2009/10/09
「今夜は家で夕食は食べられないと思うな」
「スーパーエルマー」は、東京SIM外語研究所の看板教材です。 歴史が古く、受講者も多く(17万人!)、名前はご存じだと思います。 返り読みをしない、関係「代名詞」の考え方、リズムの法則・・ 私(えいいち)も、受講者の一人です。 東京SIM外語研究所、今はダン上野Jr.氏が担当されていますが、 私が高校生時代に受講した時には、ダン上野氏でした。 「カセットテープ」を何度も聞いて、SIM同時通訳方式を勉強しました。 今でも、分厚いカセット教材が2つ、家の本棚に置いてあります。 その当時の教材が、今は「スーパーエルマー」として昇華。 現在は、提供の方法も、当時よりずっと優れています。 無料で「試聴セット」を10日間試してみて、 気に入ったら、すぐに教材を使って受講が開始でき、 気に入らなければ、教材をただ返品すればよい、という形です。 学習する人にとって負担のない、良心的な方法だと思います。(えいいち) 【 厚生労働大臣指定講座 スーパーエルマー 】 ==「10日間無料試聴」キャンペーン== 詳しくは、こちらをどうぞ。 http://pause-cafe.jp/z/260607.html ◇◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 珠玉の『ワンポイント・イングリッシュ』-京都から ~あなたのもとへ、京都からお届けします~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇◇ ■ 「今夜は家で夕食は食べられないと思うな」 毎日のことではありますけれども、 我々、いろいろ考えなくちゃいけないことが多いですよね。 時には、 「そんなこと考えてたら身が持たないじゃん」と周りに言われても、 まあ、気になる方には気になる。 この「考える」というのは、 かの哲学者デカルトが、 「我思う、ゆえに我あり」という名言を残したぐらいで、 cogito, ergo sum. コギド・エルゴ・スムというラテン語が有名ですけれど、 これがドイツ語になりますと、 Ich denke, also bin ich. 英語になると、 I think, therefore I am. になるんですね。 「~だと思う」 我々、よくこういう表現を使って、 「ああ、間に合わないと思うな」と言ったり 「ああ、今日は行けないと思う」 「ああ、できないと思うよ」 「いやー、喋れないと思うな」 いろいろ「~しないと思う」という日本語表現、 ありますでしょ。 で、そうなんです、 お気づきの通り、 「~しないと思う」というのを、 「思う」だから I think 「~しない」 I will not ~ これをくっつけて I think I will not ~ I think I won't ~ こう訳すのは、基本的に間違いですね。 間違いというか、不自然です。 「~しないと思う」は、 I don't think I will ~ になるんです。 「~するとは思わない」という順番になるんです。 これは、おそらく中高の時代に、 何度も何度も練習する中で、 I think I won't ~ という言い方は不自然で、 I don't think I will ~ という風に使う、 というところまでは教わるんですが、 なぜか。 やっぱり、 私もそうでしたけれど、 「なんで?」って思うと、 「いやいや、なんでなんてややこしいこと考えずに、覚えればいいんだ」 などと言われて、 どうも腑に落ちないまま大人になった方、多いと思います。 これは、 英語と日本語の根本的な違いを含んだ、 結構裾野の広いお話ですので、 一曲挟んで、そんなお話をさせて頂きましょう。 (今日の音楽 - Tom Jones「I Don't Think So」) さて、トム・ジョーンズで「I Don't Think So」 「そうじゃないよ」という曲をお聴き頂きました。 I don't think so. って、 8回ぐらい繰り返してましたけれども。 この、 I think なのか、 I don't think なのか。 特に、後ろとの関係で、 I think I won't ~ というのは、 一概に間違いとは言い切れないですが、 不自然です。 I don't think I will ~ という風になるわけで。 これは、 何度も練習していくうちに違和感が残って、 こういう言い方をしなくなっていると思いますね。 I don't think I can ~ 「できないと思うな」という言い方に すっと入れ替わっていると思うんですけれど。 そもそもなぜなのか、 ということを考えると、 話は大きいんですけれど、 英語という言語は、私、 実はこれを「せっかちな言語」と呼んでいるんですけれど、 つまり、 「結論を先に言う」という傾向が、 英語というものそのものにあります。 ですから、 I think I will ~ でいうと、 前半部分 I think と、 I don't think I will ~ の前半部分、 I don't think ~ だけを聞くと、 前者は肯定で、後者は否定ですよね。 ところが、意味内容からすると、 I think I won't ~ と I don't think I will ~ は、 共に「そうしないと思う」という意味ですから、 否定ですね。 ですので、 先方に伝わるメッセージは「否定」でないといけない。 なので、なるべく早く、 「言わんとすることは否定だよ」ということを、 先方に伝える必要がある。 「今夜は家で夕食は食べられないと思うな」という場合、 英語的にいうなら、 「今夜は家で夕食を食べられるとは思わない」という、 妙な日本語になるわけです。 この日本語を英語に訳しますから、 I don't think I will eat dinner at home tonight. 中学生ぐらいでしょうかね、 「仮主語」というのを習いますでしょ。 It is good to ~ 後ろにくるやつですね。 で、英語の先生がよく、 To ~ is good. という文章をひっくり返すとこうなるんだ、と こう教わりますね。 同じ意味なんだけれど。 その時でも、 「同じ意味なら、変えなくていいじゃん」 と思う子供が、いるんじゃないかなと思うんですけれど。 あれも、これに類した話で、 なぜ It is ~ という形にするかというと、 そうなんですね、 単語ふたつ目で、 否定なのか肯定なのか、 今の話なのか昔の話なのか未来の話なのかがまず分かって、 その内容は後から言うね。 こういう構造になっているわけです。 で、なぜそうなのかということを考えると、 まあ、これはもう想像の域ですけれども、 おそらく英語という言語が、 昔々のその昔、 狩猟民族の言語だったことが関係しているのではないか。 つまり、 「鹿がいる」「鹿がいない」というのは、 「いるかいないか」を先に言わないと、鹿が逃げちゃう。 それはつまり、食料を確保できるかできないかという、 生存に関わる問題だったので、 そういう風に結論を先にもってくる。 喋っている途中でぽっと話が終わってしまっても、 否定か肯定か、現在か過去か、 分かるような構造にしておくという必然があったためではないか。 それゆえに、 日本語のケースですと、 稲の生育は、今日見ても明日見てもほとんど変わらないですから、 そんなにそんなに焦って言う必要がなかった。 「せっかちな言語」英語というのであれば、 「鷹揚な言語」日本語と言えるかもしれませんね。 このために、もうひとつ言うと、 英語は「時制」が発達するんですね。 一般的に、英語の時制は12種類あると、 こう言われています。 ですから、我々の感覚からすると、 時制はすごく緩いものですから、 英語を話す時の時制のミスというのは、 それほど気にしていない方が多いかもしれませんが。 「 is でも was でもいいじゃない」 と思っている方もいるかもしれませんが、 これは大きな問題で。 時制とか、結論を先に言うという、 そういう言葉の特徴をちょっと頭の隅に入れておかれると、 英語を書いたり話したりする時の、 ひとつのヒントになるんじゃないかな、と思います。 以上、「ワンポイント・イングリッシュ」でした。 ■ ソース 放送局は、京都のFM局、αステーション。 DJは、佐藤 弘樹 さんです。 http://fm-kyoto.jp/djprofile/profile/hiroki_sato/index.shtml 渋い声、思想が薫る、gentleman という表現ぴったりの方です。 このコーナーから、本も出ています。オススメです。 「英語+α―ヨコ文字信仰タテ社会 」 (α‐ラジオブック) http://pause-cafe.jp/z/230310.html ■ 注意事項 このメールマガジンの内容は、 放送を愛聴する個人が、備忘録として記録したものです。 公式のものではありません。 従って、十分に注意しているつもりではありますが、 万一、その内容に誤りがあった場合、その責は発行人にあります。 私は、佐藤弘樹さんやαステーションが大好きで、 なるべく放送の雰囲気もお伝えしたいという気持ちがありまして、 基本的に、放送の言葉に忠実に書き起こしています。 すこし読みにくい感じがするかもしれませんが、 その意図をお汲みいただき、ご容赦願います。 ■ ひとりごと 今日は子供の幼稚園の運動会。 台風のために予定が一日ずれて、ちょっと慌てましたが、 無事に参加できました。 親が参加する競技もやはりあって、小さい子の親は サイコロを振って出た動物をマネして一回り。簡単です。 しかし、大きい子の親のものは、サッカーボールを 二人で横パスしながら進み、線で止まってシュートして・・ 結構むずかしそうでした。 聞けば、例年、大きい子の親の競技は「わりと大変!」だとのこと。 来年のプレッシャーをかけられてきました~ ■ あなたの限りある時間やお金を、「投資」に使うか「消費」に使うか。 こんな時代です。限りある時間とお金は、将来の自分のためにこそ使いたい。 以下は、あなたご自身への「投資」にふさわしい機会になると思います。 【 桜花・宮口式記憶術 】 http://pause-cafe.jp/z/270118.html 図書館のように、きちんとした整理の仕組みがあり、 それを検索して引き出せるなら、 情報量の多少は、記憶のしやすさには影響がありません。 脳は、記憶済みのモノと連鎖できると、より記憶しやすくなりますので、 その「記憶済みの情報」が増えれば、より覚えやすくなっていきます。 ですので、「記憶術」は、年齢が上の方のほうが、 記憶のストックが多い分、覚えやすいとも言えます・・・ 私は実際にこのメソッドを日常で使っていますが、 なんというか、頭の中で「何を」「どこに」置いたかという その見通しがよくなった・・という実感です。しっくりきます。(えいいち) 【 宮口式記憶術 オンライン無料講座 】 (サイト開封後24時間だけ公開) http://pause-cafe.jp/z/240406.html 上記の【記憶術】から抜粋された、無料オンライン講座です。 記憶術は気になるけど、怪しそうだし、まずは試しにどんなものか見てみたい・・ そんな方に最適です。 初回に配られる「24 Limits Memory」という7つの音声・動画ファイルは、 エクササイズもあり、それだけでもかなりの効果があるのではないでしょうか。 サイトは、開封後24時間だけ公開される仕様のようです。 ご注意下さい。(えいいち) (bis)お天気がよくて、よかったです。 ◇◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ マガジン名: 珠玉の『ワンポイント・イングリッシュ』-京都から 発行人: えいいち 発行人メール: the_lake_poets@yahoo.co.jp 登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000269406.html * 感想・コメントなど、お気軽にお寄せ下さい。相互紹介も募集中です。 このメールマガジンへ返信すると、私までメールが届きます。 お寄せいただきましたメールは、個人情報を伏せた上で、当マガジンにて 引用させていただくことがあります。 引用を希望されない際には、その旨をご記入いただければ幸いです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇◇


