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2009/10/13

CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.35

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   ♪♪ CHOKO-CHOKO
           ~本の森からお手紙を~ ♪♪  No.35  2009.10.13

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      皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…



    コルシカ騒動
    kindleの日本展開
    Amazonの西日本初の物流拠点開設・・・

    話題は豊富ですが
    肝心の本で、なかなかお届け出来るものが少なく…

    ……各種メディアも
    本の周辺だけではなく
    その中身にもっと目を向けてもらえたら…

    そんなことを思う、今日この頃です。


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 ★・・・今日のお届けもの・・・★

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    今日お届けするのは、9月29日以後の新刊です。


 ☆『イタリア広場』(アントニオ・タブッキ 著/白水社)
    詩人フェルナンド・ペソアを紹介したタブッキの処女作。
    三世代の一家の運命を描いた円環構造の物語です。

 ☆『生命倫理学の誕生』(アルバートR.ジョンセン 著/勁草書房)
    医学の急激な進歩に伴って生まれた新しい学問、それが生命倫理学です。
    本書は、その成立の歴史を社会的な意義と共に描き出したもの。

 ☆『社会的迷惑の心理学』(ナカニシヤ出版)
    社会的に「迷惑」とされる行為は、何故そう断定出来るのでしょう。
    その「迷惑」の受け止め方の、時代的・社会的な変遷は?
    誰もが身近に思う、社会的迷惑についての
    基礎的な事柄を網羅している1冊です。

 ☆『喋る馬』(バーナード・マラマッド 著/スイッチパブリッシング)
    今迄に訳されていないものもあるようですね。
    マラマッドの短篇集☆

 ☆『漢詩と名蹟』(鷲野正明 著/二玄社)
    漢詩文の名作を、カラーで楽しめる1冊☆

 ☆『人間とは何か』(ノルベルト・ボルツ 著/法政大学出版局)
    メディア学のボルツが、様々な分野の学問を通じて
    人間とメディアの関係を読み解くもの。

 ☆『土をどう教えるか 上巻 新版』
  (日本土壌肥料学会土壌教育委員会 編集/古今書院)
    かつて1冊だったものを、新学習指導要領に準拠して
    事例も増やして2分冊に。

 ☆『写真で知る墨・硯・紙』(為近磨巨登 著/木耳社)
    総計227枚の電子顕微鏡写真は、スゴイですね!
    これらの写真は、どんな真実を教えてくれるのでしょうか。

 ☆『おしゃべり,子供部屋』(ルイ・ルネ・デ・フォレ 著/水声社)
    話すことと、口をつぐむこと。そのことばの「在と不在」とは。
    清水徹は1973年、一度白水社で『おしゃべり』を訳していますね。

 ☆『昔話を語ろうか』(ポルドミンスキイ 著/群像社)
    ロシア民話と言えば、アファナーシエフですね。
    本書は彼の評伝。

 ☆『精神病院の社会史』(金川英雄 著/青弓社)
    民間療養の場所が、精神病院になっていく歴史を描いたもの。

 ☆『ブラックホール戦争』(レオナルド・サスキンド 著/日経BP社)
    ブラックホールに落ちた情報は、失われる? 失われない?
    ホーキングが投げかけた主張は、その後20年続く論争の始まりでした。

 ☆『パフォーマンスの美学』(エリカ・フィッシャー・リヒテ 著/論創社)
    数々の作家と作品から導き出された、パフォーマンスの理論…
    どんなものなのでしょうね。

 ☆『信用リスク入門』(アンソニー・サウンダース 著/日経BP社)
    金融危機から再度注目される信用リスク。
    そのリスクの測定と管理について。

 ☆『変わる世界の小売業』(ブレンダ・スターンクィスト 著/新評論)
    国際市場の主役は、製造業から小売業へ…
    20年以上のフィールドワークから分析された、各国の小売事情。

 ☆『死の考古学 新装版』(A.J.スペンサー 著/法政大学出版局)
    25年ぶりの新装版☆

 ☆『脳科学の真実』(坂井克之 著/河出書房新社)
    創刊されたばかりの河出ブックス。
    これからどうなるのか、楽しみなシリーズです☆
    本書は現在の脳科学ブームを批判的に検証したもの。
    そろそろ、こんな内容が必要でしょうね。

 ☆『精神の自由ということ』
   (アンドレ・コント・スポンヴィル 著/紀伊國屋書店)
    哲学者であり、無神論者である著者が語る
    人生の意味と自由な生き方とは。

 ☆『計算とは何か』(新井紀子 著/東京図書)
    Math Storiesの2冊目。
    著者、新井紀子のブログがあります。
    こちら → http://researchmap.jp/index.php?page_id=67
    …本当に、計算って、何なのでしょうね。

 ☆『「押し紙」という新聞のタブー』(黒薮哲哉 著/宝島社)
    話題ですよね。
    やはり、新聞業界のこのからくり、知っておかなくては…

 ☆『「フランスの美しい村」全踏破の旅』(吉村和敏 著/講談社)
    これは本当に綺麗ですよね!
    講談社の特集サイトは
    こちら → http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/france/
    フランスの美しい村協会(Les plus beaux villages de France)の
    サイトはこちら → http://www.villagesdefrance.free.fr/

 ☆『自由だけではなぜいけないのか』(荒井一博 著/講談社)
    自由経済の欺瞞とは。
    これもまた、そろそろ増えてくる内容の経済書でしょうか。

 ☆『マザーグースのミステリー』(藤野紀男 著/ミネルヴァ書房)
    昨年の『マザーグースイラストレーション事典』(柊風舎)は
    高額でしたから…
    イラストが豊富で、この価格なら安心でしょう(笑)

 ☆『同盟の相剋』(水本義彦 著/千倉書房)
    千倉書房さんにしては珍しい…しかも、シリーズになりそうですね。
    インドシナを巡る英米関係。その協調と不和と関係維持について。

 ☆『時の娘』(ジャック・フィニイ 著/東京創元社)
    本邦初訳を3作含む、時間SFとロマンスの傑作アンソロジー。

 ☆『幼女と煙草』(ブノワ・デュトゥールトゥル 著/早川書房)
    著者はこの秋、東京日仏学院の『読書の秋』で来日(11月24日)します。
    『読書の秋』についてのサイトは
    こちら → http://www.institut.jp/ja/evenements/9190
    その中で、著者の講演会に関しては
    こちら → http://www.institut.jp/ja/evenements/9199

 ☆『書かれる手』(堀江敏幸 著/平凡社)
    2000年に出たものの再刊。
    須賀敦子ほか12名の書き手に寄せる散文集です。

 ☆『空調・衛生技術データブック 第4版』(テクノ菱和 編集/森北出版)
    空調・衛生の設計施工を実際に行っている技術者達が
    そのノウハウと最新データを集約した決定版。


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 ★・・・気になる1冊・・・★

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 『写真で知る墨・硯・紙』(為近磨巨登 著/木耳社/9月28日発売)

    昭和38年創業の木耳社(もくじしゃ)さん。
    木耳はキクラゲのことですよね。
    何故、この会社名になったのかは
    会社概要 → http://www.mokujisha.co.jp/company/cc140.html
    で読んでみてください。
    …実は、今日まで、知りませんでした(笑)
    
    同じく知らなかったのが、著者、為近磨巨登の読み方。
    タメチカ マコトと読むようです。
    大阪ガスを定年退社後に、師範免許を取得した方。

    そんな経歴の方だから、でしょうか。

    本書は、電子顕微鏡を駆使した写真で
    墨や硯の世界を語るという
    斬新なものになっています。

    このような視点からの墨の研究を
    しかも手軽な本として、楽しめるということ…
    そのことが、とても素晴らしく思えます。


    為近磨巨登は、2003年にも『墨と硯と紙の話』を
    同じ木耳社さんから出していますよね。

    あれから6年。
    本書では顕微鏡写真も227枚(!)になりました。


    墨や硯、紙のことを

    文字だけではなく
    見たこともないミクロな世界と共に

    どうぞ楽しんでみてください☆


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 ★・・・今日のひとこと・・・★

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 『聖者と学僧の島』(トマス・カヒル 著/森夏樹 訳/青土社)


    わたしは海に注ぐ河口だ。
    わたしは大洋の波だ。
    わたしは海のざわめきだ。
    わたしは力強い雄牛だ。
    わたしは崖の上の鷹だ。
    わたしは陽に照らされた露のしずくだ。
    わたしは美しい草だ。
    わたしは猛々しい雄豚だ。
    わたしは淵を泳ぐ鮭だ。
    わたしは平原のなかの湖だ。
    わたしはわざの力だ……。

              アヴァルギン


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    拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
    本当にありがとうございました。

    少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
    何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪


    それでは…


      これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…


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 『CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~』


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