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  • 最新号 2009/04/29
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2008/09/08

上達の為に「固定概念」を払拭しよう。ヒザ編


今回は「ヒザ」についての固定概念を払拭しましょう。 



まず初めに、皆さんは「運動連鎖」という言葉を聞いた事がありますか? 


知っているという方も少なくないかとは思いますが、カラダの各部位を 
連鎖的に動かす事によって力を伝えていく事を運動連鎖と言います。 


カラダの各部位の力をうまく連動させる事によって大きな力を 
生み出そうとするもので、テニスの場合、大まかに説明すると 


足→膝→腰→肩→肘→手→ラケット 


といった具合に力を連動させる事によってボールに 
大きな力を伝えます。 


この運動連鎖がスムーズに行われていない状態というのをよく 
「手打ち」や「棒立ち」という言葉で表現する事があります。 


「棒立ち」については「膝が立ってる」や「腰が高い」などと 
表現される事もあります。 



ここで注意すべき固定概念があります。 



皆さんは「ヒザ」と聞けば、「深く落とすもの」という考えが 
ありませんか? 



「深く落とすもの」というこの言葉には、 
実は2つの固定概念が存在しています。 



1つ目は、 


「ヒザは自分から意識して落とすものではない。」 


という事です。 



これは、ヒザに関わらずカラダの各部位の動きというのは 
頭で考えるのではなくカラダで覚えるべきだからです。 
(この事はバックナンバーの「人間の本質。」に詳しく説明
していますのでまだ読んでいない方は一度目を通してみて下さい。) 



少し実験をしてみましょう。 



その場で結構ですので、ボールを3メートル先に軽く投げるフリ 
をしてみて下さい。 



どうですか? 



たぶん手だけで簡単に投げるフリが出来ると思います。 



では次に、ボールを遠くへ思いっきり投げるフリをしてみて下さい。 



どうですか? 



たぶん皆さんは右足から左足へ体重移動をして(右利きの場合) 
左足はしっかり踏ん張り腰の回転も使いましたし、腕もしっかり 
振りましたよね? 



軽く投げた時とは違って全身を使って投げるフリをされたと思います。 



ですが、今私が解説したような足の動きや体重移動の方法なんて 
実際には何も考えずに投げるフリが出来たと思います。 



ですから、カラダの各部位の動きというのは 
頭で考えるのではなくカラダで覚えるべきなのです。 



ヒザは自分から意識して落とすものではないのです。 




そして2つ目は 



「ヒザは上半身の力に比例して曲げ具合が変わる。」 



という事です。 



ヒザというのは、上半身の力に耐え得る必要最低限の曲げが 
あれば良いので、必要以上に曲げるべきではないのです。 



これは最初に説明した「運動連鎖」と密接に関わってきます。 



上記でも説明したように、軽く投げる時はヒザは大して曲げなかったと 
思いますし、しっかり投げる時はヒザはそれなりに曲がりましたよね。 



軽く打ちたい時はヒザもそれ程曲がっていない方が運動連鎖は 
スムーズに行われますし、しっかり打ちたい時はしっかり曲がって 
いる方がカラダはスムーズに動きます。 



逆に、軽く打とうと思っているのにヒザをしっかり曲げたところで 
ただしんどいだけで運動連鎖はスムーズに行われません。 



しっかり打ちたいのにヒザが立っていても運動連鎖はスムーズに 
行われません。 



ですから、ヒザというのは落とそうと思って落とすものではなく 
勝手に落ちるもので、なおかつ、打ちたいボールの強さに比例して 
曲げ具合も変わってくるものなのです。 




「もっとヒザを曲げて!」とアドバイスをされる方は 



「もっとしっかり打とう!」と思えば自然とヒザは落ちてきます。 







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フリーテニスコーチ  下村孝之
e-mail:passion_tennis_365@yahoo.co.jp


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