2008/07/02
【FA Times ~世界資源株ファンド・メールセミナー 第1回~】
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ □□□FA Times 〜絶対リターンの追及〜□□□ 発行者 エフエーストック株式会社 http://www.fadvisers.com/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 世界資源株ファンド・メールセミナー 第1回 タイトル:サブプライムは終わったのか?まだ始まりに過ぎないのか? 皆さん、こんにちは。 エフエーストックの植田です。 昨日お伝えした通り本日から7日間にわたり、 世界資源株ファンド・メールセミナーを 行います。 今日のテーマは、そもそもサブプライムは終わったのか? 今後、世界経済はどうなるのか? という根本的なところをお話します。 昨年8月のお盆の時期に、サブプライム・ショックが世界中を駆け巡り ました。 ただ、実際のところは昨年の2月、7月にもその兆候は出ていましたし、 もっと言うと2006年後半から米国では予兆が出始めていたようです。 そして、今年の3月下旬にベアスターンズ証券の破綻を間接的にFRBが 救済する形(銀行以外を救済するのは1930年以降初めてのこと)により、 下落トレンドにあったN.Y.ダウをはじめとする世界中の株価指数、 そして米ドルは一旦底をうちました。 この長く深い下落トレンドによって、ほとんどの皆様に大きな損失が発生して しまったたことと思います。 そして、4月、5月と反発相場が始まり、日本株をはじめ、世界的に安心感 が広がりつつあった最中、先月6月末に再びサブプライム問題がクローズアップ されました。 ここで目先の問題ではなく、 そもそも米国の金融市場がどうなっているのか? という根本的な理解が必要かと思います。 まず、そもそもこのサブプライムローンという言葉だけが一人歩きしている感 は否めませんが、一体この問題が発生した経緯はどうなっているのでしょうか? これまでの流れを理解するために、以下をご覧ください。 【2000年から2007年までの世界経済】 ・ITバブル崩壊(2000年4月初頭) ↓ ・世界的な金融緩和(低金利:実質金利マイナス) ↓ ・世界的な不動産バブル発生(米国・欧州) ↓ ・過剰流動性により、投資資金が大量に新興国市場に流れる →新興国株式ブーム発生(BRICs株式市場の台頭) ↓ ・金融機関による甘い査定による過剰貸付・・・その結果 (本来なら借りられない人に過剰融資:サブプライム・ローン発生) さらに不動産バブルが煽られる ↓ ・不動産バブルに陰り 理由:サブプライムローンは1年〜3年経つと法外な高い金利を 支払うことが条件だが、低所得者はそもそも払えないため 貸し倒れ増加→不動産の買い需要の低下→不動産の売り増加 ↓ ・貸し倒れ増加による不動産バブル崩壊 ↓ ・サブプライム債の価格暴落 ↓ ・サブプライム債を含んだデリバティブ商品(CDO)に 過剰に投資していた投資銀行、金融機関のバランスシート の資産が大幅に縮小・過小資本に ↓ ・株価の暴落 おおまかな流れはこういう感じになっています。 日本国内を見ていると、海外の不動産が何倍にも値上がりして バブル的な状況だったことは知らないこともありますが、 米国以上にヨーロッパ、特にイギリスやスペインは不動産の 値上がりは大きかったようです。 今は米国の不動産バブル崩壊の影響だけがクローズアップされて いますが、イギリスやスペインの不動産市場の影響が表に出てくる のはそう遠くないかもしれないですね。 (実際、米国以上に両国の不動産バブル崩壊の影響は大きいとも 言われています。これについては改めたいと思います。) さて、原因と結果についてはある程度、ご理解頂けたかと思います。 ここであまり大きく報道されていない(週刊誌やロイターのニュース などでは時々記事が出ていますが、完全に表面化していないため新聞 には出てこない)数値、情報に目を向けてみましょう。 こういう数値が新聞に出てくるのは、結果(たとえば株価の暴落など) が出たあとに原因を探して初めて報道されます。 どういう数値かと言うと、資料がお手元にある方は、 14ページ「アメリカの銀行破綻」と書かれているページ をご覧ください。 このグラフはFRBのサイトから入り、統計データを公表しているページ (http://research.stlouisfed.org/fred2/series/BORROW?cid=122) こちらから抜粋したものです。 似たようなグラフが2ヶ月前の週間エコノミストにも掲載されていましたが、 注目された方は少ないのではないかと思います。 これは大変大きな意味を持つグラフです。 どういうことかというと、 通常、銀行は日々の資金繰りをするために、銀行間市場(インターバンク市場) という市場で、お金を貸したり借りたりしています。 銀行はいつでもキャッシュが潤沢にあるかというと決してそうではありません。 このインターバンク市場で決められたレート(代表的なレートはLIBOR :ライボと読みます;ロンドン・インターバンク・オファード・レート) でお互いに融通しあっています。 しかし、 このグラフが現していることは、 『米国のインターバンク市場が機能していない!』 と理解せざるを得ません。 どういうことかというと、 昨年の後半から、特に今年に入ってから、FRBからの銀行の借入額が 急増し、13兆円にも及んでいるのです! (上記サイトの最新データでは16兆円ですね。) つまり、金融機関同士がお互いに不信感で怖くて貸せない、のです。 自分の銀行の状況が分かっていれば、他行の状況もおのずと 分かるということでしょうか? 金額だけ見てもイメージできないかもしれませんが、 グラフを見れば、一目瞭然です。 異常値です。 (資料がお手元にない方はこちらからご請求ください) http://www.fadvisers.com/fastock080616.html 残念ながら、FRBから取り出したデータでは、1929年からの世界大恐慌の 頃の状況がうまく表示されていませんが、「週間エコノミスト」に掲載されていた データでは、このような異常値があったのは、1929年と今回だけだと いうことがはっきり分かります。 セミナーの当日は、この1929年当時と同じ状況にあることを示す グラフを見て頂きたいと思います。 つまり、『今は世界大恐慌の頃と同じような金融環境にある』 可能性が高いと言えるのです。 ほかにもまだあります。 資料がある方は、この問題以外にも大きな問題があることが 書かれてあるのにお気づきだと思います。 それは、『デリバティブ』(金融派生商品)です。 ウォーレン・バフェットがデリバティブについて 効果的な規制ができないことに不満を表し 「もはや制御不能な状況となっている。それが問題だ」と 述べています。 ではどのくらいの規模になっているのでしょうか? この問題もとても大きな問題です。 皆さんはどのくらいだと想像しますか? ・世界中の株式時価総額の半分でしょうか? ・世界中の株式時価総額の2倍くらいでしょうか? ・世界中の株式時価総額の5倍!でしょうか? 正解は、なんと約10倍!! もの規模なのです。 (資料がお手元にない方はこちらからご請求ください) http://www.fadvisers.com/fastock080616.html この規模の大きさが問題をより深く、大きくしています。 新聞やニュースではときどき「現代は当時(1929年)とは 異なり、経済も仕組みも手法も進んでいるから、今回の危機は 乗り越えられる。」という風潮のエコノミストやアナリストの 話を聞いたことはありませんか? 私は基本的に性格は楽観的ですが、 この問題についてはどう考えても悲観的に考えざるを得ません。 そして最後になりますが、 これら上記のことを裏付けるかのように、現実問題として 米国の金融機関の株価は現在暴落中です。 ニューヨーク・ダウだけを見ていると、今年1月の安値レベルを 少し割り込んだ程度、高値からまだ2割強下がって、2006年と 同じレベルと思うだけかもしれませんが、 金融機関だけを見るとこの1年で株価は以下のようになります。 ・バンカメ:BAC $50 → $24 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=BAC&sid=0&o_symb=BAC&x=32&y=23 ・ワコビア:WB $50 → $15 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=WB&sid=0&o_symb=WB&freq=1&time=8 ・バークレイズ銀行:BCS $60 → $23 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=BCS&sid=0&o_symb=BCS&freq=1&time=8 ・モルガン・スタンレー:MS $70 → $36 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=MS&sid=0&o_symb=MS&freq=1&time=8 ・メリルリンチ:MER $80 → $31 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=MER&sid=0&o_symb=MER&freq=1&time=8 ・Fifth Third Bank:FITB $40 → $10 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=FITB&sid=0&o_symb=FITB&freq=1&time=8&x=46&y=10 ・ワシントン・ミューチュアル銀行:WM $40 →$5 http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=WM&sid=0&o_symb=WM&freq=1&time=8 1年前と比べて実に株価が2分の1から8分の1にまで下落 している銀行まであるのです。 つまるところ、アメリカ経済は既に『金融恐慌』あるいはもう少し マイルドな表現で言ったとしても『不況』に既に突入していることは 間違いないと言えそうです。 アメリカ経済の不況は世界的に波及すると言えるでしょう。 一方で、「中国が元気なら消費や需要は比較的小さなマイナスで済むから 大丈夫だ!」という声も一部ではあります。 しかし、その中国でさえ、昨年11月から株価は暴落。 そして不動産バブルも崩壊したと言われています。 さらには人件費の高騰により、韓国企業などはいち早く 中国から撤退している企業が相次いでいるとの報道もあります。 これらの影響が中国の消費活動にも影響が出てくると思われます。 以上のような状況を考えてみると、世界的な経済不況、株価の下落があと 少なくとも数年間、続いても不思議ではないのです。 一つ言えることは、 皆さんの中には既に株式やファンドによって大きな損失をこうむり、 ようやく少しは明るさが見えてきたと感じていたかもしれませんが、 その希望はここ半年くらいで再び打ち砕かれる可能性が高いという ことです。 選択肢は3つあるかと思います。 1つは、元に戻るまでじっと我慢すること。 これはこれで大切なことかと思います。 自分が選んだ投資先を信じること。大事なことですね。 弊社の「大富豪への道」講座でもいつも言っていることです。 2つ目は、今のうちにすべての(あるいは一部の)資産を現金化して、 新しい配分を考え直すことです。 これもありだと思います。 日本の例で言うと、今が1990年の12月だと思ってください。 1990年は1月の大発会から株価は突然暴落して始まりました。 およそ1年前から始まった株価の暴落に対して、どういう対処を とるのか、という選択肢を迫られているのです。 新しい時代の到来に対応する時が来ているのかもしれないのです。 3つ目は、忘れてしまうこと。 何も考えずに、何も対処しないということです。 あまりお勧めはできませんが、「気づいたら5年も塩漬けだった」 というのはよくある話です。 私が証券会社に入社して飛び込み訪問をしていた1995年当時は 行く先々でそんな話を聞きました。 そして「売るに売れないよ」と。 それから大底をつけるまでさらに7年間もかかりましたが...。 中には、巨大な敷地を誇る老舗の料亭がある日突然お取り壊しになった という光景も目にしました。本当の話です。 最後になりましたが、今まで偉そうなことを話してきて申し訳ありません。 弊社の意見が絶対だとはもちろん言えません。 一つの見方、意見だと捉えて、皆さん自身でも情報収集をして、 そしてご自分でも考えてみてください。 明日は、「なぜ今、資源なのか?」についてお送りします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●メルマガ「FA TIMES」未登録の方でご希望の方は下記からどうぞ。 前々号では、木下が“カンボジア投資の魅力”をお伝えしています。 http://www.mag2.com/m/0000267169.html ●弊社代表 上中康司著 「世界資源株投資完全マニュアル」発売中 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=6391&c=9784775990674 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■世界資源株投資セミナー開催のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■日経マネー9月号(7月21日発売)の 「まだまだ間に合う これが世界の資源株」という特集で弊社が 取り上げられることとなりました。 ■なぜ『今』資源株投資が魅力的なのか知りたい方は 下記をクリックしてみて下さい。 http://www.fadvisers.com/fastock080616.html ■「世界資源株投資セミナー」は下記の日程で開催しますので どうぞよろしくお願いします。 セミナー内容 1.コモディティ投資の魅力と今後の長期トレンドの秘密 2.FAS世界資源株ファンドの説明 講師:上中康司 ファンド資料請求も受け付けていますので下記からお願いします。 http://www.fadvisers.com/fastock080616.html ■東京会場 日時 平成20年7月9日(水) 19時00分〜21時00分(開場18:40〜) 場所 ベルサール八重洲 3F ROOM4 東京都中央区八重洲1-3-7八重洲ファースト フィナンシャルビル 定員 50名 参加費 2,000円 お申込はこちら http://www.fadvisers.com/s_form.html ■大阪会場 日時 平成20年7月12日(土) 13時00分〜15時00分(開場12:40〜) 場所 TKP会議室 ROOM 202 大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第一ビル2F 定員 50名 参加費 2,000円 お申込はこちら http://www.fadvisers.com/s_form.html ■名古屋会場 日時 平成20年7月11日(金) 19時00分〜21時00分(開場18:40〜) 場所 TKP名古屋ホール 名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル7F 定員 50名 参加費 2,000円 お申込はこちら http://www.fadvisers.com/s_form.html ※参加費は当日受付にてお支払い下さい。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■発行人:エフエーストック株式会社 〒104-0033 東京都中央区新川1-2-8 55山京ビル7階 TEL:03-5542-2033 FAX:03-5542-3324 URL:http://www.fadvisers.com/index.html ■このメルマガに記載されている情報は、投資一般に関する情報の 提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。 この情報は当社が信頼できる情報と判断したものですが、内容の 正確性・完全性についてはこれを保証するものではありません。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□



