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2008/08/30

【月刊★医学と健康】~日常診療の現場から:臨時増刊:睡眠について(後編)

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         【 月 刊 ★ 医 学 と 健 康 】

            〜 日常診療の現場から 〜

                              (2008.8.30)
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【004 睡眠について(後編)】



朝晩、涼しくなってきましたね。
季節の変わり目、
体調を崩さないようにしたいものですね。


今回は7月に配信した睡眠と健康の続きです。
産業医講習で聞いた寝不足の対処法や快眠法について
ちょっとまとめてみました。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




●不眠・寝不足の原因にはどんなものがあるか?

外的要因としては、

・寝室の環境や寝具が合わない。


・心配事や不安がある。


・アルコールの飲み過ぎや薬物によるものなど・・・



内的な要因としては、

・不眠恐怖症

これは、
「今日眠れないのではないかと心配で眠れない」
というものです。


・睡眠時無呼吸症候群

これは夜間に眠れないために、
昼間に耐え難い眠気がきて、
業務中の居眠りで事故の原因となるものです。
一時期、社会問題になって新聞で報道されましたね。


・むずむず脚症候群

これは最近注目されている病態で、
英語では「restless legs syndrome」。
直訳すれば「じっとしてられない脚症候群」となりますね。

足の内部に感じるムズムズする感覚によって
足を動かさないと我慢できない症状が特徴的な症候群です。




●快眠の心がけ7カ条(朝の巻)

・決まった時刻に起床


・目覚めた後、光があたる場所に30分以上いる

光は日光でなくてもよいそうです。
暗ければ、電灯をつけることでも良いとのこと。


・朝食を決まった時刻に食べる




●快眠の心がけ7カ条(昼の巻)

・一日なるべくいきいきと過ごす

ゴロゴロしない、
活発に過ごすのが大切ということでしょうね。


・お昼から午後3時ころまでに30分以内の昼寝

目を閉じるだけでもよいそうです。これなら出来そうですね。


・午後は3時間以上、太陽のあたる明るい所で過ごす


・午後から夕方に作業・運動・散歩など体を動かす




●快眠の心がけ7カ条(夜の巻)

・夕食をだいたい決まった時刻に食べる

あとは好きにして過ごせばよいそうです。


・刺激物を避け、自分なりにくつろぐ(入浴、音楽・・・)


・あまり遅い時間に激しい運動をしない


・眠くなってから床につく。

つまり時刻にこだわりすぎないこと。




●運動・入浴と睡眠

・もっとも寝付きにくい時間帯

(19時ごろ、高齢者は17時ごろ)
それより前の運動は、夜の良眠にプラス。
この時間帯以降の運動は良眠にマイナス。

夜遅く21時過ぎにジョギングをしてる人を見かけますが、
こういう運動は良眠には悪いことになりますね。


・運動や入浴で上昇した体温が

急勾配で下がる時間に眠気が強くなる。
ここが寝付きやすい時間帯だそうです。



●眠りの心配に答える

・眠るための寝酒は逆効果。

レム睡眠が減る→脱力時間が減るので筋肉疲労が残りやすい。
尿意で中途、早朝覚醒


・高齢になるほど目覚めが早くなるのは当たり前

本人や家族が困っていなければOK。
頻尿予防には運動と光(抗利尿ホルモンを分泌)、水分はしっかりとる


・眠りが浅いときは「遅寝、早起き」にしてみるのもよい。
(休日に試してみる)


・睡眠中の激しいイビキや呼吸停止に注意

十分に眠っても日中の眠気が強ければ睡眠時無呼吸症候群を疑う。


・足の奥のムズムズ感で眠れないときはむずむず脚症候群を疑う


・「途中覚醒+不眠+朝起きられない」のは要注意

やる気が出ない、体が不調、特に午前中の調子が悪いならばうつ病かも?
中高年になるほど、うつ病にかかりやすい・・・




以上、快眠を中心にまとめてみました。
参考にしてみてください。

今回も長くなったので、
この辺でおしまいにしますね。


ご意見、ご希望、ご質問などをお寄せください。

メルマガ上で取り上げさせていただくこともあるので、
ハンドルネームもお忘れなく。
掲載不可であれば、その旨をお書き添えくださいませ。




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【TOSSYの近況報告】


◎ あたりはずれについて


ある猫好き作家のエッセイの中で、飼い猫には「あたり猫」と「はずれ猫」が
あるというようなことが書いてあった。

犬と違って、躾ができない猫の場合は、飼い主との相性というものなのだろう、
飼い主と相思相愛になる「あたり猫」というのがいるかと思うと、お互いうま
くいかない「はずれ猫」がいるという話であった。


この「はずれ猫」とは厄介なもので、もうどうしようもなく「はずれ」なのだ
そうだ。

まあ、猫にとって飼い主の都合で「あたりはずれ」を決められるのは迷惑な話
だとは思うけれどもなかなか興味深い。



猫をどうしても好きになれない僕は、その辺りのことはよくわからないけれど、
往診宅の飼い猫を1年以上見ていると、なんとなくその辺のことがわかるよう
な気がしてきた。

Aさん宅に往診してみるとグレーの毛並みのA子ちゃんは、フローリングの床
にベタ〜っと寝そべっている。

時々、床の上に広げたカルテの上を無造作に歩くこともあるが、媚びることな
く堂々と優雅にたち振る舞い、飼い主の言葉で慌てることなく診療の邪魔をし
ないようにどこかへ消えていくのである。

僕からみて、このA子ちゃんは「あたり猫」である。飼い主ではない僕が言う
のも変だが、この家の雰囲気にとけ込んで違和感がない「あたり猫」だと思う。



一方で、Aさん家の近くのBさん宅にいるB子、こいつはクセ者である。

栗色の毛並みのB子、僕が往診で部屋に入ると、鋭い目つきで訪問者をにらみ
つけドスの利いた声で一言「ニヤァ〜」。いきなり威嚇されちゃいました。
(汗;)

僕と猫がしばらくの時間、ガンを飛ばし合っていたが、いっこうに猫はたじろ
ぐふうもなく、布団の上で我が物顔に居座っているのである。

独居のBさんは、何回もこの猫に手を引っ掻かれたり、噛みつかれたりして、
傷だらけである。



猫から受けた傷は汚いので化膿しやすいし、治りにくいやっかいなものである。

それに医学的には動物から受けた咬傷は開放創とするので傷跡が残りやすい。

そうなんです。深い傷でも縫いません。深創まで病原体が潜んでいるので、膿
を十分に排出させる必要があるからですね。

特に傷が汚いときには破傷風に注意する必要があります!だから注意が必要で
す!



Bさん宅では猫と飼い主が別々の生活をしていて、まさに「猫は家につく」と
いわれるとおりに、飼い主との関係が希薄な様子である。

台所には乾燥キャットフードと水が置いてあるが、飼い主と猫お互いにとって
いてもいなくてもいいような、どうでもいいような感じがする。

傷を負わされたBさんにとっては「はずれ猫」という感覚はないみたいだけれ
ど、余計なことだが端から見ると「はずれ」だなぁと思うわけである。

「あたり猫」所有者のAさんに言わせれば、「はずれ猫」のB子はお婆さん猫
で体が弱いそうだが、主人に噛みついたりする暴力はいけない。

そんなわけで僕はBさんの往診の時には、血圧や脈拍測定や聴診などの一般診
察の他に、毎回、手や足を観察して猫に傷害を負わされていないかをチェック
する作業が加わるのである。

グラム陰性桿菌のBartonella henselaeによる「猫ひっかき病」なんていう病
気もあるしね・・・。



でも猫って、どうして自分の体をこすりつけるように人間の足にまとわりつく
のでしょうか?


あれがなくなると少しは僕の猫嫌いが解消するんだけれどなぁ・・・



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【注意・免責事項】
●一般の方向けの内容なので、厳密な医学用語は使用していません。
●医学的な専門性から考えた場合に表現の異なる場合もあると思われますが、
 なるべく平易な表現を使用するようにしてあります。
●個別の健康相談を行うものではありません。
●体の状態は個人によって異なっています。現在治療中の方はかかりつけの
 主治医と相談をしてください。
●ご自分の責任の範囲でご利用ください。記載内容を利用し生じた結果につい
 て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
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【 月 刊 ★ 医 学 と 健 康 】〜日 常 診 療 の 現 場 から
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 ■発行者                    tossy Koyanagi  
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    Copyright(C) 2006-2008 tossy Koyanagi, All Rights Reserved.
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(裏)
気がつけばもう8月もあと1日になっていました。
毎年恒例、9月のお彼岸には帰省予定です。
ちょうど23日に産業医講習会が白金台であるから一石二鳥!

青山のお墓に参った後、旨いものでも食いにいくかなぁ〜
外苑前にちょっと興味ある店を発見したもので・・・


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