューを受けました。
「日本は本当に水資源豊かな国なのか」を語っています。

■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf

■毎日新聞「水道水:もっと飲もう エコで味、質とも向上」にてコメントしました。
http://mainichi.jp/life/food/news/20090917ddm013100124000c.html

■月刊ジュニアエラ2009年9月号「今月の本棚」で『水の大研究』が紹介されました。
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/junioraera0910.pdf

■『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)を
http://tinyurl.com/ndr6vm
以下の書評などで紹介していただきました。

●毎日新聞「今週の本棚」森谷正規氏評(2009年7月26日)
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf
「世界的な水不足は、輸入食料価格の高騰、さらには入手難となって、日本にも重大な影響をもたらす恐れが大きい」

●上毛新聞「三山春秋」(2009年8月4日)
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/jomo090804.pdf
「水問題は、著者によると、地球と人間社会との不調和が生んだ問題の一つ。
エネルギー問題、食料問題と密接に絡み、これら〈三つ子〉の問題が地球温暖化という現象として現れてきた」

●小学館「本の窓」9・10合併号 PHP研究所大久保龍也氏「私の編集した一冊」
http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/honnomado090820.pdf
「世界の水争奪戦を俯瞰するとともに、水ビジネスの動向なども交え、今後、日本がとるべき対策を解き明かす。資源・環境問題を考えるに欠かせない一冊である」

●日刊工業新聞「話題の本」(2009年8月21日)
「本書は、世界各地で起きている水の争奪戦の実情を見ていく。
水争奪戦は、水資源をめぐって国際間の紛争・戦争だけでなく、水利権や上下水道ビジネスをめぐる経済戦争でもある。
企業間や、企業と地域社会のケースもある。また、エネルギー・食料・水の“三つ子問題”は、
人類が地球の恩恵を無秩序にむさぼり続けた結果である地球温暖化の問題児でもある、と。」

●中日新聞「新刊案内」(2009年8月30日)
「日本人は水だけは自給自足できていると少なからず錯覚しているが、食料輸入という形で世界中の水を大量に消費している。
一方で、日本の豊かな森林(水源地)は外国による買収の標的にもなりつつある。
世界各地の水事情やグローバルな水企業の巨大ビジネスを紹介し、日本も決して無縁ではいられない水問題の輪郭を浮き彫りにする。」

●北海道新聞「新刊案内」(2009年9月27日)
「国全体が水不足に苦しむ豪州、上流の中国と下流の国々とが対立するメコン川など、
世界の深刻な水事情を旅する形で見ていくとともに、各国で水道業務を請け負う巨大企業の動きなど多岐にわたる水問題を解説する。
また水とエネルギーとの密接な関係にも触れていく。全編を通して読みやすく、問題の根深さとその打開策について理解しやすい構成だ。」

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◆「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
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■いろいろな水問題をバケツ1杯というものさしではかってみましょう。
『明日の水は大丈夫?バケツ1杯で考える「水」の授業』(技術評論社)
http://tinyurl.com/ksgsx3

■水問題の「いま」がわかります!
『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/ndr6vm

■小学校の総合学習教材として採用されています!
『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所)
http://tinyurl.com/24hn5f

■「水」を勉強するための入門書として好評をいただいております!
『おいしい水 きれいな水』(日本実業出版社)
http://tinyurl.com/3bzy7t
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◆「水」の講演、出前授業!いたします
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■水の不思議や水問題について橋本淳司がわかりやすくお話しします。
過去の講演実績はこちらからご覧ください。
http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html

■ご依頼はメールにてお願いします。
welcome@aqua-sphere.net
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◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ
Vol.54 2009/10/14発行
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編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所
http://www.aqua-sphere.net/
メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで
登録解除のお手続きは http://www.mag2.com/m/0000273841.html
バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html
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