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2010/02/09

日経、本日の蛍光ペンでマークする記事・ことば(2/9)

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                              2010.2.9  NO.341

       ◇日経、本日の蛍光ペンでマークする記事・ことば◇   
                                            
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            2010.2.9(火)    日本経済新聞 (第14版 関西版) 
 
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●投資・財務2面(P17)  《一目均衡》 ギャンブルにも値せず

    「投資はギャンブルだ」というと、顔をしかめる投資家が多いかもしれない。
    だが、ビル・グロス氏の発言ならどうか。
    1兆ドルを運用する世界最大の債券運用会社、米ピコムの最高投資責任者。
    市場で「ボンド・キング(債券王)」と一目おかれるカリスマだ。

    「投資家としての原点はギャンブルだった」とグロス氏はいう。
    投資家になる前、ラスベガスでブラックジャックのプロとして荒稼ぎした
    時期がある。学んだのは「情勢を瞬時に分析することと、手持ちに応じて
    無理なくお金を投じることの重要性」という。

    リーマン・ショックに揺れた2008年にはゼネラル・モーターズ(GM)系の
    金融会社への投資で成功した。米政府が公的資金の注入で信用不安を抑え
    ざるを得ないと分析し、理論価格を下回っていた社債を買ったのだ。
    失敗しても運用全体には致命傷を与えない範囲での投資だった。

    この人の考えはどうか。米ゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)、
    ロイド・ブランクファイン氏だ。
    「勝率にかけるのがギャンブル。投資は勝つと信じた上での行動で、分析が
    裏付けにある。勝ち負けがある点では同じだが、両者は全く異なる」

    2人の意見の違いは、ギャンブルの定義にある。
    岩波国語辞典によるとギャンブル(ばくち)とは「比喩的に、幸運な大成功を
    あてにした危険な試み」。
    ブランクファイン氏の定義に近く、分析や安全こそがギャンブルの前提にあると
    考えるグロス氏は、この定義は受け入れないだろう。

    立場が違う2人も、本業である投資の定義はぴたりと重なる。
    要約すれば「分析し、理解した上でお金を投じること」だ。

    1月末、オバマ大統領が提案した金融規制が物議を醸している。
    目玉は、銀行による自己勘定取引の制限。同取引は自己資金を投じて証券を
    売り買いして値ざやを稼ぐ手法で、投資そのものといえる。

    規制の標的になったのは、見境なくリスクを取る温床と見なされたからだ。
    金融機関は低質な住宅ローンを組み込んだ証券化商品を、実態を知ろうと
    せずに買った。借金に頼って体力以上に投資したのは、ブランクファイン氏が
    「分不相応なリスクを取った」とウォール街の風潮を認めるとおり。
    同氏流に言えば、投資とはいえなかった。

    さらにグロス流にいえば、ギャンブルにも値しなかったことになる。
    金融機関がこのような姿勢を自省し、再び暴走しないように変わるのが
    業務の規制より先決であるべきだろう。

    グロス氏の自室には1世紀前に活躍した米金融王、ジョン・ピアポント・モルガン
    の写真が飾ってある。興味深いのは添えてあるモルガンの発言だ。
    「融資の基準は相手の資金や財産ではない。何より人格だ」。
    うわべで判断せず、資金を投じる先をとことんまで知る姿勢こそが金融の基本と
    説いた。今こそ光る危機の教訓である。


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●マーケット総合1面(P18)  《まちかど》 買い時探る外国人

    昨年末から始まった外国人の日本株買いは一巡したといわれるが、
    引き続き日本株の買い時を探っている投資家も多いようだ。
    大和証券キャピタル・マーケッツが3月10日~12日に開く日本株セミナーは
    外国人投資家の参加者数が前回と比べて5倍の300人と過去最高になりそう。

    「日本企業の業績回復に期待が高まっている」。
    セミナーでは日本企業約140社が業績や技術力などをアピールする。
    上場企業の2010年3月期純利益は5.5倍に急増する見通しだが、業績回復を
    外国人買いに結びつけられるか。


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●商品面(P26)   《合成樹脂のイロハ 上 》 価格、ナフサの動向で決める

    レジ袋からテレビのフレームまで日常生活に欠かせない
    合成樹脂(プラスチック)。
    原料はエチレンやプロピレンなどで原油を精製して取り出す
    ナフサ(粗製ガソリン)から作る。ナフサ価格が合成樹脂価格に影響を与える。

    国産ナフサ価格は数ヶ月前の輸入ナフサ価格(貿易統計ベース)を基準に四半期
    ごとに決める。

    石化各社は昨年11月~今年1月ごろの輸入ナフサ価格が原油高を背景に高騰した
    ことを理由に、1月末から2月初旬にかけてポリプロピレンの値上げを発表した。
    各社は「値上げしなければ大幅赤字になる」と苦境を訴える。

    通常、ナフサ価格が1kリットル1,000円上がると両樹脂のコストは1kg2円上がると
    される。今回の値上げで各社は、ナフサが5,000円値上がりする見通しのため
    1kg10円(6%)の値上げを目指している。

    価格交渉では採算悪化に苦しむ菓子袋用フィルムメーカーなどの需要家が抵抗
    している。足元の原油価格も下がっており今回の値上げが浸透するかどうかは
    微妙だ。


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●2/8夕刊社会面(P15)  小沢氏資産公開 土地購入原資なお不透明

    陸山会が所有していたマンションが、今回の報告書で小沢氏個人資産として
    記載されたことも判明。
    小沢氏本人は不起訴処分となったが、土地資金の出所や公私混同とも取られ
    かねない不動産の記載については国会の場でも説明を求める声が上がりそうだ。

    昨年12月7日付で衆院事務局に提出された小沢氏の報告書によると昨年8月の
    衆院選当選時点での小沢氏の預貯金の総額は(当座・普通預金を除く)はいずれも
    「なし」。株券を除く国債などの有価証券も「なし」だった。

    小沢氏は東京地検特捜部による2度の事情聴取で、土地購入に充てた4億円に
    ついて、1989年~2002年に家族名義などの口座から約5億6,000万円を引き出し、
    個人事務所の金庫に保管していたと説明。
    「金庫の残額から4億円を陸山会に貸し付けた」とした。

    しかし、資産公開制度が始まった93年以降、各衆院選終了後に公開される
    小沢氏の資産等報告書ではいずれも預貯金は「該当なし」。
    土地購入のための小沢氏の個人資金がすべて資産公開対象外の家族名義の資産や
    現金、普通預金だった可能性もあるが、不自然さは残る。

    一方問題となった04年10月の土地購入後に提出された05年の資産等報告書で
    約4億7,959万円とされていた貸付金・借入金が今回の報告書では「0」と
    なっていたが、資金が動いた時期や経緯は不明。

    同報告書では、東京都港区青山2丁目の土地と建物が新たに小沢氏の個人資産に
    加えられたことも判明。
    不動産登記によると、陸山会が01年12月に小沢氏の名義で購入した
    マンションで、08年まで陸山会の政治資金収支報告書に記載されていた。

    仮に実質的な不動産の所有権が移転した場合、個人への贈与(一時所得)と
    みなされれば、小沢氏個人に税務当局への申告義務が生じる可能性もあると
    いう。

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 編集後記

   政治資金収支報告書の預金は定期預金のみで、その他の普通預金と現金は
  除かれるとは、全く役に立たない報告書。

  ご感想・ご意見は、お気軽にご連絡下さい。     (那珂)

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