ある中国美人の波乱の半生(ふるさとを離れ深センへ)  RSSを登録する

中国進出中小企業の6年間にわたる工場管理の失敗談、経験談を赤裸々に語ります。筆休みで、中国美人の魅力にも迫ります。

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2009/03/29

ある中国美人の波乱の半生(コピー商品製造の巧妙な手口)(その1)

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ある中国美人の波乱の半生では、したたかとも思える「王」という女性(仮名)
の波乱に満ちた生き方にスポットを当てています。王はカラオケクラブの女から
香港企業のキャリアウーマンとして変身を遂げることになった。だがそこには
様々な難関が待ちかまえているのだが・・・
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「進栄電子」の総経理、崔国峰は、応接室のソファーに深々と腰を下ろし、会社
を訪れていた祐二と長時間話をしていた。

かつて、高度成長期の日本が欧米の先進技術を見よう見まねで習得し、「物まね
大国」と呼ばれ、世界中から批判を浴びるほど多種多様なコピー商品、粗悪な模
倣品を製造していたことを、祐二に向かって前置きした。

ある大手の楽器メーカーが、当時先進的な技術を誇っていたドイツのオートバイ
を分解し、見よう見まねで短期間に製品化を果たした。そして日本のオートバイ
のトップメーカにのし上がり、独自のブランドを築くまでになった。

ここ広東省では、コピー商品の生産が集中しており、製造技術、設備などが容易
に入手可能で、また正規のブランド品を作っている工場が、素材を横流しも容易
であるなどコピー商品の生産に適した環境ができあがっている。こうした環境の
もと、テレビ、家電、パソコン、携帯電話機、バイク…など日本が得意とし、中
国へ展開した商品は、今度は中国メーカーに次々と標的にされてきた。

祐二の会社の扱っている電子ユニットは、中国の市場に合わせた形に作り直し、
安い価格に設定すれば売れるのは間違いないと言うのだ。祐二はやっと崔国峰の
話の本筋が見えてきた。

崔国峰は更に続けた。現在、中国の労働者の給与は月約15,000円程度でまだまだ
十分な額とはいえない。「中国市場には,品質や機能がそこそこなら,それ以上
品質や機能を高めるよりも,価格を重視して下げてほしい」という声が大きい。
つまり、日本向けの製品をそっくり、中国の市場に合わせ作り直すと言うのだ。

理屈は一応通っているように聞こえるが、膨大な開発費を投じてオリジナル商品
を開発している企業の技術やアイデアにただ乗りする形で知的財産権を侵害する
ばかりか、品質が劣る商品を安い値段で販売するということは、開発メーカーの
利益を大きく損なうことになる。法律的にも道義的にも許されるはずがないと祐
二は考えた。

続く >>>

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