月刊!医学と健康~役立つ医学と健康の豆知識集  RSSを登録する

発行7年、ベテランのメルマガ発行者Dr.tossy koyanagiが季節の話題をお届け。人気コラム「町医者の独り言」は「町医者夢想譚」となってパワーアップ!気分によっては作曲した曲もアップしてます。

  • 発行周期 季節の変わり目に近況報告を兼ねてお届け。
  • 最新号 2009/08/25
  • 部数 753部
  • メルマガID 0000267242
  • 発行者サイト
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/02/01

【月刊★医学と健康】~日常診療の現場から:糖尿病と血糖値

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

         【 月 刊 ★ 医 学 と 健 康 】

            〜 日常診療の現場から 〜

                              (2009.2.1)
◇---------------------------------------------------------------◇

【009 糖尿病と血糖値について】



最近、糖尿病関連のいくつかの研究会に出席しました。
最近の知見について仕入れてきたので
少し纏めてみたいと思います。

ただし、
これらは研究結果なので検証が必要なものや、
試験の方法を変えれば
違った結果が出るものもあると思いますので
その辺りは含みおきくださいね。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



●糖尿病があるだけで15年寿命を短くするそうです。

自分自身を含めて生活習慣を見直さなければいけませんね。



●2型糖尿病における虚血性心疾患の危険因子では、
 
 1位:LDLコレステロール値
 2位:中性脂肪値
 3位:HbA1c値


2型糖尿病とは、
インスリン依存性ではないタイプの糖尿病で
生活習慣の乱れによって起こってくる糖尿病の
大部分を占めます。


虚血性心疾患とは、
心筋梗塞や狭心症といった
心筋を栄養する冠動脈が
詰まったり狭くなったりして発病する病気です。


LDLコレステロールは悪玉コレステロールで、
これが多いと2型糖尿病の人が虚血性心疾患を発病する
リスクが最も高くなるということですね。
2番目の危険因子が中性脂肪値。


2型糖尿病の人は
脂質代謝異常には要注意ということになります。





●血糖値が100mg/dlの人は
血液中に流れているブドウ糖の量はいくらでしょうか?


血糖値が100mg/dlというと正常血糖ですね。
細胞外液量(=〜血液量)は体重の1/5なので
60kgの人なら血液量は12リットル。
そうすると体内の血液の中に含まれるブドウ糖量は、
120dl x 0.1g/dl = 12g
となります。


だからコーヒーシュガーの2袋分ということになります。
意外と少ないものでしょう?


脳と赤血球でそのブドウ糖の8割を消費してしまいます。
この12gのブドウ糖は1時間で無くなってしまうそうですが、
肝臓がブドウ糖を放出しているので低血糖にならないのですね。



肝臓中のグリコーゲンが分解したブドウ糖によって
補っているわけですね。


ところが肝臓のグリコーゲンも
補給されなければ1日でなくなってしまうので
食事をとることが必要となるわけです。



◇---------------------------------------------------------------◇

【TOSSYの近況報告】


◎ 認定看護師講座の講師依頼の件、続々編

役所の資料という代物は、決定政策や制度について、至った経緯や因って立つ
根拠の羅列で示してあるので、内容理解を促す工夫がない。

加えて文学的に面白味がある文体ではない。読み飛ばしてしまえば、記載内容
は殆ど頭に残らない。敢えて残るとすればその制度が出来た事実くらいのもの
である。

この無味乾燥な文章に示された在宅医療制度を受講生が理解しやすく纏めるの
が私の責務である。

物事を理解する方法は既知の事実と比較するのが常套である。持っている知識
と比べ、違う部分だけを理解できれば、ゼロから覚えるのとは違って効率的な
のは論を待たない。

そこで私が考えたのは「在宅医療の今までとこれから」という切り口である。
受講生は訪問看護師として現場で活躍している方々である。自分たちが今まで
実施している在宅医療と、これから変わっていくであろう方向性を対比する手
法である。

全体を4つの章にわけて、それぞれについて「今までとこれから」という切片
で解説を施した。

実際の講義資料は次のような構成となっている。


第1章:はじめに
第2章:在宅医療の法律と動向
第3章:在宅医療の制度と診療報酬
第4章:在宅医療の実際


第1章では在宅医療の定義や保険点数上での位置づけ、資料を読む時の注意点
などを解説した。

最も分量が多い第2章は、政府発表の資料を中心に、覚えておくべきキーワー
ドをピックアップしながら今までの制度と今後の制度を対比した。

第3章では診療報酬上の在宅医療について、直近の診療報酬改訂の意図する内
容について具体例を引きながら解説した。

第4章では当クリニックが実際に実施している訪問診療を経営面と医療連携面
から解説した。

さて、講義当日に与えられた時間は3時間。

用意したプレゼンテーションは60枚強。途中2回の10分休憩を挟んで、受
講生の方々が退屈せず理解してもらえるよう、「問いかけ」や「間」を気にし
ながら講義を心がけたつもりである。

12名の受講生の顔を見渡せる教壇から一人一人の表情を見ながら講義を進め
ていく。

はじめにも述べたように、制度論や法律は臨床をやっている人間からすれば淡
泊で面白味に欠ける分野である。それに、ぶっ続けで3時間の講義にチャレン
ジするのは始めての経験であった。

一つの単元の中で情報量の多い箇所は話す分量も多くなり、睡魔と戦いつつあ
る受講生を一人でも見つけると休憩を挟むようにして3時間の講義中、舟を漕
ぐを受講生を出さずに無事責務を全うすることができた。

講義後、受講者と意見交換もすることもできて有意義な時間を過ごせた午後の
一時であった。

全講義終了後、受講者と一緒に記念撮影をパチリ。印刷した写真は記念に1枚
頂戴しようと思っている。

看護科学大学の担当教官の方とも交友を作ることができたし、良い経験をする
ことができた。

今回の経験で学んだことは、無理かもしれないことを敢えて引き受けてみると、
それなりに苦労もあるが、それ以上の収穫を得ることができるという教訓であ
った。



-------------------------------------------------------------------
【注意・免責事項】
●一般の方向けの内容なので、厳密な医学用語は使用していません。
●医学的な専門性から考えた場合に表現の異なる場合もあると思われますが、
 なるべく平易な表現を使用するようにしてあります。
●個別の健康相談を行うものではありません。
●体の状態は個人によって異なっています。現在治療中の方はかかりつけの
 主治医と相談をしてください。
●ご自分の責任の範囲でご利用ください。記載内容を利用し生じた結果につい
 て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
───────────────────────────────────
【 月 刊 ★ 医 学 と 健 康 】〜日 常 診 療 の 現 場 から
───────────────────────────────────

当メルマガは「まぐまぐ」を使用しています。
メルマガの解除はコチラから。
http://www.mag2.com/m/0000267242.html 

○私のプロフィールはコチラ→
http://med-info.jpn.org/r.cgi?profile

 ■発行者                    tossy Koyanagi  
「からだの博物館」→ http://med-info.jpn.org/r.cgi?hakubutukan
【音声ファイルの著作権は発行人が有しています。無断転用を禁止します。】

    Copyright(C) 2006-2009 tossy Koyanagi, All Rights Reserved.
-------------------------------------------------------------------
(裏)
2月7日〜12日、帰省予定。
ボクと遊んでくれる方、募集中!

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る