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起業を決意したら何からやればよいのか、スケジュールに沿って考え方・心構え・実務手続等を具体的に解説してまいります。サラリーマン・学生・主婦・団塊の世代と立場は違っても、だれにも解りやすい解説で、開業というゴールへ到達していただきます。

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/08/19
  • 発行部数 44
  • マガジンID 0000269447
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2008/08/19

起業はこうしてする 第5号

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      【週間】起業はこうしてする
 
 
                   ■第5号 2008/ 8/ 19
             
  
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 某起業アンケート調査によると、「起業時に直面する課題」のトップ回答は「
 
 開業資金の調達」で、次いで「販売先の確保」「質の高い人材の確保」という
 
 結果となっています。
 
 
 しかし、トップ回答の「開業資金の調達」はどう解決したかというと「自己資
 
 金」が半数を占めています。公的支援制度の活用度は低く、支援制度の存在を
 
 知っているが活用していないという起業者は46%に上りました。
 
 
 みなさんは、この課題に直面したとき、どのように対処しますか。今回は資金
 
 調達についての解説です。
 
 
          ■ 第 5 号 不足資金の調達 ■
 
 
 起業プラン作成の際、開業資金計画により必要資金を算出します。必要資金を
 
 自己資金または出資者からの調達で賄えられれば良いのですが、不足するとき
 
 は、その調達を考えねばなりません。
 
 
 どんなに立派な計画を立てても、当初より資金不足でスタートしては失敗する
 
 だけです。資金不足は計画を狂わせるだけでなく、その事業の終結を意味しま
 
 す。いかに資金が事業経営に大切かを心に刻んでください。
 
 
 まず、身近なところから考えてみましょう。皆さんのまわりで思いつくものを

 一覧にしてみました。
 
 
 ・預貯金    事業にいくら使えるか(事業に使える金額が自己資金) 

 ・退職金    いくらになるか・いつ現金入金となるか (  〃  )
 
 ・株券     売却または担保融資を受ける
  
  ・不動産    売却または担保融資を受ける 

 ・生命保険   保険契約返戻金の融資を受ける 

 ・個人カード  金利は高いが、借りやすい (会社での会計処理は個人借入金)
 
 ・リース    融資と同じ効果(創業時は信用度の問題で難しい )
 
 どうでしょうか?
 
 こんなところから、調達のヒントになりませんでしょうか。
 
 
 預貯金・退職金につきましては、事業に使えるお金が公的融資でいう「自己資
 
 金」となります。個人カードで調達し、会社で事業を行う場合の会計処理は、
 
 個人からの借入となります。
 
 
 リースは、コピー・ファックス・営業車・内装等の設備投資関係をリース会社
 
 から、5・6年の利息とともに分割リース料を支払い賃借するもので、融資と同
 
 じ効果があります。
 
 
 しかし、開業仕立ての会社は、信用度の問題で審査が通りにくくなっています
 
 。業種や起業者個人の信用度で、リース契約が締結されることもあります。
 
 
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 さて、これでも不足するときは創業の公的支援を活用することです。
 
 ご存知の方が多いかと思いますが、融資にかかわる公的資金の機関といえば「
 
 国民生活金融公庫」「信用保証協会」の2つが挙げられます。以下にそれぞれの
 
 融資制度を説明します。
 
 
 ■国民生活金融公庫
 
 
  国民生活金融公庫につきましては、直接申込み審査の上、国民生活金融公庫か
  
  ら融資が実行されます。 国民生活金融公庫は、企業のための政府系金融機関
  
  で、ほとんどすべての業種が利用できます。(金融業・投機的事業・一部の遊
  
  興娯楽業は利用できません。)
  
  
  起業者への融資は「新規開業資金」「女性、若者/シニア起業家資金」、飲食
  
  店等を対象とする「生活衛生貸付」等があります。
  
  
  ここでは、これらの融資を申し込む際、以下の条件を満たしている場合に無担
  
  保・無保証人で利用できる「新創業融資制度」による融資の説明をします。
  
  ・「新創業融資制度」は、次の1〜3のすべての要件に該当する人が申込めます。
 
  1 創業の要件
   
   新たに開業する人、または開業して税務申告を2期終えてない人 
 
  2 雇用創出、経済活性化、勤務経験または修得技能の要件次のいずれかに該
    
    当する人 
   
   イ 雇用の創出を伴う事業を始める人(1人以上アルバイトでも構いません) 
   
   ロ 技術やサービス等に工夫を加え多様なニーズに対応する事業を始める人 
   
   ハ 現在勤めている企業と同じ業種の事業を始める人で、次のいずれかに該
     
     当する人
    
    1)現在の企業に継続して6年以上勤めている人
    
    2)現在の企業と同じ業種に通算して6年以上勤めている人 
   
   ニ 大学等で修得した技能等と密接に関連した職種に継続して2年以上勤め
     
     ている人で、その職種と密接に関連した業種の事業を始める人 
   
   ホ 既に開業している場合は、開業前にイ〜二のいずれかに該当する人 
  
   3 自己資金の要件
    
    事業開始前または事業開始後で税務申告を終えてない場合は、創業資金の
    
    3分の1以上の自己資金を確認できる人 
  
 ・使いみち 事業開始時または事業開始後に必要となる事業資金 
  
 ・融資額 1,000万円以内 
 
 ・返済期間 運転資金5年以内(うち据置期間6ヶ月以内)
       設備資金7年以内(     〃     ) 
 
 ・担保・保証人  不要 
  
  ・取扱期間 平成21年3月31日
  
  
  この制度は「雇用の創出を伴う事業を始める人」と「自己資本を3分の1以上」
  
  の要件をクリアーすれば、ほとんどの起業者が該当することになります。ここ
  
  でいう雇用は、正社員でなくアルバイト1人の雇入れでも良いのです。
  
  
  取扱期間は来年の3月までとなっていますが、これまでの期間実績からいくと
  
  毎年更新されますので、しばらくは継続されると思います。
  
  
  開業時で何の実績もありませんので、これまでの経験・資格は勿論ですが、提
  
  出書類の「開業計画書」の作成がポイントとなります。「開業計画書」の作成
  
  の仕方は、今後の当所の「起業プランの作成」のセミナーで解説します。
  
  
  ■信用保証協会
  
  続いて信用保証協会の説明をいたします。
  
  信用保証協会は、事業資金が必要なときに「保証人」としてバックアップする
  
  公的機関でありお金は出しません。融資するのは金融機関ですので、金融機関
  
  等の窓口へ相談・申込をし、信用保証協会が審査をすることになります。
  
  
  信用保証協会の窓口に直接申込み、借入希望先の金融機関に融資の斡旋もして
  
  もらえますが、現実には難しいです。担当地域制をとっていますので、法人は
  
  本店所在地、個人は住民登録地を担当する窓口での相談となります。
 
 
 信用保証協会は、融資を受けた企業から保証料(融資額の1%前後)を徴収し、
 
 その企業の保証をします。市区町から推薦状を出し、金融機関へ申込み信用保
 
 証協会の保証を受けての融資があります。この場合、利子、保証料が市区町か
 
 ら補助されることがあります。
 
 
 市区町から出した「推薦状」は、融資実行のお墨付きではありません。融資す
 
 るかしないかは、信用保証協会・金融機関の判断によります。しかし、融資が
 
 実行されない場合は、市区町にその理由を報告する義務があります。
 
 
  信用保証協会の保証付制度融資は各都道府県・市区町単位で定められています
  
  が、各々内容が少し違っていますので、各々の商工部等に問い合わせの上、確
  
  認してください。商工会議所などでも相談・申込ができます。
  
  
  よく県の制度融資を信用保証協会の保証で受けたので、市への申し込みはでき
  
  ないと思っている方がいらっしゃいますが、申込はできます。ただし、信用保
  
  証協会では、すでに保証している金額を含めて審査することになります。
  
  
  
  それでは最後に、事例として「埼玉県」と「さいたま市」の信用保証協会保証
  
  付の制度融資の概要を挙げておきます。
  
  
  ・埼玉県
   
   「新事業創出貸付」と「独立開業貸付」があります。
   
   限度額   設備3,000万円  運転1,500万円
   
   返済期間  設備 10年   運転 7年
   
   利 率   年1.3〜1.4%
   
   担 保   「独立開業貸付」は保証協会と金融機関が定める
   
   連帯保証人 個人 不要
         法人 代表者を連帯保証人とする
   
   その他   信用保証協会の保証を付する
         自己資金の制限あり
  
  ・さいたま市
  
   限度額   運転資金、設備資金とも1,000万円
  
  返済期間  運転 7年以内   設備 10年以内
  
  利 率   年1.2%
  
  担 保   不要
  
  連帯保証人 個人 不要、
        法人 代表者を連帯保証人とする
  
  その他   埼玉県信用保証協会の保証を付する(保証料率0.8%以内)
        自己資金の制限あり
 
 皆さんの地区の制度をネットや問い合わせで確認し、是非ご検討ください。

  
  
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          起業セミナーのお知らせ
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    テーマ  起業の心構と会社設立
    
    内 容  起業の心構え
         起業するなら個人か会社か
         株式会社と合同会社の違い
         会社設立の概要と会社法
    
    講 師  オフィス モリタ  代表 盛田 一夫
    
    日 時  平成20年8月27日(水) 午後6時30分〜午後8時30分
    
    場 所    スター貸会議室五反田(TKP五反田ミーティングセンター
                    が名称変更しました)
         JR・都営浅草線 五反田駅より徒歩3分
    
    参加費  2,000円
         メルマガ購読者価格です。他の案内では3,000円としてます。
         参加費は当日お持ちください。レジメと関係資料をお渡し
         いたします。
         
    申 込  morita_real@yahoo.co.jp へ「メルマガ見て参加希望の旨」
         「氏名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」を送って
          ください。
         折り返し「参加証」と「会場案内図」を送らせていただき
         ます。
    
    申込期限 8月25日(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
    
        
    *参加者が少ないときは、中止させていただきます。
    *次回以降は、「起業プランの作成」「実践 会社設立手続」「公的融
     資と助成金の活用」「起業時の会計・税務」等のセミナーを予定して
     います。

____________________________________
 
 【編集後記】
  
  夏休みも終わり、あとはこの暑さを「気合だ!」で乗り越えます。
  
  毎回メルマガを書いていると、どこで止めるかに迷います。深く突っ込めば
  
  キリがありませんし、読者に理解していただかなくてはと迷うところです。
  
  今回の「資金調達」も、起業セミナーでテーマとして取り上げ詳しく説明い
  
  たします。また、疑問を早く知りたいという方はメールでご質問ください。
  
  よろしくお願いします。
  
  何かアドバイスが必要なときは、メールをください。ご返事必ずします。
  
  それでは! また、来週!!
 
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  発行人 オフィス モリタ        代表 盛田 一夫
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  ご意見、ご希望がございましたら、ご遠慮なく下記へメールをください。
  
  また、起業、会社設立・諸届、資金調達、経理・社保等の経営実務について
  
  質問のある方も下記へメールをください。
  
  ご返事が必要なときは、必ずご返事させていただきます。
  
  起業にかかわる手続の代行もしておりますので、何でもご相談ください。
    
  Eメール morita_real@yahoo.co.jp
  
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