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2009/11/14

新訳・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(24)/ 思想と道徳

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    新訳・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(24)

                 http://besetfree.blog19.fc2.com/
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 約1年、お付き合いいただき、ありがとうございました。

 最後になります。


 ※ご挨拶 & CAUTION

 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、

 いつもご覧いただき、恐悦至極でございます。

 現在、新訳としての補足、補強を論述しております。

 あくまで私的解釈でございます。

 鵜呑みになさらず、興味がある方は、ぜひ研究なさってみてください。


 第5章(最終章)は、「資本主義の再興」です。

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 5章 2.思想と道徳
 =================================================================== 

 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

 その最後で、ヴェーバーは資本主義について研究すればするほど、

 「価値判断や信仰判断の領域に踏み込むことになる」と語っています。


 そして今後、究明すべきことをあげています。

 一、社会に存在するあらゆる集団の「組織」と「あり方」について

 一、合理主義が日常、文化に与える影響について

 一、哲学、科学の与える影響について

 一、禁欲的宗教が各方面で与える影響について 

 これらの究明によって資本主義とプロテスタンティズムとの関係を

 より理解できるようになる、とヴェーバーはいいます。


 ただ、僕たちは研究者ではなく、社会で仕事をする一個人なんですよね。

 どれだけ現場で活かせるか、ということ以外に言及する価値はありません。


 ◇


 以前、日本の資本主義の導入の際、シンボルとして用いられたのが、

 二宮金治郎だとご紹介しました。

 彼の言葉に、仕事をする上で、とても価値を持つ言葉があります。


 「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」


 これこそ、至言です。

 道徳とは、大辞林にはこう記されています。

 「法律と違い外的強制力としてではなく、
  個々人の内面的原理として働くものをいい、
  また宗教と異なって超越者との関係ではなく
  人間相互の関係を規定するもの」

 これは、「あり方」です。

 人の道徳は個々人ばらばらで不統一、環境と成長によって異なるもの。

 状況とパーソナリティーによって揺らいでしまう曖昧なものです。

 これは当然です。なぜならば日本には現在、信仰というものを

 理解している人はそう多くないからです。

 しかし、キリスト教国などでは当然、道徳以前に教理というものがあります。

 教理とは、いわば思想体系です。

 個々人ばらばらになりがちな道徳観を、教理という体系が補強します。

 教理という思想が強固だからこそ、行動判断に意味の重要性が与えられ、

 行為として大儀名文と、行動への自信を加えます。

 日本で経営者にクリスチャンが多い理由はここにあります。


 すなわち、この2つの態度さえ強固であれば仕事への姿勢、

 そのパフォーマンスは大きく変化します。それは、

 "思想"と"道徳"です。


 そのためには、日常から自分の"価値観"について目をとめて生きること、

 自らの行動の理由となる思想を、自らの教理として"明文化"することです。

 ここで「7つの習慣」を思い出した人もいるんではないでしょうか。

 仕事には自らの価値観というものを明確にするかどうかで、

 大きな行動への変化が生じるのです。

 そしてその道徳判断を実行していくことで、

 結果、統一された判断が他者へ影響を与えると、自然と信頼につながります。

 そして職務上当然の道徳的判断である合理的な行動のために、

 信頼できるチームワークにより、パフォーマンスを上げやすい環境になります。

 これこそが、現在の日本社会で抜け殻となった資本主義社会を

 再び中身のあるものとして継続させることができる土台となるのです。



 ◇



 『新訳・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

 これにて終了です。

 少しでも日常の仕事、また勉強においてお役に立てたのでしたら、

 筆者にとっては尋常な喜びです。

 ありがとうございました。


 2009年11月14日
 藤原よしお


参考文献(既刊を含む)
■プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/岩波文庫
■聖書(新改訳)/日本聖書刊行会
■痛快! 憲法学/小室直樹/集英社インターナショナル
■天皇論/小林よしのり/小学館
■古事記と日本書紀/坂本勝/青春新書


あとがき
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 無事終了できたこと、安堵しております。

 寒くなりましたが、お体にはお気をつけください。

 発行開始から約1年間、おつきあいいただき、ありがとうございました。

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■新訳・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

■発行 藤原 義夫
■登録・解除はこちらでおねがいします。
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■記事の内容、サービス、その他お問合せにつきましては、
 下記宛てにメールでお寄せください。
 yossy.fujiwara@gmail.com
 ※記事転載希望の方は、申請いただき、当方で判断いたします。
           (C)Yoshio Fujiwara.2009
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 時間:13:00~14:00
 開場:13:00
 会場:市民プラザあくろす 第3研修室 京王線国領駅北口徒歩0分
 費用:1,000円(税込) 
 締切:2009年11月21日(土)24:00

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