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2009/04/08

◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆Vol.27 2009/4/8発行「赤水、黒水、白水…。水道水の濁り対策」

━━━━━━━━━━━━━━━━ アクアスフィア 橋本淳司事務所 ━━

 ◆◇【1000年水】おいしい水きれいな水を次世代へ ◇◆

                     Vol.27 2009/4/8発行
━━ http://www.aqua-sphere.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━

─■ CONTENTS ■─────────────────────────

 ★ 今日の話題 ★  「赤水、黒水、白水…。水道水の濁り対策」


 ★ HOT TOPICS ★   つくば国際大学東風高校の生徒の作文が、

            読売新聞「気流」に掲載されました。


 ★ メディア掲載 ★ 「地球ニュース」に

           「3年後水没!? 地下水くみ上げでジャカルタ危機」

            という記事を書きました。

 http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/index.shtml

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 ◆おはようございます。橋本淳司です。


 ◆新しい水の本『世界が水を奪い合う日』(仮)は、

   7月にPHP研究所より発売されることになりました。

   原稿はすでに提出しているので、

   これから2カ月くらいかけて校正作業を行うことになります。


 ◆この本のなかでは、主に3つの「水の奪い合い」を紹介しています。


  1 国際河川の水使用をめぐる国と国との水の奪い合い(紛争・戦争)

  2 地下水くみあげをめぐる地域と企業との水(利権)の奪い合い

  3 上下水道ビジネスをめぐる水道事業者、企業間の水の奪い合い


 ◆「水資源豊富な日本は水の奪い合いとは無縁」という人がいますが、

  そういう人は「1」にのみ注目しているのではないでしょうか。

  日本に流れる川は、上流から下流にいたるまで、

  すべて日本の国土内で完結しているので、

  ナイル川流域諸国、メコン川流域諸国などが抱える

  「水の奪い合い」とは無縁です。


 ◆ですが、「2」や「3」の奪い合いは、すでに日本でも起きています。

   「2」について言えば、

   企業の地下水利用が水道料金の値上げの一因になっています。

   上水道は大量に利用するほど割高になるので、

   企業は自前の井戸を掘り、地下水を利用して

   コスト削減を図るようになりました。

   大口利用者が水道を利用しなくなったため、

   水道事業の収益は悪化し、水道料金の値上げにつながりました。

   そのため地域住民が不利益を被っています。 


 ◆「3」についていえば、

   たとえばフランスの民間企業、

   スエズ・ウォーターとヴェオリア・ウォーターの2社は、

   世界中の民営化された上下水道の約7割を寡占しています。

   彼らはすでに日本に上陸し、ビジネスを始めています。

   かたや日本の水道事業者は多くの問題をかかえ、破綻の危機にあります。

   ウォーター・バロンと呼ばれる世界的水企業にとっては、

   日本は格好の市場となっています。
 
 
 ◆つまり、一見、水の奪い合いには無縁と感じられる私たちの日常ですが、

   じつはその渦中にあるのです。

   まずは事実を受け止めていただき、

   そのうえで、

   あなたにも対策を考えていただきたいと、この本を書きました。

   ぜひとも、お読みいただければと思います。


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   「水」の講演、出前授業!いたします
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   ◆水の不思議や水問題についてわかりやすくお話しします。

   ◆過去の講演実績はこちらからご覧ください。
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□★□★ 今日の話題 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    「赤水、黒水、白水…。水道水の濁り対策」

    (→飲み水の話)
     http://www.aqua-sphere.net/1000/ws/drink/drink.html

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◎水道鋼管や貯水槽水道に原因?


 ◆水道水のにごりや臭いの原因は、原水や浄水方法にあるとは限りません。

   水道管や貯水槽に原因があるケースもあります。


 ◆水道の鋼管は、数年使用すると、内部にさびがでます。

   さびは酸化鉄で赤色です。

   これが管内にたまった水とともに出てくると、

   褐色や赤色になり、

   ときには砂のようなさび粒が出てくることもあります。


 ◆赤水は管内に水が長時間滞留していると生じやすくなります。

   とくに朝一番の水で起こりやすい現象です。

   いつも赤い水が出る場合には、水道管の取り替えが必要になります。


 ◆ビルやマンションでは、水道管から供給された水をいったん受水層に貯め、

   これをポンプで屋上などにある高架水槽にくみ上げてから

   各家庭に給水している場合があります。

   この受水槽から各家庭の蛇口までの施設全体を

   「貯水槽水道」

   といいます。


 ◆2003年の水道法改正で、

   貯水槽水道の管理は、設置者(管理者)の責任で行なうことになりました。

   しかし、小規模貯水槽水道になると、

   管理が疎かになっていることが多々あります。

   水槽中に鉄サビや水垢がたまったり、

   ときには雨水やゴミ、鳥のフン、昆虫などが入るようなケースもあります。


 ◆こうしたことが、水道水の濁りやにおいの原因になることがあります。

   水道水が濁っていたり、異臭がしたからといって、

   その原因が、原水や浄水施設だけにあるとは限らないのです。


 ◆ですから、定期的な貯水槽の検査が欠かせません。

   1年に最低1回以上、専門の清掃登録業者に、

   定期的な清掃を行なってもらうとよいでしょう。

   とくに地震や台風、凍結、大雨の後は、点検が欠かせません。


◎黒水の正体は酸化マンガン?


 ◆赤水のほかに黒や白の水が出ることもあります。


 ◆黒水は、水の流れが変化したことによって、

   水道管に溜まっていた

   「酸化マンガン」

   という物質が流れ出たものと考えられます。
 
 ◆白水は、

   湯沸器や水道管に使われている亜鉛メッキ鋼管や黄銅部、

   防錆塗料から亜鉛が溶け出て白く濁った可能性があります。

   色つき水の原因とその対策を以下にまとめました。
 
 
 
  【赤水が出る】

   ○朝だけ赤水が出る、特定の蛇口から赤水が出る

  (原因)

   給水管が古くなってさびが発生し、

   朝など水を使いはじめた時に水の流れが変化して

   さびが出た可能性がある。

  (対策)

   使いはじめの水は雑用水として使用。

   常時赤水が出る場合は、水道管などを取り替える。


   ○広範囲の給水栓から赤水が出る

  (原因)

   配水管や消火栓で水が滞留した、

   配水管が腐食した、配水池、

   配水管の工事・断水などで水の流れが変わった、

   などの場合に赤水が出る可能性がある。

  (対策)

   最寄りの水道営業所・支所まで連絡
 

  【黒水が出る】

  (原因)

   水の流れが変化したことによって、

   水道管に溜まっていた酸化マンガンが流れ出た可能性。

  (対策)

   最寄りの水道営業所・支所まで連絡
 

  【白水が出る】

  ○しばらくしたら白い色が消える場合

  (原因)

  水道水に入った空気等の小さな泡が白く見えたもの。

  コップにくんでしばらくそのまま放置し、

  だんだん白色が消えれば問題ない。


  ○しばらくしても白い色が消えない場合

  (原因)

  湯沸器や水道管に使われている

  亜鉛メッキ鋼管や黄銅部、

  防錆塗料から亜鉛が溶け出て白く濁った可能性がある。

  夏にしばらく家を留守にしたときや、

  朝一番の水のように長期間溜まっていた水、

  湯沸器などで加熱された水は白く濁りやすい。

  (対策)

  朝一番の水は雑用水として使用。

  ひどい場合は、給水器具などを交換。
 

  【青い水が出る】

  (原因)

  給湯設備に使用されている銅管類から

  銅が溶けだしている可能性。

  (対策)

  溜まっていた水は雑用水として使用する。

  症状が改善しない場合は、銅管を取り替える。



  【1000年水バックナンバーはこちらから↓↓】
   http://www.aqua-sphere.net/1000/1000_index.html

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    H O T  T O P I C S
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 ◆読売新聞(2009年3月30日)「気流」欄に、

   「水の授業」をお手伝いしている

   つくば国際大学東風高等学校の
   http://www.ktt.ac.jp/harukaze/

   生徒さんの投書が掲載されました。

   以下に引用します。


 ◆「若者ひろば 豪州で干ばつ遭遇、水大切に使いたい」小倉映里香


   昨年12月、修学旅行でオーストラリアへ行った。


   干ばつが深刻だった。

   水をふんだんに使える日本とは大違いだった。

   地球温暖化の影響なのだろう。

   私が世話になったホームステイ先では食後、

   洗剤をかけた食器を水を使わず、ペーパータオルでふいていた。

   驚いたが、それだけ水が貴重な資源なのだと気付かされた。

   地球環境問題は大変なことだと思った。


   帰国後、食器を洗う時はまず水につけ、

   汚れを落としやすくしてから、必要最小限の水で洗うようにした。


   仮に、日本で水がなくなってしまったら、私には耐えられない。


   だからこそ、水を大切にしていきたい。(引用終)


 ◆若い世代の意識の高まりは、水問題を解決するための、

   大きなパワーとなると思います。

   つくば国際大学東風高校では、

   水の問題を国際教育の中心テーマに取り上げています。

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    メ デ ィ ア 掲 載 情 報
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    ★「地球ニュース」に

     「3年後水没!? 地下水くみ上げでジャカルタ危機」

      という記事を書きました。

      記事はこちらから

      ↓↓↓↓↓

 http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/index.shtml


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   「水」のことがやさしくわかる!橋本淳司の本
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   ◆各地の小学校の総合学習教材として採用されています!
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    『人と地球の生命のみなもと「水の大研究」
      不思議な世界をのぞいてみよう』
     (PHP研究所)
      http://tinyurl.com/24hn5f

   ◆「水」の入門書として好評をいただいております!        
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    『発見!ネイチャー&サイエンス おいしい水 きれいな水』
     (日本実業出版社)
      http://tinyurl.com/3bzy7t

   ◆2009年7月発刊予定です!
     ↓↓↓
    『世界が水を奪い合う日』(仮)           
     (PHP研究所)

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   「水」の講演、出前授業!いたします
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   ◆水の不思議や水問題についてわかりやすくお話しします。

   ◆過去の講演実績はこちらからご覧ください。
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   http://www.aqua-sphere.net/seminar/water_s.html

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