2008/09/04
硫黄島からの手紙
みなさん、こんにちは。 観たつもりになれる!?オススメ映画情報の著者、安田敏夫です。 今回、みなさんにご紹介する映画は俳優・渡辺謙主演でも話題になった 「硫黄島からの手紙」です。 第二次世界大戦中の日本とアメリカの硫黄島での死闘を再現した作品で、 日本軍からの視点で描かれています。 舞台は1945年の硫黄島。 もともと住んでいた住民はみな疎開しており、当時、この島には日本軍人しかいなかった。 日本本土から1200キロ以上も離れた硫黄島が、なぜ両者合わせて4万人以上の死傷者を出すまでの大規模な闘いとなったのか? それは、この島の飛行場が米軍のものとなったら、日本本土への爆撃が近くなり、その分たくさんの爆弾が抱えられるからである。 日本側にとってもこのことは十分承知しており、何としても死守する構えであった。 しかし、ここに辿り着く前の闘いで制空権・制海権ともに米軍に奪われ、どうしようもない状況であった。 そんな状態の時に赴任したのが、栗林中将であった。 栗林中将は今までの日米の闘いから、圧倒的に物資・人員共に不利な状況において、少しでも米軍に検討するためには、相手を引き寄せることであると考えていた。 何しろ海の孤島にいる日本軍を海から空から責められてしまったら、まともに闘って勝ち目はまずない。 だから、栗林中将は硫黄島特有の柔らかい地面を利用して、全長18キロにも及ぶ地下道を作り上げたのだ。 この地下道に潜み、米軍をひきつけ攻撃しようという考えである。 実際に栗林中将の考えは奏し、上陸前の激しい艦載射撃でもほとんど無傷で乗り越え、36日にも及ぶ死闘となったのである。 この映画では、日本兵に視点を当てている。 日本兵といっても、栗林中将のようなずっと軍隊として生きてきた人から、召集されて間もない兵隊まで様々な人の集まりである。 そこには、妻や子を残してきた人も多く、闘いたくて兵士になった者ばかりではないのだ。 兵士達は、赤紙というのを受取り、戦地へ向かう訳だが、そこは戦場。 生きて帰れるなんて保証はどこにもない。 国のためと言われ、日々を過ごしていく。 そして、敵を倒すために銃を手に闘う。 理不尽すぎるできごとがたった60年前には起きていたのだ。 納得できないまでも、不可解の中で奮闘する兵士達の姿を鮮明に描いています。


