2009/04/22
◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆Vol.29 2009/4/22発行 水の授業
━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━ ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆ Vol.29 2009/4/22発行 ━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━ ─■ CONTENTS ■───────────────────────── ★ 今日の話題 ★ 水の授業 ───────────────────────────────── ◆おはようございます。橋本淳司です。 ◆先週『ecocolo』誌に浄水器の選び方についての取材を受けた ↓↓↓ http://www.ecocolo.com/editorial/index.php というお話をしましたが、 その後、3つの雑誌から浄水器関連の企画の相談がきました。 ◆もしかすると、この不況で、 ミネラルウォーターを買っていた人が 浄水器に切り替えているのかもしれません。 ◆ミネラルウォーター1リットルの平均小売価格は94円です。 1日に必要な水分量2・5リットルをすべてミネラルウォーターで まかなったとすると、1カ月の支出は7050円です。 ◆7050円あるとポット型の浄水器が買えてしまいます。 ブリタ社のアルーナXLは3780円で、 2か月に一度、ろ過カート1659円を交換しても、 ミネラルウォーターを買い続けるよりもずいぶんと安いのです。 ◆さらにミネラルウォーター2か月分の14100円を出せば、 蛇口直結型の浄水器が買えます。 三菱レイヨンのクリンスイCSPXは11500円、 東レのトレビーノ・カセッティ402Xは12000円です。 ◆そうしたことから、ミネラルウォーター派の人が、 浄水器に乗り換えているのではないか、というのが僕の仮説です。 ゴミが出ないのもいいですよね。 □★□━★ 今日の話題 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 水の授業 (→水問題と解決のための知恵) http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/wits/wits.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◎まずは自分の水使用量を確認 ◆世界の水事情を伝える授業「世界水旅行」を、 横浜市立桂小学校で行いました。 世界水旅行はまず、 「昨日、何リットルの水を使用したか」を 考えるところからはじまります。 そして自分の水使用量を、 1)「50リットル以下」 2)「50〜100リットル」 3)「101〜200リットル」 4)「201〜300リットル」 5)「300リットル以上」のうち、 どれに該当するかを挙手してもらいます。 ◆1日の水使用量はどのくらいなのでしょうか。 まずは飲み水は、2・5リットル。 洗顔・はみがきは、1分間に水道の蛇口から出る水の量は 12リットルなので、これに使った時間(分)をかけて求めます。 たとえば、水を出しっぱなしで3分間使うと36リットル。 止めながら30秒使うと6リットルです。 ◆トイレは、便器の性能、大便か小便かによって使用量は 異なりますが、1回7リットルと計算します。 ◆次にシャワーですが、1分間にシャワーヘッドから出る 水の量は8リットル。 これに使った時間(分)をかけて求めます。 洗顔・はみがき同様、出しっぱなしで使ったか、 止めながら使ったかによる差が大きく、 たとえば、10分間シャワーを浴びたとして、 その間、出しっぱなしだと80リットル、 体を洗っている時間に止めたとすると、水の使用量は減ります。 ◆風呂はバスタブにはる水の量が200リットル。 洗濯は1回に約70リットル。 炊事は料理から後片付けまで含めて1回約60リットル。 ◆これらを合計すると、1日の水使用量がわかります。 まず自分の水使用量を知り、「世界水旅行」がスタートします。 ◎世界各地の水事情を語る「水の声」 ◆「世界水旅行」では、 『水問題の重要性に気づいていない日本人』(PHP研究所)、 『おいしい水 きれいな水』(日本実業出版社)でまとめたような、 各地で取材した内容、私自身の体験をわかりやすく話します。 (写真・授業風景) ↓↓ http://blogs.yahoo.co.jp/aquasphere2007/28954685.html ◆そのほか世界各地の水事情をリアルに伝えるために、 「第3回世界水フォーラム」のときにまとめられた 「水の声」(142か国・21000件を収録)を伝えます。 現地の人の生の声を子どもたちにそのまま伝え、 感じてもらうためです。 ○マダガスカルの男性の声 「貧しい開発途上国の地方の都市で、 家庭の蛇口からたくさんのきれいな水が出るのは大きなぜいたくです。 公共の噴水が貧しい都市の住民の洗濯や飲料のための水です。 公共の噴水は、私たちの両親のための週に一度のマーケットや 日曜日の礼拝、私たち祖父母が人生や死について話をする場としても 重要です。 生活のための水は、バケツにくまれて家に運ばれ、 とてもとても倹約して使います」 ○ガーナの女性の声 「水は、このエリアでは簡単には利用できません。 我々が手に入れる水は少なく、高価です。 買うことはできますが、十分な量ではありません。 1日中、たくさんの水が利用可能になれば嬉しい」 ◆こうした水の声を聞いた子どもたちの感想を紹介します。 「使った水の量を調べて、自分の予想より、 はるかにたくさんの量を使っていることに驚きました。 日本にはたくさんの水があるのに、たくさんの水を、 ボトル水や食品や製品として、輸入していることを知り驚きました」 「世界各地で起きている水不足はとても深刻だと知りました。 オーストラリアでシャワーが使えなくなったり、 庭の水まきをしていた男性が、 まちの人と言い争いになって殺されてしまったり、 水泥棒が多いという話はショックでした。 私たちは、そのオーストラリアから、 育てるのにたくさんの水をつかう牛肉を買っています。 それは大きな問題だと思いました」 「水のない国で、私と同じ年の女の子が、 3キロも離れたところまで水をくみに行くという話に驚きました。 その子が水汲みのために学校に行くことができないのはかわいそうです。 私はこれから水を大切にしていきたいと思います」 ◎横浜市立桂小学校の水の授業 ◆横浜市立桂小学校では、4回構成の水の授業を行ないました。 1回目がここで紹介した『世界水旅行』、 2回目は横浜市水道局の人による水道水の話、 3回目が川とダム見学、 そして4回目は子どもたちによる研究発表です。 ◆研究発表は5、6人のグループ単位で行われ、 「山に降った雨が水道水になるまでの過程」、 「地球レベルでの水循環」 「水の大切さ」など、 子どもたちがそれぞれテーマを考え、 それを物語、紙芝居、クイズ、すごろく風のゲーム、 模型などで表現しました。 (写真・水循環のわかるすごろく) ↓↓↓ http://blogs.yahoo.co.jp/aquasphere2007/28954698.html (写真・水道水の旅すごろく) ↓↓↓ http://blogs.yahoo.co.jp/aquasphere2007/28954729.html (写真・浄水模型) ↓↓↓ http://blogs.yahoo.co.jp/aquasphere2007/28954743.html (写真・「山にふった雨が海に流れるまで」の模型) ↓↓↓ http://blogs.yahoo.co.jp/aquasphere2007/28954754.html ◆授業で聞いたことや見学したことを、そのままレポートにするのではなく、 伝えるための表現方法を工夫しているところがすごいと思います。 子どもたちの水理解の深まりと感性の豊かさに感動しました。 ◆映画『崖の上のポニョ』の主題歌メロディーにのせて、 水の大切を表現してくれたグループもあった。 みーず みーず みず 大切だ みずのない国 助けましょう みーず みーず みず 節約だ みずを、無駄には、しないように 残った風呂の湯 お洗濯につかいましょ 残った風呂の湯 花や木にあげましょ 水をうばいあうって、悲しいことだよ いまからなら!きっと間に合う! みーずはたいせつだ 水筒もった? みーず みーず みず 大切だ みずのない国 助けましょう みーず みーず みず 節約だ みずを無駄にはしないように ◆発表を終え、最後に自分が水問題とどう向かい合っていくかを宣言し、 4回に渡る水の授業は幕を閉じます。 【1000年水バックナンバーはこちらから↓↓】 http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◆各地の小学校の総合学習教材として採用されています! ↓↓↓ 『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」 不思議な世界をのぞいてみよう』 (PHP研究所) http://tinyurl.com/24hn5f ◆「水」の入門書として好評をいただいております! ↓↓↓ 『発見!ネイチャー&サイエンス おいしい水 きれいな水』 (日本実業出版社) http://tinyurl.com/3bzy7t ◆2009年7月発刊予定です! ↓↓↓ 『世界が水を奪い合う日』(仮) (PHP研究所) □★□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「水」の講演、出前授業!いたします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□★□ ◆水の不思議や水問題についてわかりやすくお話しします。 ◆過去の講演実績はこちらからご覧ください。 ↓↓↓ http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ Vol.29 2009/4/22発行 ────────────────────────────────── 編集・発行:アクアスフィア 橋本淳司事務所 http://www.aqua-sphere.net/ メールでのお問合せ、ご感想は welcome@aqua-sphere.net まで 登録解除のお手続きは http://www.mag2.com/m/0000273841.html バックナンバーは http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンの無断転載は法により禁じられています Copyright (C) 2008aqua-sphere & Junji Hashimoto All rights reserved.
-
2009/11/11 ◆◇【1000年水】Vol.58 2009/11/11発行「グローバル水企業の資金源」
-
2009/11/04 ◆◇【1000年水】Vol.57 2009/11/4発行「【1回2杯から1杯2回へ】トイレでジャバーと流れる水は減少中」
-
2009/10/28 ◆◇【1000年水】Vol.56 2009/10/28発行「水の循環をさまたげない暮らしを考えてみよう」
-
2009/10/21 ◆◇【1000年水】Vol.55 2009/10/21発行「雨水利用を根付かせるためにはグランドデザインが必要だ」
-
2009/10/14 ◆◇【1000年水】Vol.54 2009/10/14発行「バケツ1杯の水をからだから失うと死んでしまう」



