2009/07/24
【J-SOXのツボ。】業務プロセスの文書化 No.19
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 中小規模企業のためのJ-SOX(内部統制)導入のコツ…「J-SOXのツボ。」 第54号 公認会計士・税理士 森 滋昭 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■こんにちは、東京都港区の公認会計士・税理士 森 滋昭です。 ■米ビジネスウィーク誌の7月6日によると、 時価総額10兆円(100ビリオンドル)を超える34社の企業のうち、 米国が16社、中国は5社もある一方で、 日本はトヨタの1社だけだそうです。 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090713/167004/ ■中国企業の成長力には目を見張らされますが、 それ以上に、日本企業の元気のなさは寂しいですね。 ■では、今日もよろしくお願いします。 < 業務プロセスの文書化 No.19 > ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <今日のワンポイント・アドバイス> 【 効率的なキーコントロールを! 】 ──────────────────────────────────── ■業務プロセスの一連のリスクとコントロールを把握すると、 次に、キーとなるコントロールを選定します。 後の運用テストでテスト対象となるのは、すべてのコントロールではなく、 コントロールの中から重要なコントロールをキーコントロールとして選定し、 テストを行っていきます。 ですから、文書化の中でもポイントとなるところです。 言い換えると、 キーコントロールができるだけ少なくなるよう選定すれば、 後の運用テストの数が少なくなり、負担が減ることになります。 では、どのようなコントロールを選択すれば、 少ないキーコントロールで済むのでしょうか? ■1点目として、コントロールの中で、できるだけリスクを減らすような、 ”強い”コントロールを選ぶことが大切です。 コントロールには今まで見てきたように、 ○マニュアル・コントロールとシステム・コントロール ○防止的(予防的)コントロールと発見的コントロール という分類がありました。 これらの分類を考慮しながら”強い”コントロールを、 検討していくことになります。 ■ただし実務的には、 ○コントロールを行っている人の役職は何か、 (つまり、担当者レベルか、上司(課長・部長)か、役員か?) といった点や、 ○実際に、数字を細かくチェックしているのは誰か? といった点から見ていくことが多いかもしれません。 ■キーコントロールを選定する際のもう一つのポイントとして、 できるだけ多くのリスクに対応しているコントロールを選定する、 という点も挙げられます。 当然、一つのリスクにのみ対応しているコントロールより、 複数のリスクに対応しているコントロールを キーコントロールとした方が、運用テストが少なくなります。 ■いずれにせよ、実際に選定しようとした時に、 各コントロールで状況は異なっていますので、 画一的な基準で、キーコントロールを選択することはできません。 場合によっては同じコントロールでも、 取引量が増加し、リスクが高くなったケースでは、 前年と状況が変わっているので、 前年と同じコントロールだけでは、キーコントロールにできない場合も、 あるかもしれません。 ■キーコントロール選択の際の視点としては、上述のとおりですが、 どうしても会社の判断が、大きく介入するところです。 そのため、キーコントロールの選択に際しては、 効率的になるように、コントロール数を単純に減らすだけではなく、 複数の担当者で相互にキーコントロールの選択をチェックし、 客観的に選択しているように、などの工夫も大切です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃【今日のツボ。】 ┃ ┃ ┃ ┃ キーコントロール選択には、 ┃ ┃ ┃ ┃ 強いコントロール ┃ ┃ ┃ ┃ 複数のリスクに対応しているコントロール ┃ ┃ ┃ ┃ を選択しましょう。 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「J-SOXのツボ。」 ━━┛ 【 効率的なキーコントロールを! 】 ※本メールマガジンは、経営者から新人の方でも理解できるように、 わかりやすく説明していくことを目的としています。 そのため、J-SOXの専門用語等について、できるだけ簡易な表現で、 ご説明するつもりですので、ご了承ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ■22日の皆既日食は、東京では曇りのために、 残念ながら見ることができませんでした。 ■次は2035年9月2日に北陸や北関東で見られるそうですので、 気を長くして待ちたいですね。 ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行責任者: 森 滋昭 公式サイト: http://www.forest-accounting.com/ 問合せ先: info@forest-accounting.com 登録・解除はこちらから http://www.mag2.com/m/0000271343.html Copyright (c) '08 Forest Accounting Co, Ltd. All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


