2009/09/09
◆◇【1000年水】Vol.49 2009/9/7発行「ヒ素に汚染された水を飲むバングラディシュの人たち」
━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━ ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆ Vol.49 2009/9/9発行 ━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━ ─■ CONTENTS ■───────────────────────── ★ HOT TOPICS ★ 明日9月10日、世田谷ものづくり大学にて、 「水のスマートユースを考えよう」という ワークショップを行います。 ★ きょうの話題 ★ ヒ素に汚染された水を飲むバングラディシュの人たち (→水と暮らしのはなし) http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/kurashi/kurashi.html ───────────────────────────────── ◆ おはようございます。橋本淳司です。 ◆ 明日9月10日、午後8時より世田谷ものづくり大学にて、 「水のスマートユースを考えよう」というワークショップを行います。 ◆ 「水問題」という「つかみどころのない言葉」が メディアなどで頻繁に取り上げられています。 うーーん、それっていったいなんなのか、と思う人も多いでしょう。 ◆ そこで、、、、 「水問題」と私たちはいったいどのような関係があるのか、 もし解決方法があるとしたら、私たちはどんなことができるかを、 「水循環の絵」や「マインドマップ」を描きながら 考えてみようというものです。 ◆ 楽しみながら考えられるワークショップですので、 ぜひ遊びにきていただければと思います。 【イベント名】「水のスマートユースを考えよう」 http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/timetbl/post-33.html ★スピーカー:橋本淳司(みずのがっこう副校長) ★主 催 :Think the Earthプロジェクト「みずのがっこう」 http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/ ★日 時 :2009年9月10日(木)20:00〜21:10 (開場19:30〜) ★場 所 :世田谷ものづくり大学 (〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-4-5) http://www.r-school.net/about/access.html ★参加費 :無料 ★申込方法 :下記メールアドレスまでお申し込みください。 メール件名は「みずのがっこう 9/10橋本授業参加申込」とし、 本文にお名前(フルネーム)、参加人数をご記載ください。 ★申し込みアドレス: waterplanet@thinktheearth.net ◆ 以上です。よろしくお願いします。 それでは「きょうの話題」にいってみましょう。 □★□★ きょうの話題 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ヒ素に汚染された水を飲むバングラディシュの人たち (→水と暮らしのはなし) http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/kurashi/kurashi.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◆ バングラデシュは水資源が豊富な国です。 豊富というより洪水のイメージが強いかもしれません。 水はたくさんあるのですが、 残念なことに安全な水も豊富とはいえません。 ◆ バングラデシュを歩くと各地でペンキで赤く塗られた井戸を目にします。 なかには大きく「バツ印」が書かれたものもあります。 これは、井戸から出る水がヒ素に汚染されていることを意味しています。 ◆ 井戸水を飲む前、 バングラデシュの人々は、川や湖沼の水を飲んでいました。 しかし、この水が細菌に汚染されていたため、 下痢やコレラが蔓延し、命を落とす子どもが後を絶ちませんでした。 ◆ そこで1970〜80年代にかけて、 政府は国際支援団体と協力し、 清潔な水を国中の村に供給するプロジェクトをスタートさせました。 ◆ このとき解決策として考えられたのが「管井戸」でした。 地下の比較的浅いところにある帯水層までボーリングし、 シンプルで頑丈な手押しポンプで水をくみ上げます。 ◆ 90年代初めまでに、 バングラデシュの人口の95%が管井戸の水を飲めるようになりました。 ◆ ところが、この地下水がヒ素に汚染されていたのです。 ヒ素に汚染された井戸は「飲用禁止」の意味で赤く塗られました。 しかし、いまでもこの井戸が普通に使われています。 子どもたちは井戸のまわりに集り、ゴクゴクと水を飲み、 女性は生活用水として使っています。 ◆ 1億3000万人の人口のうちの3000万人以上が 基準値を超える濃度のヒ素を含む井戸水を飲み続けています。 ◆ ヒ素は味もにおいもなく、中毒症状が出るまでに5、6年かかることもあります。 それでも着実に人体を蝕んでいきます。 私はヒ素中毒になり全身に黒い斑点のできた何人もの人に会いました。 そのなかには小さな子どももいました。 ヒ素は粘膜や皮膚に影響を与え、 結膜炎、ぜんそく、泌尿器などの障害を誘発します。 皮膚、肝臓、泌尿器、肺などのガン原因となることもあります。 そして、最悪の場合、死にいたります。 ◆ それでも彼らはヒ素に汚染された水を飲んでいます。 なぜだと思いますか。 「私たちの村に、近くに水源がないのです。 毎日、村の女性たちが普段の仕事のほかに 3時間の時間を費やして水汲みに行きます。 貧しい家庭の女性たちが水汲みに時間を費やすため、 彼女たちの肉体的・精神的苦痛も大きく、 経済的にも苦しくなるばかりです。 その水が飲めないことは知っています。 ですが、今日の水に困っているのです」 ◆ 彼らは今日という日を生きるために、 ヒ素の入った水を飲み、自らの大切な命を縮めているのです。 【1000年水バックナンバーはこちらから↓↓】 http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 近日開催される講演・セミナー情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ★Think The EarthプロジェクトWaterPlanet2009「みずのがっこう」 「水のスマートユースを考えよう」(公開) <日 時> 9月10日(木)20:00〜21:30 <会 場> IID世田谷ものづくり学校(東京・世田谷区) http://www.r-school.net/about/access.html <主 催> Think The Earthプロジェクト <定 員> 先着40名 <参加費> 無料 <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓> http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/timetbl/post-33.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 館林市民大学講座 <日時> 10月28日(水)19:00〜20:30 <会場> 館林市文化会館大ホール <主催> 館林市民大学講座実行委員会/館林市教育委員会 <問い合わせ先> 館林市市役所生涯学習課生涯学習係 TEL 0276ー72ー4111(代表) <詳しい内はこちらへ↓> http://www.aqua-sphere.net/seminar/2009/pdf/091028.pdf □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メ デ ィ ア 掲 載 情 報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ 私の新刊、 『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所) http://tinyurl.com/ndr6vm が、発売から約1か月経ちました。 書評にとりあげられるなど、多くの人が読後の感想を さまざまなメディアで発表してくださっているので、 まとめてご紹介したいと思います。 ●毎日新聞「今週の本棚」森谷正規氏評(2009年7月26日) http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf 「水問題の専門家である著者は、海外諸国を調査に歩いているが、 激化する水紛争を明らかにする」 「世界的な水不足は、輸入食料価格の高騰、さらには入手難となって、 日本にも重大な影響をもたらす恐れが大きい」 ●上毛新聞「三山春秋」(2009年8月4日) http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/jomo090804.pdf 「水問題は、著者によると、 地球と人間社会との不調和が生んだ問題の一つ。 エネルギー問題、食料問題と密接に絡み、 これら〈三つ子〉の問題が地球温暖化という現象として現れてきた」 ●小学館「本の窓」9・10合併号 PHP研究所大久保龍也氏「私の編集した一冊」 http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/honnomado090820.pdf 「世界の水争奪戦を俯瞰するとともに、 水ビジネスの動向なども交え、今後、日本がとるべき対策を解き明かす。 資源・環境問題を考えるに欠かせない一冊である」 ●スラッシュドット・ジャパン 2009年8月3日 http://slashdot.jp/~patagon/journal/483825 「フランス発のウォーター・バロン(水の企業)、 中国の水源買いあさり、怖い。 国連にはアメリカ、日本に金を出させて、 フランスは人を送り込み、 水に関するISOの規格やWTOの協定を自国の物を基に、 自国に都合いいように作らせ、世界を席巻するフランス、したたかだ。 民営化が必ずしも効率化の道ではない。 国、地域、地方によって相応しい水の営みがある。 この本は読むべき」 □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◆2009年7月1日発刊!水問題の「いま」がわかります! ↓↓↓ 『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所) http://tinyurl.com/ndr6vm ◆小学校の総合学習教材として採用されています! ↓↓↓ 『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」 不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所) http://tinyurl.com/24hn5f ◆「水」を勉強するための入門書として好評をいただいております! ↓↓↓ 『おいしい水 きれいな水』(日本実業出版社) http://tinyurl.com/3bzy7t □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「水」の講演、出前授業!いたします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◆水の不思議や水問題について 橋本淳司がわかりやすくお話しします。 ◆過去の講演実績はこちらからご覧ください。 ↓↓↓ http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html ◆ご依頼はメールにてお願いします。 ↓↓↓ welcome@aqua-sphere.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ Vol.49 2009/9/9発行 ────────────────────────────────── 編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所 http://www.aqua-sphere.net/ メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで 登録解除のお手続きは http://www.mag2.com/m/0000273841.html バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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2009/12/02 ◆◇【1000年水】Vol.61 2009/12/2発行「未来都市ドバイ」の噴水が止まった
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2009/11/25 ◆◇【1000年水】Vol.60 2009/11/25発行「地方の町が「おいしい水」を飲み続けるためには」
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2009/11/18 ◆◇【1000年水】Vol.59 2009/11/18発行「水はサプリメントではない」
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2009/11/11 ◆◇【1000年水】Vol.58 2009/11/11発行「グローバル水企業の資金源」
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2009/11/04 ◆◇【1000年水】Vol.57 2009/11/4発行「【1回2杯から1杯2回へ】トイレでジャバーと流れる水は減少中」


