プルトリナ王国縁起 序章その2
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┃プ┃┃ル┃┃ト┃┃リ┃┃ナ┃┃王┃┃国┃┃縁┃┃起┃
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2008年9月16日 第2回配信
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小一時間、こってりしぼられちゃった。
これも計画のため、と思いたいけど、やっぱりこたえるわ。
気を引き締めなくちゃダメね。
なんて思いながら歩いている。
向かっているのは自室なんだけど、このまま戻ってもつまらないから、どこ
かに寄り道したい。
幼なじみのワークスはきっと法術研究室にこもっているんだろうな。そこに
行ってみようかな。
先日、研究室内で大暴れしたから、出入り禁止になったんだけど、そんなこ
とは構わない。だって私は「バカで将来が心配なプリンセス」なんだもの。な
にをしても平気。今日は大暴れするつもりはないし。
法術研究室は別棟にある。
屋外へ通じるドアを開けると、青空がまぶしい。
今日もいい天気。最近雨が降ってないから気分もいいわ。
整えられた庭を適当にぷらぷらと歩く。今日は庭師のジェフはいないみたい
ね。彼はすごく腕がよくて、庭に咲いている花の名前は全部知っている。話を
聞くだけでも楽しいし、私の話もよく聞いてくれる。あ、でも計画のことは話
してないんだけど。それは最重要機密だもの。
きれいに咲いている色とりどりの花に気分もよくなる。これでワークスの機
嫌がよければ最高よね。
ようやくたどり着いた建物は、さまざまな研究室がある研究棟。土木や建築
や魔法、いろんなことを研究する人があつまっているんだって。お母さまがと
ても力を注いでいること。よくわからないから興味はないんだけど。
魔法の研究をしている「法術研究室」は、研究棟の2階の奥にある。ほかの
研究室に較べて広さが倍以上あるから、けっこう優遇されているんだってこと
がわかるわよね。
部屋のドアノブを握ると、思いっきり押し開け……ようとしたら閉まってた。
いないのかしら……。
「ねえ、誰かいないの?」
どんどんどん、とドアを叩いて叫んでみても、部屋からは物音一つしない。
なんだ、いないんだ。つまんない。
普段は誰かいるはずなんだけど。
ドアの前でたたずんでいると、背後の別の研究室のドアが開いた。
「これはこれは、プリンセス」
そのドアから大きな体格のジェフが外にはみ出てきた。
「あら、ジェフじゃない。どうしてここに?」
「庭いじりの研究成果を聞きに来たんです。プリンセスは法術研究室へ?
ワークスをお探しですか?」
「そうよ。なのに誰もいないみたいなの」
「法術研究室の連中は今日は屋外演習とか言ってましたよ」
「屋外演習? お城の外に出てるの?」
「そうです。大きな魔法術の演習だそうで。ワークスもはりきってましたな
あ」
ふーん。ワークスはそういうの、好きだものね。
好きだから研究室に入ったんだし。
「そう。私がせっかく研究室まで足を運んだのに、ワークスは楽しんでいる
わけね」
「まあまあ、そうおっしゃらずに。お昼すぎには帰ってまいりますから、
先にランチを召し上がってはいかがですか。間もなくお昼の鐘が鳴りましょう」
え、もうそんな時間なの?
「そうね、じゃあそうしようかしら」
お説教が意外と長引いたって、今気がついた。
すごく時間がもったいないわよね。
ランチ……また退屈な時間よね、食卓に誰かいれば楽しいんだろうけど、マ
ナーとかうるさいし……。
そうだ!
「ねえジェフ、今日はあなたと一緒に食べたいわ」
たまにはいいわよね。楽しく食事したい。
「またエリースに怒られるんじゃありませんか?」
エリースは私専属のメイド。朝から晩まで私のお世話をしてくれている。
「いいわよ、構わないわ。エリースに四六時中つきまとわれなくちゃいけな
いって決まりもないんだし」
怒りっぽいエリース。もちろん嫌いじゃないんだけど、うるさいときもある。
「私は構わないですから、まずはエリースに一言断っておいたほうが安心で
す。今日は天気もよいですから、屋外でランチにしましょう」
「ありがとう。じゃあエリースに言って来るわ。木陰の小屋で待ってて」
「わかりました。私も準備してきましょう」
よかった。楽しい時間が過ごせそうね。さっそく戻ってエリースに言わなく
ちゃ!
「じゃあ、また後でね!」
楽しいことは早くしたい。私は駆けて行くことにした。
☆ ☆
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年を越しちゃいましたね……(汗)
お待たせしました、第2回配信です。
ちょっと間が空きすぎちゃいましたね。ごめんなさい。
いや、まぢで余裕がなかったというか……。
こんな風に、気まぐれに続く感じですが、よかったらお付き合いください。
登場人物が一気に増えましたね。
庭師のジェフ。メイドのエリース。
そして幼なじみで法術研究室員のワークス。
中でもワークスは今後大きく関わってきます。
たぶんw
まだまだ序章です。本格的に話が進むのは次回です。
どうぞお待ちくださいねo(^-^)o
それでは、次回をお楽しみに♪
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| プルトリナ王国縁起 |
| 発行者:砂海原裕津( http://www.samihara.com/ ) |
| 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ |
| 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272603.html |
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