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2009/08/19

【1000年水】(2009/8/19発行)「投票によって三つ子の問題を解決する」

━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━

 ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆

                     Vol.46 2009/8/19発行
━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━

─■ CONTENTS ■─────────────────────────

 ★ きょうの話題 ★ 「投票によって未来は変わる・

            三つ子の問題を解決するには政治を変えなくてはならない」

    (→水の問題と解決のための知恵)
     http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/wits/wits.html

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◆   おはようございます。橋本淳司です。

    水の問題は、食料の問題、エネルギーの問題と関係しています。

    この3つの問題は「三つ子の問題」といえるでしょう。


◆   地球温暖化は石油・石炭などの化石燃料に依存しすぎた結果と起きました。

    地球温暖化は水の循環のバランスを崩し、

    水不足や洪水を加速させます。

    温度が上がると海面からの蒸発がさかんになって、

    雲の発生が早くなります。

    その水蒸気が雨や雪になって地上に降り注ぎますから、

    世界全体の水循環が強まり、雨量が増加します。

    ところが水の少ない地域では、温度上昇の影響で蒸発がよりさかんになり

    水不足がひどくなります。

    もともと人間は水のあるところに住んでいますから、

    このことは農作物生産や居住に大きな影響を与えます。


◆   食料問題は水問題とイコールです。

    食料生産には水が欠かせません。

    日本は大量の食料を海外から輸入しています。

    輸入品目は、小麦、大豆、トウモロコシなどの穀物を中心に、

    野菜、肉など、食卓に並ぶあらゆるものです。

    大量の食料を輸入するということは、

    大量の水を輸入するということです。

    ですが、この流れは永続的なものではありません。

    日本の主要輸入相手国である中国、オーストラリア、アメリカが

    深刻な水不足に陥っている状況を考えると、

    これらの国々から今後もいままでと同じように

    大量の食料を輸入できるとは思えません。


◆   食料生産には大量の石油エネルギーがつかわれ、

    地球温暖化の原因になっています。

    そして、化石燃料はいま枯渇しようとしています。

    このように三つ子の問題は複雑に絡み合っています。


◆   この問題を解決するには政治を変えることが大切です。



◆   5年前、アメリカのテキサス州で巨大風車群を見たときにはとても驚きました。

    京都議定書に批准せず、

    石炭・石油エネルギーに固執し、

    地球温暖化には無関心と思われていた国の自然エネルギー開発が

    これほど進んでいるとは思わなかったからです。

    それもブッシュ大統領(当時)のお膝元で……。


◆   2008年になってオバマ大統領の掲げる

    「グリーンニューディール」が話題になり、

    アメリカの自然エネルギーへの転向が話題になりましたが、

    その萌芽はすでに数年前からあったのです。


◆   アメリカの自然エネルギー産業では、

    ウインドファームの建設、屋上用ソーラーパネルの設置、

    太陽熱発電プラントや地熱発電プラントの建設に対応するため、

    日々新規労働者の雇用が進められています。

    発電用装置を製造する各企業は、生産高を年間30%以上も伸ばしています。


◆   では日本はどうでしょうか。

    すばらしい自然エネルギー技術を早々に開発したにもかかわらず、

    アメリカの顔色をうかがって自然エネルギーへの転換を図らず、

    そのうちに地球温暖化対策がG8のなかで最も遅れてしまった日本は、

    まるでドン・キホーテです。


◆   騎士道物語を読みふけり、ついには自分を勇敢な騎士と思い込み、

    巨大な風車に挑んでしまったドン・キホーテは、

    しばしば「現実を無視したおろかな行動」の代名詞とされています。


◆   スペインのラ・マンチャ地方をたずねたとき、

    視界をさえぎるものがいっさいない赤茶けた荒野にうえに、

    村落が貝殻のようにへばりつき、

    そのうえには真っ青な空が果てしなく広がっていました。

    そんな褐色の大地と真っ青な空を背に、

    純白の巨大風車がそびえたっていました。


◆   風車がオランダからスペインに入ってきたのは1575年頃で、

    当時、風車は時代の最先端をいく強力な機械でした。

    文明の象徴だったのです。

    それがひなびた田舎町にとつぜん姿を現し、

    うなりをあげて巨大な羽を回転させはじめたのです。

    ドン・キホーテには邪悪な意志をもつ「巨人」のように見えたのでしょう。


◆   しかしいまや風車は自然エネルギーの象徴の1つであり、

     それを敵と見なし、

     石油エネルギーや原子力に固執することこそ

    「現実を無視した愚かな行動」といえますが、

    そうしたドン・キホーテが日本の中枢に多いのは事実です。


◆   日本でも遅ればせながら「日本版グリーンニューディール」が話題になり、

    雇用創出策として注目を集めています。


◆   しかし、役人同士の小競り合いの結果、

    思い切った政策が打ち出せないでいます。

    政治家、官僚、業界(財界)の誰からも文句のでない

    「骨抜き」の政策が打ち出され、結局はすべてが先送りになりため、

    最終的には国民に不利益をもたします。


◆   いまは、大所高所から国の進む方向を考えるべき

    最後のチャンスといえる時期なので、

    水問題や地球温暖化の被害を受けない高齢議員、高齢財界人は

    退場してもらったほうがいいでしょう。


◆   自然エネルギーには地球温暖化防止のねらいもあります。

    21世紀の水問題の1つが、地球温暖化によって水の循環が変わることです。

    気候変動により水循環のバランスが崩れ、

    渇水や洪水の被害が増えています。


◆   自然エネルギーの利用はこの問題を解決する1つの方法です。

    自然エネルギーへのシフトという1つのソリューションによって、

    雇用創出と地球温暖化防止を同時に実現できるのですから、

    いますぐにでも本格的に転換すべきです。


◆   地球環境は誰もその恵みを享受するべき公共財です。

    さまざまな対策や経済システムをまとめ、

    国民を環境保護の行動に向けるしかけをつくるには、

    法体系整備、予算の適正な配分などを通じて社会システムを変えていく

    政府の強い政策が必要です。


◆   そのためには、地球温暖化や三つ子の問題を真剣に受け止め、

    官僚と業界の圧力に屈せず、

    自然エネルギーを推進するパワーをもった政治家が必要です。

    私たちはそのような政治家を選挙の際に投票すべきです。


◆   「プランB」を提唱するレスター・ブラウン氏は

    ブッシュ政権下のアメリカで、投票による地球温暖化防止を呼びかけ、

    その結果、

    現在のアメリカはオバマ大統領のもとで

    自然エネルギー大国へと向かって猛スピードで走り出しました。
 

◆   投票によって未来は変えられるのです。
    

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     http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

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   ★上毛新聞コラム「三山春秋」で

    『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』が、
     http://tinyurl.com/ndr6vm

    紹介されました。
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    http://www.jomo-news.co.jp/news/d/2009/08/04/column.htm


   ★毎日新聞朝刊「今週の本棚」で

    『世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日』が、
     http://tinyurl.com/ndr6vm

    紹介されました。
    ↓↓↓
    http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf

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         近日開催される講演・セミナー情報
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    ★大地を守る会・ポコポコセミナー

     「日本の水と食との未来予想図」(公開)

     <日時>  8月29日(土)10:00〜

     <会場>  津田ホール(渋谷区千駄ヶ谷1-18-24)

           ※JR千駄ヶ谷駅/都営大江戸線・国立競技場下車

           アクセス:http://tsudahall.com/

     <主催>  大地を守る会

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
      http://www.daichi.or.jp/info/news/2009/0710_1066.html

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    ★Think The EarthプロジェクトWaterPlanet2009「みずのがっこう」

     「水のスマートユースを考えよう」(公開)

     <日 時> 9月10日(木)20:00〜21:30

     <会 場> IID世田谷ものづくり学校(東京・世田谷区)
           http://www.r-school.net/about/access.html

     <主 催> Think The Earthプロジェクト

     <定 員> 先着40名

     <参加費> 無料

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
      http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/timetbl/post-33.html

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    ★ エヌ・ティー・エスセミナー

     「各国と日本における水事情と水ビジネスの今後のゆくえ」(公開)

     <日時>  9月11日(土)10:00〜

     <会場>  エヌ・ティー・エスセミナールーム

     <主催>  株式会社エヌ・ティー・エス

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
           http://www.nts-book.co.jp/seminar/09/aa.html

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    ★ 館林市民大学講座

     <日時>  10月28日(水)19:00〜20:30

     <会場>  館林市文化会館大ホール

     <主催>  館林市民大学講座実行委員会/館林市教育委員会

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     「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
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   ◆水の不思議や水問題について

      橋本淳司がわかりやすくお話しします。

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