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中国進出中小企業の6年間にわたる工場管理の失敗談、経験談を赤裸々に語ります。筆休みで、中国美人の魅力にも迫ります。

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2009/02/21

ある中国美人の波乱の半生(キャリアウーマンとして変身を遂げる)(その1)

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ある中国美人の波乱の半生(キャリアウーマンとして変身を遂げる)(その1)

このblogでは、したたかとも思える「王」という女性(仮名)の波乱に満
ちた生き方にスポットを当てています。王はカラオケクラブの女から、香港企
業のキャリアウーマンとして変身を遂げることになるが、そこには様々な難関
が待ちかまえていた。
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進栄電子は香港資本の会社で中国に進出し、香港人の崔国峰はこの会社のオー
ナーである。彼は祐二とは日本にいるときから親しくつき合っていた。そして
進栄電子は祐二の会社のEMS(Electronics Manufacturing Service)事業
の華南地区におけるメインの工場として位置づけられていた。

祐二の会社は、大手の電子機器メーカーから生産を受託し、中国でOEM生産を
行っていた。もともとは部品を日本・中国・台湾・韓国などアジア各国から調
達し、日本や中国メーカーに販売する商社であったが、そのうち部品を組み立
てたアッセンブリの製造までを受託するまでに成長してきた会社である。

電子部品や機構部品は主に華南地区から、心臓部のICチップは台湾の半導体
メーカーから調達、進栄電子に支給し、最終組立・検査を委託、そこから日本
の発注元に直接輸出、納入していた。

祐二は2年前香港に赴任後、華南地区から調達する電子部品や機構部品の納期
問題や品質問題に多くの時間を費やしており、1日に何社もの会社に出向くこ
とも多かった。

祐二は管理費を多少支払ってでも、進栄電子に直接部品を購入させ、負担を軽
減させたかった。あれこれ言い訳をして納入を遅らせたり、品質問題を起こし
たり、見返りや金の条件を要求したりする中国の会社との交渉ごとには程々疲
れ、神経をすり減らす毎日だった。崔国峰は祐二の考えに賛同し、資材調達部
の人材を補強、強化を図り、自社調達に切り替える準備を整えていた。

ほとんどの部品は華南地区で調達出来たが、唯一ICチップだけは日本の発注
元メーカーが独自に開発したものを台湾のメーカーで製造、香港の商社の仲介
で中国に輸入していた。ICチップは発注元メーカーの先端技術が組み込まれ
ており、他社の追従を許さない独創的な商品の提供を可能にしていた。

祐二にはもう一つ悩みがあった。それは発注元からのコストダウンの要求がき
つく、半期毎のコストダウン目標が提示され、それを達成することが取引継続
の条件だった。そして、日本の本社からたびたびコストダウンの圧力が掛けら
れていた。

加速する中国人労働者の賃金上昇に加え、部品価格全体の50%を占めるIC
チップは発注元からの価格が指定されており、コストダウンは残りの付加価値
の低い部品を対象に行うしかないという厳しい現実があった。

祐二はこの悩みを一気に解決する方法は、進栄電子の自社調達しかないと考え
本社にも強くアピールしていた。ところが中国事情に疎い本社幹部は進栄電子
に支払う目先の管理費が増え、コストアップになることを理由に難色を示して
いた。

管理費は一時的に増えるが、進栄電子の自社調達活動を祐二がコントロールす
ることで、祐二の会社の負担も軽減され、中国事情に精通した進栄電子の調達
活動が軌道に乗れば逆にコストダウンにつながると言うのが祐二の主張だった。
最近になって会社もようやく祐二の再三の主張を認め、自社調達への切り替え
方針が出された。

祐二の紹介でこの会社に入社した王は、祐二の会社との窓口を担当する営業ウ
ーマンというのが当面彼女に与えられた仕事だった。



続く >>>

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