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2009/03/31

CHOKO-CHOKO ~本の森からお手紙を~ No.21

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   ♪♪ CHOKO−CHOKO
           〜本の森からお手紙を〜 ♪♪  No.21  2009.3.31

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      皆さんにとって、ステキな日々が続きますように…



    今年度も
    とうとう、今日で終わりです。

    皆さんのところでは
    新しい年度を迎える準備は整ったでしょうか。


    春のお花があちこちで咲き始めていますが
    生活も社会も
    やはり4月の扉こそが春の扉です。


    穏やかな新年度を
    どうぞ、ゆったりとした気持ちで迎えられますように…


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 ★・・・今日のお届けもの・・・★

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    今日お届けするのは、3月17日以後の新刊です。


 ☆『アイヒマン調書』(ヨッヘン・フォン・ラング 編/岩波書店)
    アイヒマン調書の録音記録を編集したもの。
    …ホロコーストを語るにあたって、必須の史料になるでしょう。

 ☆『工事写真』(ものつくりの原点を考える会 編/井上書院)
    図書館には、あるようで、ないようで…そんな本です。
    この携帯ブックは意外と便利ですよね。

 ☆『装幀思案』(菊地信義/角川学芸出版)
    非常に多くの装幀を手掛けた著者が
    書店で心引かれた装幀を選び、言葉を添えたもの。

 ☆『比較文学入門』(イヴ・シュヴレル/白水社)
    比較文学って、何? そんな疑問から入れる入門書です☆

 ☆『ホワイトダークネス 上』(ジェラルディン・マコックラン/あかね書房)
    あかね書房さんの新シリーズ。
    闇と不思議とサスペンスの「YA Dark」第4弾☆
    2008年のマイケル・L・プリンツ賞
    (米国図書館協会主催による、優れたYA作品に贈られる賞)ほか
    幾つかの賞を受賞しているようですね。

 ☆『ワルキューレ』(スティ・ダレヤー/原書房)
    ドイツ人による、ヒトラー暗殺計画。
    史実に基づくフィクションです。

 ☆『子どもと大人のための童話集 1』
   (コンスタンチン・ドミトリエヴィチ・ウシンスキー/新読書社)
    新読書社さんと言えば、ロシアですね。
    本書は、教育学者ウシンスキーが作った教科書から作品を選んだもの。

 ☆『アンデスの少女ミア』(マイケル・フォアマン/ビーエル出版)
    ケイト・グリーナウェイ賞を二度受賞した
    マイケル・フォアマンの絵本☆

 ☆『場所はいつも旅先だった』(松浦弥太郎/ブルース・インターアクションズ)
    著者は『暮しの手帖』の現役編集長です。自伝的エッセイ。

 ☆『絵本の国のぬいぐるみ』(原優子/白泉社)
    『MOE』に連載していた、絵本の主人公のぬいぐるみの作り方☆

 ☆『ベルおばさんが消えた朝』(ルース・ホワイト/徳間書店)
    1997年のニューベリー賞オナーブック。
    ボストングローブ・ホーンブック賞のオナーブックでもありますね。

 ☆『世界大不況からの脱出』(ポール・クルーグマン/早川書房)
    クルーグマンは2008年のノーベル経済学賞受賞者。
    1999年刊『世界大不況への警告』に大幅加筆した改題改訂増補版。

 ☆『猿駅,初恋』(田中哲弥/早川書房)
    新シリーズですね。(奇数月に発刊)
    「想像力の文学」と題されて2冊出たうちの1冊です。
    全10編の幻想短篇集。

 ☆『ミュージアムの思想 新装版』(松宮秀治/白水社)
    芸術崇拝の神殿、ミュージアムという思想の成り立ちは?

 ☆『太平洋戦争 喪われた日本船舶の記録』(宮本三夫/成山堂書店)
    太平洋戦争中の、日本の船舶・船団に生じた被害。
    その記録を集め、多角的に分析したものです。

 ☆『農家の技術早わかり事典』(農文協 編/農山漁村文化協会)
    2005年刊の再刊です。実践的な農業のガイドブック☆

 ☆『グリーン革命 上』(トーマス・フリードマン/日本経済新聞出版社)
    フリードマンが語る、産業革命を超えるグリーン革命とは。

 ☆『ジュール・ヴェルヌの世紀』(新島進 訳/東洋書林)
    “300余点の図版”がとっても気になる1冊です☆

 ☆『昆虫の集まる花ハンドブック』(田中肇/文一総合出版)
    昆虫によって花粉が運ばれる「虫媒花」を中心にした写真図鑑。

 ☆『アメリカ黒人解放史』(猿谷要/二玄社)
    サイマル出版会から出ていたものの改訂増補版です。
    著者はアメリカ史の専門家。

 ☆『アートなガラスの材料学』(加藤紘一/里文出版)
    ガラスという素材はとても不思議なものですよね。
    芸術の分野で素材として使うための、ガラスの解説書。

 ☆『エドワード・ホッパーアメリカの肖像』(光山清子 訳/岩波書店)
    20世紀アメリカの画家、ホッパーの画集は珍しいですね!
    仄かに立ち昇る愁いと、孤独の気配を感じます。

 ☆『おじいちゃん。おばあちゃん。』(木寺紀雄/ピエ・ブックス)
    3冊がまとめて出ました。
    ピエ・ブックスの新シリーズ「フォトプリュス」の1冊です。
    高橋ヨーコ・木寺紀雄・田辺わかなの3人が
    旅先で出会った一瞬を切り取った写真集…とのことですが
    この後も続くシリーズなのでしょうか?

 ☆『諸子百家』(湯浅邦弘/中央公論新社)
    新書レベルの簡単に書かれたものは、意外と無かったかも知れません。
    きっと、諸子百家のいい入門書になってくれるでしょう。

 ☆『「戦争体験」の戦後史』(福間良明/中央公論新社)
    戦後、「戦争体験」がどのように語られてきたのか…
    悲劇? 反戦? 平和? 本当に、それだけでしょうか?

 ☆『栄光への大飛行』(アリス・プロヴェンセン/ビーエル出版)
    『かえでがおか農場のいちねん』のプロベンセンの絵本ですね。
    1984年のコルデコット賞受賞作品。
    かつて『パパの大飛行』のタイトルで邦訳も出ていましたが
    絶版になっています。

 ☆『「平成成人」』
   (日本経済新聞社産業地域研究所/日本経済新聞社産業地域研究所)
    1989年生まれの男女に行った、アンケート調査の分析結果。
    その価値観と消費行動。

 ☆『語りの魔術師たち』(佐藤勉/彩流社)
    英文学作品の語りの分析。語りから見た物語の構造とは。

 ☆『オペラ学の地平』(丸本隆 編/彩流社)
    “多角的な視点で捉えるオペラの本質”と、帯にはありますね。
    “新たなる《オペラ学》の胎動!”なかなかの名文句です☆

 ☆『能苑逍遙 上 世阿弥を歩く』(天野文雄/大阪大学出版会)
    中巻の「能という演劇を歩く」、下巻の「能の歴史を歩く」と
    3部作になっています。

 ☆『日台関係史』(川島真/東京大学出版会)
    東アジアの理解に必要な、戦後日本と台湾の関係史。

 ☆『谷川雁』(河出書房新社)
    ……矢川澄子さんを思い出してしまいますね。

 ☆『唯の生』(立岩真也/筑摩書房)
    2008年に出版された『良い死』の続篇です。

 ☆『スキルサイエンス入門』(古川康一 編/オーム社)
    タイトルではよく分からないかも知れませんが
    体を動かすスポーツ等の技の巧拙について
    その計測から始める科学的アプローチについての本です。
    「知の科学シリーズ」の1冊ですが
    これは人工知能に関わりの深い技術、学術の知識をまとめたシリーズです。

 ☆『戦争の家 上巻』(ジェームズ・キャロル/緑風出版)
    2007年のガルブレイス賞を受賞した本のようですね。
    この賞は優れたノンフィクションに与えられるもの。
    戦争の家、ペンタゴンから見たアメリカの今。

 ☆『ペルシア』(野町和嘉/平凡社)
    野町和嘉さんの写真集は、やはり気になります。

 ☆『思考する言語 上』(スティーブン・ピンカー/日本放送出版協会)
    副題が『「ことばの意味」から人間性に迫る』です。
    NHKブックスで3巻になる大著。
    …1冊にまとめてもらえた方がお買い得な気もするのですが…(笑)

 ☆『壊れた偶像』(ジョン・ブラックバーン/論創社)
    論創社さんの海外ミステリも83になるんですね。
    このまま、特徴的なミステリを出し続けてほしいものです。

 ☆『狼の民俗学』(菱川晶子/東京大学出版会)
    ニホンオオカミと人間との関係は? 説話、信仰。その交渉の歴史。

 ☆『ヌンヌ』(オイリ・タンニネン/あすなろ書房)
    本書は、フィンランドで40年以上読みつがれている
    ロングセラー絵本です。

 ☆『演劇学の教科書』(クリスティアン・ビエ/国書刊行会)
    2006年殿フランス最高演劇書賞受賞作だそうです。
    演劇とは何か、その基本をまとめたもの。

 ☆『瀬戸照の静物』(瀬戸照/フレーベル館)
    絵本でも知られる瀬戸照さんの細密画を集めた作品集です。

 ☆『よくわかるシール技術の基礎』(渡辺康博/技術評論社)
    シール技術の全体を学ぶのに適した基本書。

 ☆『西洋音楽の歴史 第1巻』
   (マリオ・カッロッツォ/シーライトパブリッシング)
    原書は、イタリアの音楽院の定番テキスト。
    表紙や紙面も、殆ど原書に忠実なものです。


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 ★・・・気になる1冊・・・★

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 『西洋音楽の歴史 第1巻』
  (マリオ・カッロッツォ/シーライトパブリッシング/3月発売)

    この出版社が気になり始めたのは
    『過去の力』(サンドロ・ヴェロネージ)からでしょうか。
    本書を含め、まだ7冊しか出ていません。

    今は、イタリアの出版物の翻訳が主ですね。

    ただ、会社概要を読む限り
    出版・翻訳・映像等の複合的なメディアの
    企画・制作を行う方向のようです。

    実際、You Tubeで自社出版(『過去の力』『君はだぁれ?』)の
    CMを公開されています。

    また、HPでは音楽ブログの掲載も行っていますね。

    …ということで、本書のような
    イタリアと音楽を繋ぐものの翻訳は
    この出版社の根幹のようなものとなるのでしょうか。

    具体的な例や図版で、分かりやすく語られているシリーズの第1弾。
    全部で3巻のシリーズですが…
    …年1回の刊行予定とは、気の長い話ですね(笑)

    来年の今頃には
    もう第1巻の存在も忘れられているかも知れません。

    そんな現代の急速な出版サイクルがいいとは言いませんが
    よほど待たれている、人気シリーズでもない限り
    現実はそんなものでしょう。


    ぜひ、もう少し早いサイクルでの続刊を希望しています。


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 ★・・・今日のひとこと・・・★

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 『33個めの石』(森岡正博 著/春秋社)


    ニーチェは『曙光』の中で、カモメの話を語っている。
    ひとりで海を飛び続けたカモメは、ある岩に降り立ってそこで力尽きる。
    そして、後に続くカモメたちに、
    自分を超えてさらに遠くまで飛んでくれと願うのだ、と。
    私はこれを読んだときに、
    ニーチェから直接勇気を届けられたように思った。

    ……………

    哲学とは孤独な営みであるが、
    それは、時と場所を異にしたもうひとつ別の孤独へと、
    直接的につながっていけるような孤独である。
    ここにこそ、哲学の真の希望が集約されているのではないだろうか。


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    拙い文章ですが、最後まで読んでいただいて
    本当にありがとうございました。

    少しでもいいメルマガにしていけたら…そう願っていますので
    何かありましたら、お気軽にご連絡ください♪


    それでは…


      これからも、皆さんがステキな本と出逢えますように…


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 『CHOKO−CHOKO 〜本の森からお手紙を〜』


    ○編集 ・ 発行  チョコちょこ

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