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2009/04/28

CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.23

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   ♪♪ CHOKO−CHOKO
           〜本の森からお手紙を〜 ♪♪  No.23  2009.4.28

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      皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…



    ケヤキの若葉が目に眩しい季節です。


    ハナミズキが並ぶ道。

    ライラックが顔を輝かせ
    華やかな草花が、早朝の陽射しに映える頃…


    少しだけ
    ほんの少しだけ

    静かなひと時を
    味わってみませんか。


    それが
    きっと

    大切なことだと思うのです……
    

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 ★・・・今日のお届けもの・・・★

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    今日お届けするのは、4月14日以後の新刊です。


 ☆『真の国際化とは』
   (ライシャワー,エドウィン・O. 著/チャールズイータトル出版)
    ライシャワーが語る日本の国際化。1988年の再刊ですね。

 ☆『1万字×小説』(小峰慎也 編著/明治書院)
    この「掘りだしものカタログ」シリーズは…
    少し、消化不良だったでしょうか。
    特定のテーマに沿って、カタログ形式で小説をガイドする本シリーズも、
    6巻で完結になりました。
    本書はその第5巻。1万字以下の短篇小説ばかりを選んだもの☆

 ☆『生物の驚異的な形』(エルンスト・ヘッケル 著/河出書房新社)
    ヘッケルと言えば、生物の美しい挿絵で有名ですよね。
    芸術家や建築家にも影響を与えた素晴らしい画集です☆

 ☆『郷土愛の夢』(ユストゥス・メーザー 著/京都大学学術出版会)
    近代社会思想コレクションの2巻目になります。
    本書はゲーテの、生涯の愛読書とも言われているもの。
    メーザーは政治家、歴史家、経済学者、文人…と多くの肩書きを持つ、
    18世紀ドイツの思想家です。

 ☆『光るクラゲがノーベル賞をとった理由』
   (生化学若い研究者の会 編著/日本評論社)
    「生化学若い研究者の会」という名で
    大学院生が執筆…というのは気になりますが、
    ノーベル化学賞のことが簡単に書いてありそうなので。

 ☆『ハーブ学名語源事典』(大槻真一郎 著/東京堂出版)
    学術的にと言うよりも、
    一般的なアロマオイルやハーブティーに使われているハーブについての
    雑学的な用途に使われるでしょうか。

 ☆『メルロ=ポンティ』(加賀野井秀一 著/白水社)
    「哲学の現代を読む」シリーズの第8巻。
    このシリーズのコンセプトは、HPによれば…
    “ダイレクトにテクストを引用し、読解し、解説する。
    この3段階のプロセスで、思想の妙味へ耽溺しよう。
    これは「概説書」ではない。
    思想とは、「知識」ではなく「堪能すること」なのだ!”
    …では。
    296ページの思想の世界で、
    どのようにM=ポンティを堪能させてくれるのでしょうか☆

 ☆『時間を超えて』(マルク・レヴィ 著/PHP研究所)
    フランスの人気作家マルク・レヴィの新しい邦訳ですね☆

 ☆『図説纏足の歴史』(高洪興 著/原書房)
    纏足の通史は非常に珍しいですね。
    中国を語る或いは読むうえで、忘れることの出来ない習俗の一つです。

 ☆『羽化堂から』(前登志夫 著/日本放送出版協会)
    『NHK歌壇』と『NHK短歌』に掲載していたものを
    再構成した、随筆集。
    著者は奈良県の歌人です。

 ☆『「幽霊屋敷」の文化史』(加藤耕一 著/講談社)
    帯の言葉“恐怖が娯楽に変わるとき”が内容をよく表わしていますね。

 ☆『Light&Shadow 新装版』(森山大道 著/講談社)
    1982年に冬樹社から出ていた写真集の、新装復刊です☆

 ☆『抗体科学入門 改訂版』(岡村和夫 著/工学社)
    抗体、即ち「免疫」とは? 
    今日の状況に合わせて、大きく加筆・修正した改訂版。

 ☆『進化論の射程』(エリオット・ソーバー 著/春秋社)
    進化論によって生まれてきた、生物学における哲学的問題。

 ☆『カフカースのとりこ』(トルストイ 著/群像社)
    群像社さんと言えば、ロシア文学ですよね。
    手にしやすい、ロシア名作ライブラリーの8になります。

 ☆『書痴半代記』(岩佐東一郎 著/ウェッジ)
    古本屋に入り浸る詩人の自伝、エッセイ♪

 ☆『シモーヌ・ヴェーユ最後の日々 新装版』
   (ジャック・カボー 著/みすず書房)
    31年前に出たものの新装版です。
    シモーヌ・ヴェーユが、ロンドンで悲劇の死を遂げるまでの15ヶ月間。

 ☆『能の集積回路』(堀上謙 著/伝芸企画)
    堀上謙と言えば、能の本ですよね。
    ちなみに、出版している伝芸企画さんの社長でもあります。

 ☆『万葉集宮廷歌人全注釈』(濱口博章 著/新典社)
    万葉集の中から、宮廷歌人である虫麻呂・赤人・金村・千年の
    4人の作品に焦点をあてたもの。

 ☆『ガードナー傑作選集』(Martin Gardner 著/森北出版)
    …そもそも、数学者の「傑作選集」が出ること自体、
    スゴイことですよね!

 ☆『フランスの現象学』
   (ベルンハルト・ヴァルデンフェルス 著/法政大学出版局)
    フランスを席巻した現象学の通史☆

 ☆『〈いのち〉をめぐる近代史』(岩田重則 著/吉川弘文館)
    副題は「堕胎から人工妊娠中絶へ」。
    生まれなかった命への視線の変化を描いたもの。

 ☆『風水と家相の歴史』(宮内貴久 著/吉川弘文館)
    日本で独自の変化を遂げ、家相判断として取り上げられる風水。
    その受容の歴史。

 ☆『理性への希望』(ヴェルナー・シュナイダース 著/法政大学出版局)
    哲学書の寓意扉絵等、図像を用いて描き出す啓蒙主義。

 ☆『アウシュヴィッツの音楽隊 新版』(シモン・ラックス 著/音楽之友社)
    『アウシュヴィッツの奇蹟』の新版です。ノンフィクション。

 ☆『大使館国際関係史』(木下郁夫 著/社会評論社)
    在外公館の分布で国際関係を読み解くなんて、面白い視点ですよね!

 ☆『青い目の人形』(原田一美 著/未知谷)
    類書は多いでしょうが、何度取り上げてもいい題材かも知れませんね。
    友好親善の人形が、「敵国」の人形になったとき…

 ☆『ノルマン騎士の地中海興亡史』(山辺規子 著/白水社)
    Uブックスになりましたね! シチリア王国の建国記です。

 ☆『わたしのしゅうぜん横町』(西川紀子 著/ゴブリン書房)
    かつて、あかね書房さんから出ていたものの復刊です☆

 ☆『英語文化史を知るための15章』(武内信一 著/研究社)
    『ベオウルフ』からOEDまで。
    「読んで楽しい入門書」だそうです。

 ☆『太平洋戦争連合軍の化学戦実験』(ブリジット・グッドウィン 著/原書房)
    副題は「オーストラリアにおける毒ガス人体実験」です。
    …歴史が「分かる」時なんて来るのでしょうか。
    まだまだ、知らないことばかりです。

 ☆『フランス歌曲の珠玉』(フランソワ・ル・ルー 著/春秋社)
    フランス歌曲の代表的な楽曲52曲を厳選し、論じたもの。
    bk1によれば芸術アカデミーの
    「ルネ・デュメスニル賞」(2004年)を受賞したそうですが…
    不勉強でよく分かりません。

 ☆『10万年の世界経済史 上』(グレゴリー・クラーク 著/日経BP社)
    人類の「ビッグ・ヒストリー」に、計量経済学の側面から迫るもの。

 ☆『現場で役立つ金属分析の基礎』(日本分析化学会 編/オーム社)
    金属と非金属の材料に共通する、
    化学分析のための前処理法や分析方法を解説した実用書。

 ☆『ヒートアイランド対策』(空気調和・衛生工学会 編/オーム社)
    空気調和・衛生工学会( http://www.shasej.org/ )が編集した、
    ヒートアイランド対策のための計画、技術、システムからデザインまで。

 ☆『テロとユートピア』(長山靖生 著/新潮社)
    帯には“楽園への理想は、なぜ「一人一殺」に暗転したのか?”
    とありますね…
    5・15事件のこと。

 ☆『秋田蘭画の近代』(今橋理子 著/東京大学出版会)
    秋田蘭画の本は珍しいですよね。
    その代表的な画家、小田野直武の傑作を読み解いていきます。

 ☆『恋愛について』(ジャン・リュック・ナンシー 著/新評論)
    新シリーズですね、「小さな講演会」の第1巻です☆
    10歳からの子どもたちを対象としている、実際の講演会を邦訳したもの。

 ☆『基礎火災現象原論』(JamesG.Quintiere 著/共立出版)
    米国では火災調査員の教育プログラムで使われているもの。
    火災の概念から、その構成要素までを解説しています。

 ☆『「地下鉄サリン事件」戦記』(福山隆 著/光人社)
    当時、出動を命ぜられた陸自連隊長の一日を綴ったもの。
    光人社さんならでは、の内容になっているのでしょうね。

 ☆『字が話す目が聞く 新版』(上村博一 著/新樹社)
    点字や録音図書についてだけでなく、
    要約筆記の本は出版数も少ないので大事に集めてもらえれば…
    そう思います。

 ☆『フラー制限戦争指導論』(J.F.C.フラー 著/原書房)
    原書房さんのHPの紹介には
    “無制限戦争を回避するため、如何なる戦争指導をするべきか”
    と書かれています。
    制限戦争のための指導とは。

 ☆『茶の医薬史』(岩間眞知子 著/思文閣出版)
    中国と日本の、歴代医学書の中で
    お茶がどのように薬として扱われてきたかを明らかにしたもの。


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 ★・・・気になる1冊・・・★

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 『恋愛について』(ジャン・リュック・ナンシー 著/新評論/4月23日発売)

    新評論さんから、新しいシリーズが生まれましたね☆
    シリーズのタイトルは「小さな講演会」。
    6年間、フランスで行われている実際の講演会から生まれた
    出版物です。
    以下、HPからの引用です。


    “フランスのパリ近郊にある劇場では、
    10歳からの子どもたちを対象とする「小さな講演会」が
    定期的に開かれている。
    そこでは毎回、作家や学者、ジャーナリストや職人など
    その道のプロフェッショナルが登壇し、
    彼らの知識や情熱や問題意識が子どもたちに伝えられる。
    世代の異なる者同士が出会い真剣に言葉を交わし合う
    この啓蒙の試みは反響を呼び、講演はシリーズで出版され、
    現役の子どもだけでなく、かつて子どもだった大人の読者にも
    好評を博している。”


    10歳から読める哲学書!

    …なのに、内容紹介の文章は
    とても小学生には理解できないものに思えますね(笑)
    装丁も、写真で見る限り、とても子どもには……


    折角の面白そうな企画なのですから
    せめて、その読者の対象に小学生が含まれていることを念頭に置いて
    本を作ってもらいたかったなぁ…と思います。


    最近、よく思います。

    本は読む「だけ」のものではありません。
    相手が子どもなら「読んでもらうだけ」のものではないのです。

    子ども自身が手に取りたい
    触りたい
    大切にしたい
    そう思える本作りが大切なのではないでしょうか。

    「もの」としての本。

    特に児童書の世界では
    そんな思いを何処かへ置き忘れてしまっているように感じられます。


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 ★・・・今日のひとこと・・・★

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 『あの時分』(国木田独歩)


    さう言ひますと、
    彼の時分は私も朝早くから起きて寝るまで学校の課業の外に、
    矢鱈無精に読書したものです。
    欧州の政治史も読めば、
    スペンサーも読む、
    哲学書も読む、
    伝記も読む、
    一時間三十頁の割合で、
    日に十時間、
    三百頁読んで未だ読書の速力が遅いと思ったことすらありました。
    そして唯だ色々な事を止め度もなく考へて思に耽けったものです。

    そうすると私も唯だ乱読したという丈けで、
    樋口や木村と同じやうに夢の世界の人であったかも知れません。
    さうです、
    私ばかりではありません。
    彼の時分は誰れも皆なやたらに乱読したものです。


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    拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
    本当にありがとうございました。

    少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
    何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪


    それでは…


      これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…


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    ○編集 ・ 発行  チョコちょこ

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