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  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/04/29
  • 部数 261部
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2008/12/03

形式知と暗黙知。part2


前回、自分の中だけの感覚である「暗黙知」を高める事が
上達には欠かせないという事をお話しました。



周りの情報に左右されすぎないで自分の感覚に素直にプレー
する事がとても大切です。


なぜなら人は皆、それぞれ感覚が違うからです。



例えば車を運転していて、60キロで走行すると
速いと感じる人もいれば遅いと感じる人もいます。


10キロの荷物を持ち上げて軽いと感じる人もいれば
重いと感じる人もいます。


香水を匂って、良い香りだと感じる人もいれば苦手だと
感じる人もいます。


カレーを食べて辛いと感じる人もいればそうでもない人もいます。




テニスの場合でも感覚は皆違います。


「下から上に振って下さい。」


と言われても、上から下のダウンスイングにしかならない人もいれば
下から上にこすり過ぎてしまう人もいます。


どちらも自分の意識の中では言われたとおりに下から上に
振っているのですが、感覚の違いからフォームは変わってきます。



「ボレーは振らないで。」


と言われても、スイングする人もいればまったく振らない人もいます。


これも、どちらの人も自分の意識の中では振ってはいないのですが
感覚が違う為フォームが変わってきます。



という事は、人によって


「合うアドバイス」・「合わないアドバイス」


があります。



皆さんはこんな経験がありませんか?



「アドバイスを受けたもののなかなか上手くいかなかったものが
 同じ事を言われているのだけれども、違う人から別の言葉で聞くと
 急にプレーが良くなった。」




このような「合うアドバイス」というのはすんなり自分の中に入ってくる為
暗黙知になりやすいものです。



それに対して「合わないアドバイス」というのは間違った事を
言われているのではなくてもなかなか上手くいきません。



ですから


「○○はこうしなければならない。」 

「○○はこうするものだ。」 

「○○はこうしてはいけない。」 


というようなアドバイスを受けても自分に合わない場合は考えすぎず
冒頭でもお話したように、周りの情報に左右されすぎないで自分の
感覚に素直にプレーする事がとても大切なのです。



ですから「形式知」でのアドバイスは鵜呑みにしすぎず
自由な発想でプレーをするように心掛けてみて下さい。



それが上達のコツです。




と、ここまでは「暗黙知」を推奨し「形式知」でのアドバイスには
注意するように、といった事をお話してきましたが、実際には具体的な
アドバイスである「形式知」が必要になる事もあります。



それは、自分のイメージどおりの球が打てない時や
何度やっても上手くいかない時です。



そういう時はいつの間にか自分でも気付かないうちに
「良くない固定観念」に縛られているものなのです。



自分の中での上手くいくイメージや、理想のイメージがどうしても
うまく湧いて来ない時には、体の使い方や打ち方もうまくいって
いない為、体の動きを意識的に変える事によって、イメージが
変わり良くなる事があります。



イメージ(内面)を変える事によってフォーム(外観)が
自然と良くなるのが理想的ですが、時にはフォームを意識的に
変える事によって新しい感覚を掴む事も大切な事なのです。






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フリーテニスコーチ  下村孝之
e-mail:passion_tennis_365@yahoo.co.jp


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