2009/11/02
石平(せきへい)のチャイナウォッチ No.070号
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 2009.10.20 No.070号 ╋■╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ ~誰よりも中国を知る男が、日本人のために伝える中国人考~ 石平(せきへい)のチャイナウォッチ http://www.seki-hei.com ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ =★==========================================================★= ■ 「環境破壊大国」中国の行方 ■ =★==========================================================★= 国際エネルギー機関は今月6日、 世界の二酸化炭素(CO2)排出量に関する報告書を発表した。 それによると、2007年度の世界のCO2排出量288億トンのうち、 中国は61億トンと全体の21%を占め、 米国の20%を上回って、とうとう世界一となった。 地球温暖化への影響の面で、 中国はすでに最主要国の一つとなっているが、 問題はむしろこれからだ。 中国の石油・石炭などの一次エネルギーの消費はまさに今から、 急増が見込まれているからである。 たとえばCO2排出の主力の一つである自動車の場合、 08年における中国の民間自動車保有台数は約5100万台で、 普及率は5%未満だった。自動車保有台数2億2000万台で 普及率が78・7%というアメリカの数字からすれば、 中国はいまだに、車社会の入り口にあるにすぎない。 09年度の自動車生産台数が米国を抜いて世界一となる見通しの中国が、 これから先進国並みの車社会の実現を目指していくのであれば、 10年後や20年後の地球温暖化問題、 および石油資源枯渇の問題は一体どうなるのだろうか。 中国の抱える環境問題はもちろんそれだけではない。 より深刻なのは水の汚染である。 現在、中国の都市部を流れる河川の9割はすでに汚染され、 地下水の7割程度も汚れている。 それに加えて、水資源の絶対不足も問題だ。 中国の1人当たりの淡水資源は世界平均の4分の1にすぎず、 全土668都市のうち、404都市が水不足に直面している。 水不足とも関連しているのは、国土の「荒漠化(こうばくか)」である。 昨年1月24日に北京で開かれた「砂漠化防止に関する国際会議」の閉幕式で、 中国は砂漠化の被害が世界で最も深刻であると発表された。 国土の3分の1で「土地の荒漠化」、5分の1で「砂漠化」が進んでいるという。 人間が生きていく上で欠かせないのは空気と水と土地という3つの基本要素であるが、 中国の場合、この3つともが深刻な危機に直面している。 危機的状況を作り出した要因の一つは人口の急増だ。 18世紀の半ばまで、中国の人口は1億人を超えたことがなかったが、 今や13億人以上となっている。 その間、新疆ウイグル地域やチベットを併合したことで 中国の「領土」が大幅に拡大したが、 現在の中国国土面積の約3分の1を占めるそれらの地域に、 居住しているのはせいぜい数千万人にすぎない。 13億人民のほとんどは伝統的な中国の国土範囲内に居住して 大量生産・大量消費の産業社会を作っているから、 環境への負担はすでに限界を超えているはずだ。 にもかかわらず、中国は依然、年率8%以上の長期的な経済成長の目標を掲げて、 石油・石炭の使用拡大を前提にした13億人規模の産業化を推進しようとしている。 世界的に環境破壊がもっとも進んでいる地域で 人類歴史上もっとも規模の大きな「環境破壊プロジェクト」が、 本格的に展開されようとしているのだ。 逆説的にいうと、「環境の制限」という要素からしても、 中国における半永久的な経済成長と産業規模の拡大はまず無理であろうが、 もし、中国がこの無理を承知しながらいつまでも経済拡大路線で走っていくのならば、 結果的にはそれが、13億人民の生存基盤の喪失と、 環境難民の大量発生や地球環境の破壊などの世界規模の大災難を招くことになりかねない。 中国で進んでいる環境破壊は、「中国にとっての脅威」であると同時に、 「中国からの脅威」でもあるのだ。われわれは一体、どう対応していくべきなのか。 ( 石 平 ) □PR■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ■□■遂に発売開始! 谷沢永一が司馬遼太郎を熱く語る! □■ □■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□ 「この作家の登場でわが国は初めて最も成熟した人間理解を得た」 そう断言する谷沢永一による初の語り下ろしCD。 司馬作品を語るにこの人をおいてなし。 希代の読書人が熱く語る、最初で最後の司馬遼太郎論。 日本人という不思議な人間を考えつくしたこの作家の、 思考の精髄とはなんだったのか! このCDの中で、谷沢永一は、 「司馬遼太郎作品はつまり、天晴れな男の系譜であるわけで、 そのことをよく読めば、なるほど、この世の中で人間と接触するためには どのような工夫をしたらいいかということが、 自ずから会得できるようになっているわけです。」 「司馬遼太郎の生涯のテーマは何かというと、日本人が日本の社会において 生きていくためにはどういう思案、工夫が必要であるかということを語るのが、 これが司馬遼太郎一代を通じてのテーマであった」 と語ります。 生前の司馬遼太郎氏と親しく交わり、 余人では到底知り得ない、司馬遼太郎の本当の姿を知っているだけに、 その司馬評は、他の追随を許しません。 司馬遼太郎が書斎を公開した数少ない友人谷沢永一。 常に鋭い洞察で人間の機微を解き明かしてきた谷沢永一が 司馬遼太郎を如何に料理するか! このCDの中でしか聴けない、興味深い話題が満載です。 この機会に、ぜひ、ご自身でその逸話の数々をお確かめ下さい! ■ 谷沢永一CD:: 司馬さんと「坂の上の雲」を歩く ■ 作家 司馬遼太郎と親交の深かった評論家 書誌学者である谷沢永―が、 「坂の上の雲」の時代を読み解き、司馬遼太郎の知られざる一面を披露する。 「坂の上の雲」をさらに楽しく理解し、人間 司馬遼太郎を知る永久保存版! ▼Disc1 「坂の上の雲」の時代を生きた人々 【 Disc1の主な内容 】 ・「坂の上の雲」で司馬遼太郎が本当に勝利したのか ・司馬が批判した参謀たちのもう一つの見方 ・正岡子規が日本に残したもの ・「人間通」と近代に生きた人々 など ▼Disc2 司馬遼太郎という人物と作品 【 Disc2の主な内容 】 ・日本人の生き方を模索し続けた司馬さん ・人間通、司馬遼太郎という人物 ・司馬作品に書評を書く(司馬さんとの出会いと親交) ・司馬遼太郎の表現力の巧みさ ・人間通、司馬遼太郎の作品たち など お申込みはこちらからどうぞ! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 「谷沢永一公式サイト」 http://www.tanizawa-eiichi.com/ □■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ■□■ □■□■ □◆長谷川慶太郎『断末魔の北朝鮮!CD』のご案内です◆□■□■ 各国からの圧力を無視して、北朝鮮は核実験をつづけています。 その、北朝鮮の目的は?北朝鮮は崩壊するのか? 崩壊するならどんな形になるのか?その場合日本はどうなるのか? 朝鮮半島のパワーバランスはどうなるか? その時、アメリカはどう動くか?中国はどう動くか? 韓国は北朝鮮崩壊にむけてどんな準備をしているのか? 末期的になってきた北朝鮮の状況を説明する、 学者や評論家は少ないと思いませんか? 心もとない解説を捨て、長谷川分析を聞いてみませんか? 韓国経済がダメージを受けると、日本はどうなるでしょうか? 大きな転換期を迎えています。 すぐそこにある危機について心構え、準備が必要だと思う人は ここをクリック↓↓ http://www.hasegawa-report.com/pro/ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ◆◆ 石平(せきへい)のチャイナウォッチ ◆ ◆ 発行者へのご意見:http://www.seki-hei.com/contact/ ◆ このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して配信されています。 ◆ このメールマガジンの友人、知人等への転送は自由です。 ◆ ただし、ヘッダ・フッタ付きで転送してください。 ◆ 配信停止は、http://archive.mag2.com/0000267856/index.htmlからできます。 ━…━…━…━…━…━…━…━…━ http://www.seki-hei.com/ ━…━



