2008/10/31
終身保険をおすすめしない理由
今年もあと2ヶ月、仕事と子育てに没頭していると、 月日の流れが本当にあっという間に感じられる、 ファイナンシャルプランナーの鬼塚です。 今回は、保険の営業の方からは聞くことの出来ない、 内容をお送りいたします。 その内容とは、私が終身保険をおすすめしない理由です。 実をいうと私は前職時代、 お客様に終身保険をお勧めしていました。 もちろん自分でも加入していました。 それが仕事だと思っていましたし、そうしないと営業マン失格です。 今はもうすでに解約していますが。 それでは今月の「子育て世代の家計塾」をお送りします。 ------------------------------------------------------------------- 【終身保険をおすすめしない理由】 ------------------------------------------------------------------- 私はコンサルティングのさいに余程のご要望がない限り、 終身保険はご提案しないというスタンスをとっています。 ちなみに、 終身保険とは死亡保障の保険です。 医療保険の終身タイプのことではありません。 で、その理由は、 インフレによってお金の価値が目減りする、 ということが充分に予測できるからです。 インフレというのはご存知かと思いますが、 ものやサービスの値段が上がることです。 今年に入ってからのガソリンや食品の値上がりによって、 皆さんもインフレを肌で実感されていることと思います。 実は、そのインフレと保険には密接な関係があります。 例えば、 お葬式代のために300万円くらい終身保険で準備したい、 と考えているとします。 その300万円が必要になるのは、いったい何年後くらいでしょうか? もちろん突然の事故などで急に必要になる場合もあります。 だけど多くの方が平均寿命まで生きられると考えてみると、 ・30代の方であればおよそ50年後 ・20代の方であればおよそ60年後 ということになります。 はたして50年後、60年後も今と同じ300万円でお葬式ができるでしょうか? もし今後インフレが毎年平均して2%ずつ進むと仮定してみると、 50年後のお葬式代は、なんと807万円になります。 せっかく終身保険で300万円準備していても500万円以上も足りません。 ここで、8月にお伝えした「貯蓄型VS掛け捨て」をおさらいしてみましょう。 参照 http://archive.mag2.com/0000266336/20080831180000000.html 今のような超低金利の時代にお金を貯蓄する場合は、 固定金利と変動金利はどちらが良いでしょうか? 覚えてますか? セオリーとしては変動金利が良いということでしたよね。 というのは低い金利で固定してしまうと、 今後金利が上がった時に後悔することになりかねません。 で、話を戻すと、 終身保険は貯蓄型の保険です。 貯蓄型の保険を選ぶということは、 低い金利を長期間固定することになります。 そうするとお葬式代が50年後に値上がりしていた場合に、 せっかく終身保険で300万円準備していても500万円以上も足りない、 ということが起こりえるわけです。 これが終身保険をおすすめしない理由のひとつです。 だけど、どうしても終身保険に加入したいということであれば、 金利が変動するタイプの終身保険を選ぶという選択肢もあります。 なお、そのタイプの終身保険にもいろんな種類がありますので、 詳しくはコンサルティングにてご相談を承っております。 ⇒ http://www.fp-onizuka.com 次回は、 「住宅ローンがある共働き夫婦のための保険の選び方」 をお伝えします! ------------------------------------------------------------------- ■発行責任者 ファイナンシャルプランナー 鬼塚祐一 ■ご意見やご感想などはこちら ⇒ mail@fp-onizuka.com ■生命保険の見直しのご相談はこちら ⇒ http://www.fp-onizuka.com -------------------------------------------------------------------


