2012/05/18
【第80回李白社メルマガ】楽天の中国市場撤退を考える
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 長谷川慶太郎の投資の王道【LITE版】 2012・5・17 No.160号 by 長谷川慶太郎公式サイト http://www.hasegawa-report.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------------------------------ 【時代を先読み! 政治・経済・社会の最新情報!】 楽天の中国市場撤退を考える(第80回李白社メルマガ)2012・5・18 ------------------------------------------------------------------------ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●最新刊! 『ハイエクの大予言』 → http://www.rihakusha.co.jp/books/haieku.html (著者推奨の復刊本) ●好評発売中! 『あなたも今日から選挙の達人』ネット選挙対応マニュアル → http://www.rihakusha.co.jp/books/senkyo.html (あなたが立候補すれば日本が変わる!) ●好評発売中! 長谷川慶太郎・三橋貴明 対談CD『日本と世界はこう激変する』 → http://www.hasegawa-report.com/news/mihashi.html (長谷川慶太郎氏と、三橋貴明氏が激変する日本と世界経済について明解分析する) ●好評発売中! 副島隆彦・石平 対談CD『日中殴り合い対談』 → http://www.rihakusha.co.jp/cd-dvd/seki_soe_cd_r.html (中国は覇権か崩壊か!? このCDで中国のすべてを語りつくす!) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 李白社の町田です。 今回のメルマガは、 ノンフィクション作家の加藤鉱さんに 寄稿していただきました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【楽天の中国市場撤退を考える】 この5月末、楽天は中国市場で運営してきた インターネット上での「仮想商店街」を閉鎖することになった。 中国市場からの撤退である。 同社の三木谷社長はメディアに頻繁に出演、 次のような言い訳に終始した。 「中国ビジネスに着手した時期が、 ちょうど尖閣諸島をめぐる 日中摩擦が激しくなったころと重なってしまった。 そのため大規模なキャンペーンを展開できず、勢いがそがれた」 確かにそれもあったろう。 だが、周囲から洩れ伝わってくるのは、 撤退の真因は「人材」にあるという声だった。 ライトパーソンに恵まれなかったということらしい。 あるウェブビジネスの専門家は 「ビジネスパートナーに中国国内最大手の 百度(バイドゥー)を選んだのは短絡的過ぎた。 百度のフットワークの鈍さは、我々に知れ渡っている。 中国のウェブビジネスの過酷さをなめていたのではないか。 はっきりしているのは、中国側と丁々発止でやっていける 現地トップがいなかったことだ。 三木谷社長は今回の失敗を真摯に受け止めなければならない」 と指摘していた。 「人材難」で有望なビジネスを潰してきた日本企業は、 枚挙にいとまがない。 楽天の中国撤退のニュースを聞いて、 筆者が連想したのは、あの「日活」だった。 50歳代以下の人には、日活は映画の製作、 配給、興行で一世を風靡した映画会社 といったイメージなのだろう。 だが実際は違った。 不動産、ホテル、ゴルフ場、スケートリンク等を事業展開する コングロマリット企業として知られた。 先般、当時の日活社員に話を聞く機会を得た。 「昭和30年初頭、日比谷には日活国際ホテルが営業し、 帝国ホテルと張り合っていた。 ホテル事業は全国展開され、博多日活ホテル、 登別日活ホテルなどを持っていた。 森ビルよりはるか前から貸しビル業を始めていたし、 都心に優れた物件を多く揃えていた。 その他に、芝では外国人向けのマンション、 アイススケート場を運営していたし、 都心数ヵ所では高級クラブを展開していた」 ちょうど、現在の東宝と西武グループが合体したような、 広範な事業を展開していたのが、当時の日活といえよう。 日活のこうした多角事業化は、「凶」と出た。 本業の映画産業が傾きだすと、 事業や資産を切り売りして凌いだが、 最期には倒産の憂き目をみた。 先述の日活社員は残念そうな口ぶりで、こう述懐する。 「多角的経営をしていけるだけの人材がいなかった。 もし優秀な人がいれば、 多くのジャンルのなかの1つは生き残っているはず」 日活黄金期を築いたのは、 堀久作という当時の怪物経営者だった。 当時の映画界では、大映の永田、 松竹の木戸、東宝の小林といった、 それぞれの怪物が跋扈していた。 「あまりにワンマンに過ぎた堀社長は 人材に恵まれなかった。 というより、育てる術を知らなかった。 堀自身が”雲の上の人”から変われず、 社員もそれでよしとしていた。 結果的には、典型的な放漫経営でした」 楽天の三木谷社長には、 その轍を踏まないでもらいたいものだ。 こんなエピソードがある。 堀社長には息子がいて、慶応を出て丸紅勤務を経、 日活に入社してきた。 息子を迎えるため適当な役職がないと考えた日活は、 おかしな人事政策を行った。 これまで部長と課長の間にはなかった次長職をつくって、 彼をホテル事業部次長としたのである。 こんな会社が衰退しないわけがない。 【ノンフィクション作家 加藤鉱】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- ■最新刊! 『ハイエクの大予言』 定価1785円(税込) ISBN978-4-8284-1667-0 詳しくはこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/books/haieku.html ---------------------- ハイエクの謦咳に接した著者が、その主著『隷従への道』全15章を丹念に読 み解く「自由主義こそが経済繁栄を生む」「自由は民主を凌駕する」「統制 と保護は発展を阻害する」「権力者は未来を見通せない」「福祉国家という 罠」。経済が統制されることは、自由そのものが奪われることに等しかった。 そして税と社会保障が一体化になったらどうなるか。福祉を増やせばいくら でも税を増やすということである。著者推奨の復刊。 <目次> 1. 自由主義こそが経済繁栄を生む 2. 「自由」は「民主」を凌駕する 3. 「競争」と「規制」の中庸は難しい 4. 「統制」と「保護」は発展を阻害する 5. 「権力者」は未来を見通せない 6. 「法」の確立が強い経済を生む 7. 「お金」の自由こそが幸福の源 8. 「私有財産」の肯定が活力をつくる 9. 保障が特権になる危険 10. 全体主義体制は人間性を破壊する 11. 「規制する者の論理」による洗脳 12. 「反自由商業国」は破滅する 13. 「福祉国家」という甘い罠 14. 文明の発達は「伝統の力」から 15. 穏やかな「世界連邦」のすすめ -------------------------------------------------------------------- ■最新刊! 『ハイエクの大予言』 定価1785円(税込) ISBN978-4-8284-1667-0 詳しくはこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/books/haieku.html -------------------------------------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- ■絶賛発売中! 『あなたも今日から選挙の達人』ネット選挙対応マニュアル 定価1680円(税込) ISBN978-4-8284-11665-6 詳しくはこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/books/senkyo.html -------------------------------------------------------------------- 既刊本『最新 選挙立候補マニュアル』(ビジネス社刊)の最新更新版! 政治家を目指す人、選挙参謀、後援会、 日本を変えたいと思う人にとって最強のバイブル!! 大阪維新の会が選挙立候補者(塾生)を募集したところ、 3400人弱の応募者があった。 それも年間10万円以上の会費を支払ってまでである。 その波は名古屋に広がり、東京に伝播しつつある。 もう今の既成政治家たちの無能さかげんにうんざりした 有為の人材が行動に移しだしたのである。 だが、そんな皆さんちょっと待って下さい! ご案内のように政界の世界は魑魅魍魎が跋扈しています。 だから是非この本を1冊脇に抱えて行動して下さい。 羅針盤になること請け合います。 <目次> 立候補を決断する 選挙体制の整備 選挙費用と資金の集め方 告(公)示日までの戦い 選挙運動期間中の戦い ネット選挙時代を見据えて 投票日以後の身の処し方 政治家の報酬と活動 -------------------------------------------------------------------- ■絶賛発売中! 『あなたも今日から選挙の達人』ネット選挙対応マニュアル 定価1680円(税込) ISBN978-4-8284-11665-6 詳しくはこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/books/senkyo.html -------------------------------------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- ■好評発売中! 副島隆彦・石平 3枚組CD 『日中殴り合い対談』 ご購入はこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/cd-dvd/seki_soe_cd_r.html -------------------------------------------------------------------- 副島隆彦「中国崩壊なんて絶対ないよ」 石平「その認識は大甘だね」 副島氏 「中国経済は不動産、株価、賃金など、 10年ですべてが10倍になった。 しかし、バブルが起こっているのは、 不動産のみであり、中国経済は 膨大な実需でインフレをのりこえていく。 よって、中国の成長が止まることはない。」 これに対し、中国に生まれ、中国で育ち、 そして中国を捨て日本人になった男、石平氏は…。 真っ向から対立の喧嘩対談! 中国は、覇権か崩壊か?!!! このCDで中国の全てを語りつくす!! 3枚組CD 「日中殴り合い対談」 収録内容 第一部 ・・・中国知識人の心を歪めたアヘン戦争 第二部 ・・・躍進する中国は日本を属国にする 第三部 ・・・解放軍は胡錦濤政権まで服従する -------------------------------------------------------------------- ■副島隆彦・石平 3枚組CD 『日中殴り合い対談』 ご購入はこちら↓ http://www.rihakusha.co.jp/cd-dvd/seki_soe_cd_r.html -------------------------------------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- ■好評発売中!! 長谷川慶太郎・三橋貴明 2枚組CD 『日本と世界はこう激変する』 ご購入はこちら↓ http://www.hasegawa-report.com/news/mihashi.html -------------------------------------------------------------------- ネットから飛び出した 新進気鋭のエコノミスト三橋貴明氏42歳と 50年間つねにトップエコノミストとして 日本の言論界をリードしてきた長谷川慶太郎氏83歳が 激変する日本と世界経済について、明解分析する。 40歳の年齢差から導き出された「結論」に あなたはきっと瞠目する。 書店ではお買い求めいただけません。 ― CD収録内容 ― 第一部 ユーロは「第四帝国ドイツ」が牽引。 習近平の中国に動乱の兆し有り。 第二部 米軍は新エネ革命で復活。債権国? 日本は政治次第。 -------------------------------------------------------------------- 長谷川慶太郎・三橋貴明 2枚組CD 『日本と世界はこう激変する』 ご購入はこちら↓ http://www.hasegawa-report.com/news/mihashi.html -------------------------------------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【好評! 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