2009/12/08
CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.39
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ♪♪ CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ ♪♪ No.39 2009.12.8 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 皆さんにとって、ステキな日々が続きますように… いよいよ12月、師走ですね。 今年の終わり と 新しい年の始まり と 皆さんは、その境目に何を読まれるのでしょうか。 …今から、わくわくしながら その本を選び始めています☆ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ★・・・今日のお届けもの・・・★ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今日お届けするのは、11月24日以後の新刊です。 ☆『動機の修辞学』(ケネス・バーク 著/晶文社) 『動機の文法』のケネス・バークです。待望の本邦初訳☆ 『動機の文法』については、松岡正剛の千夜千冊にもありましたね。 こちら → http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0048.html ☆『誤診のおこるとき』(山下格 著/みすず書房) 精神科における誤診例を具体的にまとめた名著の改訂復刊。 ☆『茶仏』(宝迫典子 著/佼成出版社) 仏教の伝来を逆に辿りながら 各地で寺廟と関わるお茶についてのエッセイを綴ったもの。 著者は中国政府認定評茶員・茶芸師。 ブログがこちら → http://shinowazuri.cocolog-nifty.com/memo/ ☆『脳の中の「わたし」』(坂井克之 著/講談社) “「わたし」より先に脳は考えている 「わたし」は脳の作り物にすぎないのか?” そんな言葉が帯に書かれた、イラスト付きの科学読み物です。 ☆『セラミックス博物館』(藤田英一・杉山昌章 著/アグネ技術センター) 「焼き物」としてのセラミックスと「工業製品」としてのセラミックス。 その変化と発展を共に並べて述べたもの。 1冊に、この2面をまとめて示した本は珍しいでしょう。 ☆『戦争の日々 下』(朝倉喬司 著/現代書館) 現代書館のHPにも、新刊の背が並んでいますね。 この表示、どんどんと広がっていくのでしょうか。 本書の上巻は1月に出たのですが…もう、随分と以前に思います。 新刊が多くなっている現代 続刊を見落とす確率は極端に大きくなっていますよね… ☆『言語と文化』(南雅彦 著/くろしお出版) 文化を中心にして、社会と言語と人間の関わりを考察するもの。 ☆『バナッハ=タルスキの逆説』(レナードM.ワプナー 著/青土社) 刺激的で不思議な定理、バナッハ=タルスキーのパラドックス。 岩波科学ライブラリーにある 『バナッハ・タルスキーのパラドックス』(砂田利一 著)も 新版がこの12月に出ますね。 ☆『ホモ・ファーベル』(アドリアーノ・ティルゲル 著/社会評論社) ホモ・ファーベルとは、「工作する人」の意味の造語です。 古代からの労働観の変容を概説したもの。 ☆『文学が脅かされている』(ツヴェタン・トドロフ 著/法政大学出版局) HPによれば “読者の人生に豊かさとかけがえのない意味を与える力としての 文学の伝統と尊厳を擁護する試み”だそうです。 著者はロラン・バルトの下で指導を受けています… 近頃、このロラン・バルトの名が散見しているように思いますね。 ☆『罪と罰の文化誌』(服藤早苗 編集/森話社) 罪と犯罪の違いは? どこまでなら罰せられない? この罪と罰の関係を歴史的・文化的に考察するもの。 ☆『乱歩・正史・風太郎』(高木彬光 著/出版芸術社) 高木彬光の作家人生に転機を与えた、3人の巨匠にまつわるエッセイ☆ ☆『近代日本の政党と社会』(安在邦夫 編著/日本経済評論社) 政党の果たしてきた役割を、多面的・多角的に考察するもの。 ☆『善良な町長の物語』(アンドリュー・ニコル 著/日本経済評論社) “ジョン・アーヴィングさながらの、新しい物語作家の誕生” と帯にはありますね。 ☆『言葉と死』(ジョルジョ・アガンベン 著/筑摩書房) 言葉とは、存在とは。 死と言語活動との関係について論じたもの。 ☆『江戸時代の土人形』(遠谷茂 著/里文出版) 保存状態のよい土人形の写真とデータを集め、紹介したもの。 ☆『日本中小企業政策史』(清成忠男 著/有斐閣) 中小企業政策に実際に携わり貢献してきた著者による 歴史的経緯を踏まえた中小企業論です。 ☆『落語手帖 新版』(矢野誠一 著/講談社) 1ページ1演目の構成で、274演目! 新たな書き下ろしもあるようですね☆ ☆『語彙史』(安部清哉 著/岩波書店) シリーズ日本語史、全4巻の第2巻目。 続いて「音韻」「文法」と続く予定です。 ☆『鳥類学』(フランクB.ギル 著/新樹社) 鳥類学の全体像をわかりやすく紹介したもの。 ☆『子守唄の原像』(鵜野祐介 著/久山社) 子守唄を歌うことの意味とは。 ☆『軍艦島 上』(韓水山 著/作品社) 海底炭鉱で働く男たちの苦悩を描いた、大河小説。 ☆『幾何公差の使い方・表し方』(小池忠男 著/日刊工業新聞社) 実務では重要でありながら、分かりにくい幾何公差。 幾何公差とは、許容される寸法の誤差を示すものです。 ☆『ゲラシム・ルカ』(鈴木雅雄 著/水声社) 水声社さんの創立30周年記念出版「シュルレアリスムの25時」。 全10巻の内、第1回配本の1冊になります。 シリーズについてはこちら → http://www.suiseisha.net/blog/?p=646 ☆『翻訳家列伝101』(小谷野敦 編著/新書館) 明治・大正期から現在まで、主要な翻訳家を選んだもの。 どのような選び方をしているのでしょうか。 そこから、まだ知らない何かが見えてくるのでしょうか。 ☆『科学的管理法』(フレデリックW.テイラー 著/ダイヤモンド社) 労務管理、生産管理についての名著、教科書の1冊です。 今、帰るべきところとして、本書のような時代のものが甦るのでしょうか。 ☆『「百科全書」と世界図絵』(鷲見洋一 著/岩波書店) フランスで出版された『百科全書』。 その作り手たちの人間的な一面から、近代を。 ☆『江戸時代の遺産 新版』(スーザンB.ハンレー 著/中央公論新社) 新版になりましたね。 急速な日本の近代化は 江戸の生活様式と西欧のそれとの類似性から生まれたものなのか。 ☆『江戸女人の碑文』(柴田光彦 著/勉誠出版) 本体価格8000円はなかなかなものですが…(苦笑)。 大名家の女性から遊女・芸妓にいたるまで 碑文から浮かび上がる近代の女性像。 ☆『リュリシーズ』(鈴木龍一郎 著/平凡社) 『オデッセイ』『ドルック』に続く、写真集三部作の完結編。 ジェイムス・ジョイスの『ユリシーズ』に触発され ダブリンの街を彷徨いながら 世界をモノクロームに収め、描き出すもの。 ☆『逐条解説 公文書等の管理に関する法律』(宇賀克也 著/第一法規) 公文書管理は、今後ますます、その重要度を増すことでしょう。 ☆『ミドルワールド』(マーク・ホウ 著/紀伊國屋書店) ミクロな世界とマクロな世界の間。 その世界で動き続ける、ブラウン運動への手引書です。 ☆『マジックグッズ・コレクション』(土屋理義 著/東京堂出版) 著者はマジックグッズのコレクター。 本書は年代順に、古今東西のマジシャンの道具等を紹介したものです。 ☆『老人の歴史』(パット・セイン 編集/東洋書林) ヨーロッパを中心に、老年期における多種多様な人々の姿を 様々な資料から浮き彫りにします。 ☆『チンドン』(大場ひろみ 著/バジリコ) ちんどん屋の生活とその現代史を満載の写真で☆ ☆『世界的な有名デザイナーたちのアイデア・スケッチ』 (ティモシー・オドネル 著/グラフィック社) 創作プロセスを見ることが出来るのは素晴らしいですよね! …でも、「有名デザイナー」とは誰なのでしょう(笑) ☆『Showa Style』(都築響一 編集/彰国社) 素晴らしい! 800ページで甦る「昭和」です。 序文や内容がこちらで見られます。 → http://showastyle.blogspot.com/ ☆『アリハンドブック』(久保田敏 写真/文一総合出版) 身近な存在なのに、90種もいたんですね! ☆『神道と社会事業の近代史』(藤本頼生 著/弘文堂) 神道と社会福祉活動と…その関連性は殆ど知られていませんね。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ★・・・気になる1冊・・・★ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 『ゲラシム・ルカ』(鈴木雅雄 著/水声社/11月発売) 水声社さん。 社名変更は1991年ですね。 1981年創業時の名前は、書肆風の薔薇、でした。 こちらの名前ですぐに思い出すのが 個人的にお気に入りの『ヴィティコー』全3巻。 アーダルベルト・シュティフターの傑作です。 とても小さな版元ですが いつも気になる本を出してくれるところです。 そう言えば、2007年度、第43回日本翻訳出版文化賞を 『神話の詩学』が受賞していましたね。 第33回にも『セリーヌ伝』で、水声社さんは同賞を受賞しています。 この日本翻訳出版文化賞もチョコちょこの大のお気に入り☆ そんな水声社さんが、2011年の3月、創業30周年を目指して 新たに刊行を始めたのが 本書を含む「シュルレアリスムの25時」です。 全10巻。 その内の2巻が発売され、今後は隔月に1冊ずつが予定されています。 シュルレアリスム。 何となく、これがそうなのかな? と分かる程度の芸術形態です。 20世紀の初頭に現れた、とても難解な主張。 難解…いえ、そうでないと思われるものもあるでしょうが いずれにしても、現実として認識され得ないはずなのに 「超現実」として 現実の傍らに存在している 何となく不安な…そうですね、居心地の悪さを感じてしまう… そんな作品群でしょうか。 blog水声社に鈴木雅雄の言葉として 「いま、はじめて本当に見渡すことができる。」 とあるように 今だからこそ、振り返る価値が見出せるものなのかも知れません。 初めて触れる人にも、無理の無い ページ数(平均250頁)と価格(予価2500円)でしょうか。 入門書として、語るに重要な詩人から写真家までを含む 本シリーズに期待しています☆ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ★・・・今日のひとこと・・・★ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 『書肆ユリイカの本』(田中栞 著/青土社) 署名のある本は、贈り主である著者(または関係者)本人と 贈られた人物の二人が手にした本だということになる。 …………… 双方の人々が触ったのと同じ本を、 平成の今、 自分が手にしていると想像するだけでわくわくするではないか。 書物やスクリーンを通してしか接することのできなかった人の、 その手もとにあった書物が、 紆余曲折を経てここにあるという、 そのことに思いを馳せると、 書物流転の不思議を感じるのである。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて 本当にありがとうございました。 少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので 何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪ それでは… これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 『CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~』 ○編集 ・ 発行 チョコちょこ ○メインブログ 『チョコちょこ読書雑記』 http://mys-bird.blog.eonet.jp/ ○ご意見・ご感想をお待ちしています♪ choko2_mag@yahoo.co.jp ○このメールマガジンは『まぐまぐ!』を利用して発行しています♪ 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 登録・解除はこちら → http://www.mag2.com/m/0000266759.html


