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2008/12/13

■がまくんとかえるくん。あなたはどちら?



■まろのココだけの話・・・【まろの商品開発メモ】 第0039号


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■がまくんとかえるくん。あなたはどちら?


「お手紙」という物語を読んでみてください。

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お手紙

アーノルド・ローベル さく
みき たく やく

 がまくんは、げんかんの前に すわっていました。
 かえるくんがやって来て、言いました。
「どうしたんだい、がまがえるくん。きみ、かなしそうだね。」
「うん、そうなんだ。」
 がまくんが言いました。
「今、一日のうちの かなしい時なんだ。つまり、お手紙をまつ時間なんだ。そうなると、いつもぼく、とても ふしあわせな気もちに なるんだよ。」
「そりゃ、どういうわけ。」
 かえるくんがたずねました。
「だって、ぼく、お手紙 もらったこと ないんだもの。」
 がまくんが言いました。
「いちどもかい。」
 かえるくんがたずねました。
「ああ、いちども。」
 がまくんが言いました。
「だれも、ぼくに お手紙なんかくれたことがないんだ。毎日、ぼくのゆうびんうけは、空っぽさ。お手紙を まっているときがかなしいのは、そのためなのさ。」
 ふたりとも、かなしい気分で、げんかんの前に こしを下ろしていました。
 すると、かえるくんが言いました。
「ぼく、もう 家へ帰らなくっちゃ、がまくん。しなくちゃいけないことが、あるんだ。」
 かえるくんは、大いそぎで家へ帰りました。えんぴつと紙を見つけました。紙に何か書きました。紙をふうとうに入れました。ふうとうにこう書きました。
「がまがえるくんへ」
 かえるくんは、家からとび出しました。知り合いのかたつむりくんに会いました。
「かたつむりくん。」
 かえるくんが言いました。
「おねがいだけど、このお手紙を がまくんの家へ もっていって、ゆうびんうけに 入れてきてくれないかい。」
「まかせてくれよ。」
 かたつむりくんが言いました。
「すぐやるぜ。」
 それから、かえるくんは、がまくんの家へもどりました。
 がまくんは、ベッドで お昼ねをしていました。
「がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きみ、おきてさ、お手紙がくるのを、もうちょっと まってみたらいいと 思うな。」
「いやだよ。」
 がまくんが言いました。
「ぼく、もう まっているの、あきあきしたよ。」
 かえるくんは、まどからゆうびんうけを見ました。かたつむりくんは、まだやって来ません。
「がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「ひょっとして、だれかが、きみに お手紙をくれるかもしれないだろう。」
「そんなこと、あるものかい。」
 がまくんが言いました。
「ぼくに お手紙をくれる人なんて、いるとは思えないよ。」
 かえるくんは、まどから のぞきました。
 かたつむりくんは、まだ やって来ません。
「でもね、がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きょうは、だれかが、きみに お手紙 くれるかもしれないよ。」
「ばからしいこと、言うなよ。」
 がまくんが言いました。
「今まで、だれも、お手紙 くれなかったんだぜ。きょうだって同じだろうよ。」
 かえるくんは、まどからのぞきました。
 かたつむりくんは、まだ やって来ません。
「でもね、がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きょうは、だれかが、きみに お手紙 くれるかもしれないよ。」
「ばからしいこと、言うなよ。」
 がまくんが言いました。
「今まで、だれも、お手紙 くれなかったんだぜ。きょうだって同じだろうよ。」
 かえるくんは、まどからのぞきました。
 かたつむりくんは、まだやって来ません。
「かえるくん、どうして、きみ、ずっと、まどの外を見ているの。」
 がまくんがたずねました。
「だって、今、ぼく、お手紙をまっているんだもの。」
 かえるくんが言いました。
「でも、来やしないよ。」
 がまくんが言いました。
「きっと来るよ。」
 かえるくんが言いました。
「だって、ぼくが、きみにお手紙出したんだもの。」
「きみが。」
 がまくんが言いました。
「お手紙に、なんて書いたの。」
 かえるくんが言いました。
「ぼくは、こう書いたんだ。
『親愛なる がまがえるくん。ぼくは、きみが ぼくの親友であることを、うれしく思っています。きみの親友、かえる。』」
「ああ。」
 がまくんが言いました。
「とても いいお手紙だ。」
 それから、ふたりは、げんかんに出て、お手紙の来るのを まっていました。
 ふたりとも、とても しあわせな気もちで、そこにすわっていました。
 長いこと まっていました。
 四日たって、かたつむりくんが、がまくんの家につきました。
 そして、かえるくんからのお手紙を、がまくんに わたしました。
 お手紙をもらって、がまくんは、とても よろこびました。
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■編集後記 〜まろのひとりごと〜

今回、ご紹介した「お手紙」ですが、
あなたは"がまくん"ですか?"かえるくん"ですか?

次回は、この物語をひもといていきます。




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■まろのココだけの話・・・【まろの商品開発メモ】
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