2009/05/21
【J-SOXのツボ。】業務プロセスの文書化 No.8
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 中小規模企業のためのJ-SOX(内部統制)導入のコツ…「J-SOXのツボ。」 第43号 公認会計士・税理士 森 滋昭 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■こんにちは、東京都港区の公認会計士・税理士 森 滋昭です。 ■ジャスダック上場の出版社「幻冬舎」の元社員が、 8年間で約9億円もの金額を横領していたそうです。 ■会社が、売掛金を個別の取引ごとに管理していないことを利用して、 架空の売掛金を計上し、現金を引き出していたそうです。 ■出版業界という特殊性があるのかもしれませんが、 8年間にもわたり不正を隠ぺいしていたのは驚きですね。 ■では、今日もよろしくお願いします。 < 業務プロセスの文書化 No.8 > ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <今日のワンポイント・アドバイス> 【 権利と義務の帰属 と 評価の妥当性 】 ──────────────────────────────────── ■リスクの6分類について、 ▼実在性 ▼網羅性 ▼権利と義務の帰属 ▼評価の妥当性 ▼期間帰属の適切性 ▼表示の妥当性 今回は権利と義務の帰属から見ていきます。 ■「権利と義務の帰属」とは、 資産の権利と、負債の義務が企業に帰属していることです。 これだけでは、わかりにくいですので、 権利と義務の帰属が問題となってくる例を見てみましょう。 ■通常の商品売買では、 商品の所有権は、商品の引き渡し時に、買主に移転します。 しかし、商品販売後も会社が在庫を買主に引き渡さずに、 会社の倉庫に保管しているような、いわゆる”在庫売り”の場合、 本当に売却されたのか、売上の実現が問題になります。 このような場合に、権利と義務の帰属がリスクとしてでてきます。 ■次に、「評価の妥当性」とは、 資産および負債を適切な価額で計上していることです。 ■評価の妥当性の例としては、 ▼売掛債権の評価の妥当性 ▼繰延税金資産の回収可能性 ▼退職給付債務の計算基礎の前提条件 などです。 ■いずれも、見積もりや判断がかかわるものであるため、 評価の妥当性に係るリスクは、 一般的に、重要なリスクとなります。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃【今日のツボ。】 ┃ ┃ ┃ ┃ 権利と義務の帰属 ┃ ┃ ┃ ┃ = 資産の権利と、負債の義務が企業に帰属 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 評価の妥当性 ┃ ┃ ┃ ┃ = 資産および負債を適切な価額で計上していること ┃ ┃ ┃ ┃ → 見積もりや判断がかかわるもの ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「J-SOXのツボ。」 ━━┛ 【 権利と義務の帰属 と 評価の妥当性 】 ※本メールマガジンは、経営者から新人の方でも理解できるように、 わかりやすく説明していくことを目的としています。 そのため、J-SOXの専門用語等について、できるだけ簡易な表現で、 ご説明するつもりですので、ご了承ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ■街角でマスクをする人が少し目立ってきました。 新型ウィルスがジワリジワリと広がっていますので、 みなさんも、お体に気を付けてください。 ■私は人混みを避けて、自転車通勤の日々です。 ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行責任者: 森 滋昭 公式サイト: http://www.forest-accounting.com/ 問合せ先: info@forest-accounting.com 登録・解除はこちらから http://www.mag2.com/m/0000271343.html Copyright (c) '08 Forest Accounting Co, Ltd. All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


