2009/02/02
プロのデザイナーが見ている『デザイン本書評』4
どうもkeloです。 すいません、またまたかなりの 久しぶりになってしまいました。 その分、力を入れて本のご紹介をさせて 頂きますのでご勘弁をお願いします。 では、、早速いきます。 10.☆CASSANDRE (カッサンドル) 3.800円 (紹介しておいて何ですが、、もしかしたら絶版かもしれません、 図書館、古本屋で見つけられれば、と、、すいません) カッサンドルというグラフィックデザイナーの画集です。 多分この方のポスターと言うかデザイン作品は 大抵の方が見た事あるかと思います。僕の中では大巨匠なんですが。。 (沢木耕太郎の『深夜特急』の表紙にも使われてます) http://www.amazon.co.jp/dp/4101235058 本の構成は とにもかくにもカッサンドルの素晴らしいグラフィックデザイン (ポスターデザイン中心ですが舞台衣装やロゴデザインも含む)が これでもかこれでもか、、とカラーで展開されるものとなってます。 とっても見応えがあって今見ても 十分にモダンで、実際に現代の広告等に そのまま使われている時もあります。 また教科書的な意味としてもとても 意義深くて 冒頭に書かれたカッサンドル自身のメモが もうそれだけで デザイナーにとって非常に深く重い言葉になってますね。 『1枚のポスターが解決すべき3つの問題』 1.視覚上の問題 一枚のポスターは見られるために作られる 2.グラフィックな問題 ポスターは素早く話さねばならない 3.詩的な問題 知的連想を作り出す事。見る人をその魅力で虜にする事。 1などは、、当たり前の事ではないか?と思ってしまいますが それだけに根本的な問題である以上に2や3も含み 実はこの言葉で全てを語ってるとさえ思われる、言葉です。 見られるために、、、 ポスターは素早く話さねばならない(2)し 見る人をその魅力で虜にしなければならない、、訳ですから。 カッサンドルのポスターを見れば、デザイナーの方は 多分気がつかれる(あるいは既に知識として知ってらっしゃる)でしょうが 画面の中でグリッドデザイン、、や 黄金分割の割合通りに画面を分割したり、、とか 画面の中で上手く幾何形態を使用し、 言わば、造形心理学を十二分に意識した上で 作っていると言う点です。 そしてまたこの本はただの画集ではなく そういう部分についてもしっかりと解説してくれてますので デザインの中で幾何形態をどういう風に使うものか? 興味ある方はお勧めです。 もちろんこの本一つで全てが解決するわけでもないですけど カッサンドルという超一流のデザイナーが 実際にどういう風に黄金分割等を画面で使ってるのか? 非常に貴重な解説が書かれた本としても評価されてる気がします。 またカッサンドルという人はロゴデザインでも有名で イブサン ローラン のロゴデザインもやってたりします。 単純に画集として、見てるだけで デザイン的なカタルシスの感じられる本です。 もし手に入れる事が出来れば時々取り出して 見てみるのも良いかと思います。また、、この作家については グラフィックデザイナーとしては知っておかないとまずい部類の方のように 思います。 11.☆small planet(スモールプラネット) http://www.amazon.co.jp/dp/4898151728/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1233287914&sr=8-1 デザイン書だけご紹介してても息が抜けない気もしたので ちょっと気になる写真集を。。。 『small planet』本城直季さんの写真集のご紹介です。 精巧に作られたミニチュアを 撮ったような写真ばかり載ってますが全て実写です。 本城直季さんはこの写真集で 2006年度木村伊兵衛賞を受賞されていますね。 名前の通り小さく見える世界を不思議なセンスで写真に収めてます。 (シャープの亀山工場のポスター等でも有名です) 個人的にこういうミニチュア的な?世界観は大好きですし 『えっ実写なの?』と誰でも見てしまう事もあり インパクトや魅力に溢れた魅力的な写真達だと思います。 実際この写真集発表後、 本城直季さんは色々な所でひっぱりだこに なってたので様々な所で見た人もいるのではないでしょうか? ただ紹介しておいて何ですが この写真の撮影方法は(一部で指摘されてるように) Miklos Gaalの真似、、とも言えます。。。ちょっと微妙ですけどね。 (下記のページからテキストをクリックすると作品見れますので 是非、みなさんの目でご判断下さい^^) http://www.miklosgaal.com/works.html 作家の独自性や個性。。という事で判断すると 少し『上手い事やったな感』はありますけどもっとこの世界を 見せて欲しい気持ちがあるのも事実です。 12.☆魅せるデザイン、語るレイアウト(プロの実例から学ぶエディトリアルデザインの基礎)2.600円 http://www.amazon.co.jp/dp/4844358278 DTPの様々な実例を見ながら具体的にデザインレイアウトのテクニックを 説明していく本です。 『リズムとバランス』 『グリッドシステム』 『質感』『ジャンプ率』等 webデザイン、DTPデザインの区別なく、 全てグラフィックデザインの基礎として それぞれ非常に勉強になると思います。 もちろん 色についてはモニタと紙(RGBとCMYK) の違いもありますしレイアウトにしても webのインタラクティブ性等の違いもありますが 逆に言えば webデザインも10年ちょっとの歴史しかない訳ですから 全てにおいてDTPデザインをお手本にしていくのは 間違った選択ではなく、効果的な方法として雑誌等のデザインも 注意して参考にすれば良いのではないでしょうか。 今回は以上です。 最後まで読んで頂いて有り難うございました。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ☆下記はkeloのメルマガです。 デザイナーになりたいという方、お勧めです。是非。 ☆プロが教える『美大いらずのデザイン講座』 (言わばデザインメルマガシリーズの本編です?) http://www.mag2.com/m/0000267534.html ☆プロが教える『美大いらずのデザイン講座』携帯版 週刊 (内容、時々かぶります、携帯しか持ってない方の為に。PCでも見れます) http://mini.mag2.com/pc/m/M0075533.html ☆プロのデザイナーが見ている『webリンク集』週刊 (デザイナーがプロの現場で見ているサイトのリンク集です) http://www.mag2.com/m/0000266890.html ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


