光を目指して歩き続ける 

誰かの不幸の上に成り立つ幸せではなくて、誰もが等しく幸せになれる世界を目指し、その理想と現実のギャップの大きさに打ちのめされながらも、時に女性としての視点を取り入れながら、世界の動きを紹介し、それについて思ったことを発信していきます。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/12/27
  • 部数 18部
  • メルマガID 0000270360
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サンプル誌

No.1 『遠い国のことではない』

今、日本はだんだん住みづらくなってきています。
地方の衰退、福祉サービスやセーフティーネットの縮小、
庶民を対象にした増税、弱肉強食推奨…。

でも、ふと街中を歩くと、色とりどりの華やかな洋服や
かわいらしい雑貨などがたくさん売っていて、
買い物袋をたくさん下げた人が多く行き交います。

格差社会は深刻に進む一方で、
やっぱり日本はまだまだ豊かな国なんだよな〜と
思ったりします。


で、唐突ですが、
今現在、全世界で推定されている人身売買された人は、
約240万人と言われています。

黒人が奴隷として搾取されてきた歴史は誰もが知ってると思いますが、
それは決して過去のことではなく、
今現在、同じ地球上で、240万人という、
多すぎてなかなか想像できないほど多くの人が、
暴力や脅しで拘束され、意思に反したことをさせられてしまっている。
終わりや出口は見えない。絶望の中で。

人身売買の目的は、おおざっぱに分けて、
商業的な性的搾取が40%、
その他の経済的搾取が30%、
残りはその両方で、
性的搾取に限って言えば、その98%は
女性や少女が対象になってしまっているようです。

そして、そういう人を、
「非常の多く受け入れる国」のトップ10の中に、
残念ながら、日本が入ってしまっています。


繁華街。
たくさんのビルが建ち並んでいます。
コンクリート1枚の壁を挟んで、
外の道は、買い物客やカップルが楽しそうに歩いていて、
中の部屋は、誰かが拘束されている…かもしれません。

外の人と、中の人と、個人的に考えたら、
一生、出会う事はないかもしれません。
でも、同じ社会に生きていて、関係ないということはあり得ません。
閉じ込められている女性をお客として買ってる男性がいるのだから。
そしてその男性は、自分の身近にいる人かもしれません。


そのことについて、わたしたちにできることって、何だろうか?
そういうところを襲撃して奴隷を解放する…なんて無理ですし、
警察に任せるといっても、現在だって警察に任せていて、こうですし。

すごく微々たることだけど、
まずは、そういうことに「関心をよせる」ことだと思います。
自分には関係ないからって、みんなが無視してたら、
中に閉じ込められた人は、誰からの愛も受けることなく
人間として扱われないまま、人生を終えてしまうかもしれません。

そして、自分たちの意識をハッキリさせることかな、と。
大切なパートナーや、身近な男性に対し、
お金で女性の体を買うことは許さない、と。

もっと行動したい人は、
そういうことに取り組んでいる団体の活動を支援するとか、
実際に入ってみるとか、そういう方法もあると思います。


ひとりひとりの力や影響力は、小さなものです。
でも、それが集まれば、とっても大きな力になります。

幸せに楽しく生きることも大切です。
でも、余裕のある人が、困っている人を助けようと思わなかったら…
一体誰が、助けるのでしょうか?
まさか、閉じ込められている人に対して、
「自分でなんとかしなさい」なんて言わないですよね。

この世の中を変えられるのは、
具体的に活動する一部の人々と、
「適度に余裕のある人生を送っているわたしたち」です。

具体的に行動をしなくてもいい、寄付をしなくてもいい、
でも、そういう問題もあるんだなって、「知ろうとすること」。
これがとても大切で、最初の一歩だと思います。



最後まで読んでくださってありがとうございました。

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