2008/09/22
父親たちの星条旗
硫黄島を舞台にした、日米戦争を米軍視点から描いた作品。 戦争を経験した人々の戦後の姿を描きだしています。 第二次世界大戦において、日本が占領していた領土を1つずつ奪い返していく、アメリカ。 戦争も末期にかかってきた1945年、米軍は日本本土への爆撃を本格化するために、東京から1200キロ離れた硫黄島を占領しようとする。 島全体で20キロしかないこの小島を奪うのはたった5日でできると米軍は考えていた。 米軍には圧倒的に武器や人員で日本軍に勝っていたこともあり、どこか兵士達にはお気楽ムードが流れていた。 ところが実際に上陸してみると、地下へ山頂からの攻撃で多くの死傷者を出すことに。 周りで仲間が傷ついているのをみて、ようやく戦争の恐ろしさを噛みしめた米軍。 敵がどこに潜んでいるのかも分からない場所で、まずは島全体を見渡せる托鉢山を責めることにする。 そこを占領した時に撮った写真が、映画のジャケットにもなっている、写真だ。 ストーリーはここから始まる。 この写真は、アメリカ国民に戦争に勝てる!という思いを彷彿とさせ、写っている兵士は英雄として迎えられる。 英雄扱いされた兵士は帰還を命じられ、アメリカ全土を転々としながら、戦争へ使えるお金を集めるよう言われる。 つまり、兵士達は国の戦略に載せられたという訳だ。 ただ、兵士達はまだ硫黄島で闘っている仲間、戦死した仲間のことを思うと、英雄と言われるのに疑問を感じるようになる。 やるせない気持ちになり、自暴自棄になる者がいたりと必ずしも英雄ではなかったのかもしれない。 この映画と「硫黄島からの手紙」の両方をみると、アメリカ軍と日本軍との違いが鮮明に映し出されています。 日本軍は強制的に徴兵され、お国のために戦地へ赴いている。 一方米軍は戦争というよりは個人的に参戦したいから来たという者が大半で、個人の価値観がバラバラという感じがしました。 ジャズが船内に流れたり、戦争を翌日に控えた中でもポーカーで遊ぶ者がいたりと、これから闘うぞ!といった感じは全く見受けられませんでした。 それでも、仲間を思う気持ちは人一倍強く、一人も見捨てない姿はカッコよかったです☆



