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2008/11/25

萌えよ健 <滅入るマガ>2008/11/25



  鶏肉モモかたい



司馬遼太郎。

その名はタカハシにとって至極崇高に響きます。

「燃えよ剣」  (文庫で2巻)
「国盗り物語」 (4巻)
「竜馬がゆく」 (8巻)
「坂の上の雲」 (8巻)
「項羽と劉邦」 (3巻)
「功名が辻」  (4巻)
「世に棲む日々」(4巻)
「菜の花の沖」 (6巻)
「翔ぶが如く」 (10巻)
など、思いつくだけでもなんと名作長編の多いことか。
タカハシは上記の作品の中だけでも、まだ半分ほどしか読めていません。
しかもそれぞれの内容の緻密さは驚嘆モノです。

というわけで先日、
大阪にある司馬遼太郎記念館に行ってきました。

なにがあるかというと、彼の蔵書のイメージ展示。
これが壮観。
3フロア分11mの大書架に、2万冊の本がズラリ。
でも隣接の自宅の蔵書は、実際には6万冊あるそうです。
http://www.shibazaidan.or.jp/index.html

この本の壁を眺めていると、
司馬遼太郎という高い壁を見上げている気にもなってきます。

しかもおそらく彼は、ほぼ全ての資料の全ページに目を通している。
さていったい司馬遼太郎は、どのように資料を読んでいたのか。

その逸話として、井上ひさしによるこんな話がありました。

「まず先生は、広く資料を全国に求める。
 たとえば、『殉死』をお書きになっているとき、
 神田の古書街から乃木大将の資料がすべて消え失せた。(中略)
 次に、山のような史料の読み込みがある。
 先生の読みの速さは凡百の想像をはるかに超えていて、
 たとえば、タイプ印刷で二百五十頁の、
 鎌倉の縁切寺東慶寺の史料を三十分で、
 まるで写真にでも撮るようにびしびし読んでゆかれた」
(司馬遼太郎記念館発行「司馬遼太郎」より。改行は送信の都合により修正)

このくだりを読んで、ハッと気づきました。

それって、フォトリーディング※ではないのか。
(※前回参照)

おそらく誰に教わることもなく、
司馬遼太郎は自分のやり方としてフォトリーディングに近いものを習得していた。

そして新聞記者として鍛えた独特の観点と文章力で表現することで、
数々の小説をつむぎあげていった。

実はこれが、司馬小説の魅力の一部なのかもしれません。


とまあそれがわかったところで、
こちらはその6万冊が凝縮された
「司馬作品全て」すら、一生の間にたぶん読みきれないんだろうな。



天才と凡才の隔たりの、なんと広いことか。

ではまた。


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発行人:タカハシ
 
関東駄洒落保安協会理事
「滅入るマガ」発行人

ご感想メールお待ちしています!

masaten0607@gmail.com
 
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