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2009/08/12

【1000年水】45 2009/8/12発行「水のスマートユースをはじめよう」

━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━

 ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆

                     Vol.45 2009/8/12発行
━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━

─■ CONTENTS ■─────────────────────────

 ★ きょうの話題 ★ 「水のスマートユースをはじめよう」

─────────────────────────────────

◆   おはようございます。橋本淳司です。

    最近、よくバケツのことを考えます。


◆   バケツについていちばん衝撃を受けたのは、

    1999年の東海村JCO臨界事故のときに

    原料であるウラン化合物の粉末を溶解する工程で、

    ステンレス製のバケツを使っていたと聞いたときでした。

    とても驚きました。

    「なんでバケツにウランをいれようと思ったのだろうか」

    「バケツでウランをあつかっても大丈夫だと思ったのか」

    「どうしてバケツでウランをあつかえといわれて、

     誰もNOといわなかった(いえなかった)のか」

    その後もときおりこの事故とバケツのことを考えています。


◆   バケツは「馬穴」と書くことがありますが、

    あれは宛て字だそうですね。もとは英語のbucketだそうです。


◆   いろいろな大きさがあるけれど、

    いちばん使いやすいのはやや大きめの10リットルのものですかね。

    ここに水をいっぱいに入れると、

    10キロになるわけで、かなりの重みがあります。


◆   バケツに水をはってみて、この分量の水で何ができるのかなと、

    思って、あまり得意でない計算を、

    電卓片手にかちゃかちゃとやるようになりました。


    たとえば、

    ●1分間に水道から出る水はだいたいバケツ1杯分

    とか、

    ●お風呂に水をいっぱいにするにはバケツ20杯分

    とか、

    ●日本人が1日に使う水はバケツ30杯分

    とか、

    ●牛肉100グラムをつくるのに必要な水はバケツ206杯分

    とか、

    ●鉄1キログラムつくるのに必要な水はバケツ1杯分

    とか、

    ●人間が生きるためにギリギリ必要な水の量はバケツ1杯分

    とか。


◆   ものごとを考えるには、ものさしが必要だと思います。

    そして、バケツという、一見、どんぶり以上におおざっぱなモノサシが、

    何か新しい視点を与えてくれるのではないかというような気がして、

    バケツに入った水の向こうに、問題を解決する策はないかと眺めています。


    
□★□★ きょうの話題 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    「水のスマートユースをはじめよう」

    (→水の問題と解決のための知恵)
     http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/wits/wits.html
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◆   水は雲から雨となって大地に降り注ぎ、

    地上で川の流れをつくり、海に注ぎ、

    水蒸気になって再び大気へ戻り、雲になります。

    水はすがたを変えながら地球をめぐり、

    バランスを取りながら多くの生命を育んでいます。

    私たちが飲んだり、顔を洗ったりしている水も

    もちろんこの循環のなかにあります。


◆   いま水をスマートにつかうことが求められていますが、

    スマートにつかうとは、

    結局のところ、水の循環をさまたげないということです。


◆   たとえば、水を過度に使い、汚すと水の循環に負担がかかってしまいます。

    ダムをつくって川をせき止めたり、

    道路を舗装したり、

    河川の護岸をコンクリートで固めて水の地下への浸透を阻害したりすると

    水の循環が変わってしまいます。


◆   では、元に戻すにはどうしたらよいでしょうか。


◆   じつは簡単です。いままでやってきたことを元に戻せばいいのです。


◆   普通のアスファルトやコンクリートに降った雨は、

    地下にしみ込むことなく、

    水たまりになったり側溝に流れ込んだりと、

    都市型洪水の原因になります。

    最近では、

    舗装の下の土壌に水を浸透させることのできる透水性舗装がある。

    普通のアスファルトやコンクリート舗装を透水性舗装に変えると、

    豪雨時の下水や河川の反乱防止につながるほか、

    地下水涵養や地中の生態系の改善などの効果があります。


◆   治水や利水のために、多くの川がまっすぐに整備され、

    三面をコンクリートで固められました。

    アスファルトの道路に降った雨は、コンクリートで固められた川に入り、

    海まで一気に流れていきます。

    これは果たして川といえるでしょうか。

    コンクリートに覆われた水路ではないでしょうか。

    いきものは住みにくく、砂は河口まで運ばれず、砂浜もやせました。

    こうして失われた川の機能を取り戻すために、

    川を自然な護岸に戻したり、再蛇行する試みがはじまっています。


◆   治水目的のダムは森林を整備することで減らすことができます。

    そもそも森林は「緑のダム」とも呼ばれ、

    雨水を受け止め、土壌にしみ込ませ、ろ過し、地下水として蓄えます。

    こうした役割を果たす森林を水源涵養林といいます。

    この水源涵養林の維持管理を飲料メーカーなどが担うケースがあります。


◆   そのほかにも地下水を使用するメーカーが、

    作付け前や稲作後の田んぼに川から水を引き、

    使用量以上の160トン地下水を涵養できています。

    今後、企業が地域の水を使用する場合、こうした試みが必要になるでしょう。


◆   水を育むとは水の循環をもとにもどすことにほかなりません。

    そうした視点で身のまわりを見れば、やれることはたくさんあるのです。



    【1000年水バックナンバーはこちらから↓↓】
     http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

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        メ デ ィ ア 掲 載 情 報
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   ★上毛新聞コラム「三山春秋」で

    『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』が、
     http://tinyurl.com/ndr6vm

    紹介されました。
    ↓↓↓
    http://www.jomo-news.co.jp/news/d/2009/08/04/column.htm


   ★毎日新聞朝刊「今週の本棚」で

    『世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日』が、
     http://tinyurl.com/ndr6vm

    紹介されました。
    ↓↓↓
  http://www.aqua-sphere.net/media/pdf/2009/mainichi090726.pdf

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         近日開催される講演・セミナー情報
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    ★Think The EarthプロジェクトWaterPlanet2009「みずのがっこう」

     「世界水旅行でいろいろな水問題を知ろう」(公開)

     <日 時> 8月18日(火)20:00〜21:30

     <会 場> 東京ミッドタウン・デザインハブ内(東京・港区)
           インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
           http://www.designhub.jp/access.html

     <主 催> Think The Earthプロジェクト

     <定 員> 先着40名

     <参加費> 無料

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
      http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/timetbl/post-6.html

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    ★大地を守る会・ポコポコセミナー

     「日本の水と食との未来予想図」(公開)

     <日時>  8月29日(土)10:00〜

     <会場>  津田ホール(渋谷区千駄ヶ谷1-18-24)

           ※JR千駄ヶ谷駅/都営大江戸線・国立競技場下車

           アクセス:http://tsudahall.com/

     <主催>  大地を守る会

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
      http://www.daichi.or.jp/info/news/2009/0710_1066.html

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    ★Think The EarthプロジェクトWaterPlanet2009「みずのがっこう」

     「水のスマートユースを考えよう」(公開)

     <日 時> 9月10日(木)20:00〜21:30

     <会 場> IID世田谷ものづくり学校(東京・世田谷区)
           http://www.r-school.net/about/access.html

     <主 催> Think The Earthプロジェクト

     <定 員> 先着40名

     <参加費> 無料

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
      http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/timetbl/post-33.html

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    ★ エヌ・ティー・エスセミナー

     「各国と日本における水事情と水ビジネスの今後のゆくえ」(公開)

     <日時>  9月11日(土)10:00〜

     <会場>  エヌ・ティー・エスセミナールーム

     <主催>  株式会社エヌ・ティー・エス

     <詳しい内容とお申し込みはこちらへ↓>
           http://www.nts-book.co.jp/seminar/09/aa.html

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    ★ 館林市民大学講座

     <日時>  10月28日(水)19:00〜20:30

     <会場>  館林市文化会館大ホール

     <主催>  館林市民大学講座実行委員会/館林市教育委員会

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     「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
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 ◆2009年7月1日発刊!水問題の「いま」がわかります!
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 『世界が水を奪い合う日、日本の水が奪われる日』(PHP研究所)
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  不思議な世界をのぞいてみよう』(PHP研究所)
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 『おいしい水 きれいな水』(日本実業出版社)
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       「水」の講演、出前授業!いたします
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   ◆水の不思議や水問題について

      橋本淳司がわかりやすくお話しします。

   ◆過去の講演実績はこちらからご覧ください。
     ↓↓↓
    http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html

   ◆ご依頼はメールにてお願いします。
     ↓↓↓
    welcome@aqua-sphere.net

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【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ
                      Vol.45 2009/8/12発行
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