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  • 最新号 2008/08/13
  • 発行部数 26
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2008/08/13

崩れる親子関係(3)

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八王子の殺傷事件の容疑者は市内出身。
小中学校時代は目立たない存在の人でした。
休み時間に1人で教科書を読んでいることが多く、クラスの子にちょっとからかわられると学校に来ない事が多かった様です。
ひきこもりの性格で、ほとんど中学には来なかったという証言もあります。

卒業後は市内の工場でアルバイトをしていましたが、ミスを指摘されると会社を休んだりと長くは続きませんでした。
会社の人が彼が休み時間に一人でタバコをふかす姿が目撃されています。

彼は社会の中では誰一人友人はいなかった様です。

社会から孤立していた彼。

心のよりどころは親だけでした。

そんな彼も数年前、女性と暮らすために家を出ましたが、携帯電話は父親の借り物。
料金は父親が支払い、給料日前で生活が苦しくなるとお小遣いをもらいにいったりと、親への依存心が強いことがわかります。

色々な証言から、彼は過保護に育てられていると言う言葉が目立ちます。
”自分の子供がいじめらているから、学校には行かなくてもいい”とか
”嫌がる事はさせては可哀想。”
と、他の人からはちょっとした事でも、可哀想だからさせない。

正直、子供にとって良い事なのでしょうか?

この事件に限ってではありません。

先日この様な話しを友人から聞いた事があります。
公園で遊んでいる子供。
その砂場にガラスが入っていた様で、遊んでいた子供の一人がケガをしてしました。
その子供は次の日からその公園には来ていません。
不思議に思った友人の子供が、ケガで来なくなった子供の家に遊ぼうと誘った際、その子供の母親が
こう言いました。

「ガラスの入った砂場には言っちゃ行けないって注意したの。
遊ぶのならば他の場所でうちの子と遊んでちょうだい」と。
周りは道路で車がいきかう危険な場所です。唯一遊べるのが公園しかありません。
その公園に行ってはいけないとなると、遊ぶ場所がないのです。

砂場にガラスが入っていたら危険です。
子供がケガをしてしまったら親は心配するのは当たり前だと思います。

しかし、その事で親が”もう公園で遊んではいけない”という判断はどうなのでしょうか?

ケガをした子供がまた砂場で遊ぶ時、
「ガラスがあるかもしれないから気を付けよう。」と必ず思うはずです。
だってケガをして痛い思いをしているからです。
自分で体験して子供は育つと思うのです。
なんでもかんでも大人の判断で決めてしまったら、子供の心も体も頭も発達もしません。

例えばこの様な事はどうでしょうか?
子供が遊んだおもちゃを片づけているとします。
しかし、あちこちに壊れたおもちゃの破片や、おかしの包み紙などあちこちにちらばっているのを見た時、
片付けが不十分だと怒った経験はありませんか?
もしくは子供がやるより、自分でやってしまった方早いと考えて片づけてはいませんか?
子供の訓練の機会を奪う事になってしまい、同時に子供を傷つける結果になってしまうと思います。
<次回に続く>

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