2008/11/10
スタンドアップ
みなさん、こんにちは。 観たつもりになれる!?オススメ映画情報の著者、安田敏夫です。 今回みなさんにお届けする映画は「スタンドアップ」という映画です。 鉱山で働く女性が、職場で経験した男性からの差別を解決するために 全米初の集団訴訟を起こした経緯を実話に基づいて描いた作品。 舞台は80年代の米国。どこにでも当たり前のように存在している、男性優位社会。 女性にとって職場で男性と同じような評価を受けることは不可能に近く 『我慢』することが暗黙の了解として認識されていた。 このような不平等の世界に、シングルマザーの主人公が飛び込む。 彼女には2人の子供がおり、子供たちのために頑張る、という意気込みのもと 給料がよいという理由だけで、炭鉱で働くことを決める。 しかしそこは完全なる男社会。 職場の男性は自分たちの仕事を誇りに思っていたし、体力が要求される仕事である。 女性が職場にいること自体が男性には許せず、執拗ないじめを繰り返す。 女性たちはいじめられても、炭鉱で働くことしか生きていく術が無いので 『我慢』することが彼女たちに許された唯一の手段であった。 もちろん、女性の中には闘って環境を改善しようとする者もいたが、多くの女性は 男性に反発することで、さらに激しくいじめられることを恐れていたため 加担しようとはしなかった。 同じ様に男性の中にも女性の味方となる者も数名いたが、ほとんどの男性は 「郷に入っては郷に従え」という意識であった。 このような現場で働くことになった主人公もすぐに男性からの嫌がらせ を受けるようになる。しかし、彼女は周りの女性とは違い、闘って環境改善 を求めていく道を選ぶ。 闘うことを決意したことで予想外のものを失い、彼女は失意のどん底に堕ちる。 それは、家族が自分から離れていってしまうこと。 炭鉱は町の住民が長らく職場としてきたところであり、そこで反発をするということは 「村八分」に近い状態を受けることと同じなのだ。 それは主人公自身だけでなく、大事に育ててきた自分の子供たちまでもが対象となった。 子供を守るためにやってきたことがなぜ?、と混乱していき、何が正しいのか分らなくなってしまう。 そんな時、一緒に闘ってきた仲間が病で倒れてしまう。 ついに一人ぼっちとなってしまった彼女であるが、諦めるどころか 裁判という司法の場で会社側と闘うことを決意する。 この映画では、職場での女性に対する差別というものの残酷さをと男性側の視点で女性を憎む理由があるのだ、ということも学びました。 諸悪の根源は差別する男性ですが、男性側として自分たちの仕事が女性に奪われてしまうことの悲しさもあるのです。 自分が今までやってきた仕事を取られ、目の前で自分より非効率に他人がこなしていたらどう思うでしょうか? 社会的風潮として平等が叫ばれている時代、男女の雇用機会は等しくされましたが 職場環境までは、均等ではなかったのです。 そのために苦しんだ女性はもちろん、男性でさえ苦しんでいたのだとこの映画を見て知ることができました。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F1IP38/mixi02-22/



