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東大数学科に在籍中、どんな難解な問題をといても誰も幸せにならないと気がつきました。以来、東洋哲学に転向し講師をしてます。そんな私の日記です。

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2008/10/06

トルストイ 4つの道

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さて前回の続きです。
これまでのはブログからもみれますよ

http://ameblo.jp/oakmonn/theme2-10008055071.html

アメブロ 携帯OK 教育まなびで240位までいきました。





第3は自殺。

生が悪であり、無意味であることを知り、自分で自分を絶滅してしまうのです。
トルストイは、「強いしっかりした性格の少数の人が、こういう生き方をする」と言いました。
一見すると、世界の教師トルストイが、自殺をすすめたとも受け取れる内容なのです。

当時この「懴悔」を読んだトルストイ信奉者は、
勧めに従って、次々に自殺しました。
大変な影響力に驚いたロシア政府は、
この本を発禁処分にせざるを得なかったともいわれています。
彼自身も自殺の道にひきつけられましたが、
彼にはまだ、そこに突入するまでの絶望感はありませんでした。

第4は、弱気の生き方。


すべてを知りながら、自殺する力もなく、ぐずぐずと、ただ生きている人たちです。
「この生き方は、私にとって実にうとましかった。しかも私は、こうした境地にとどまったのであった」
理性ではどうあがいても、生きる意義は見つかりませんでした。ついに彼は、信仰の道に入ってゆきます。
キリスト教――それは三位一体の神であり、6日間の創造、悪魔、天使であり、彼のいう「気でも違わない間は、
絶対排斥せざるを得ないような代物」でありました。

「私は理性にもとづく知識の道に、生の否定以外の何物をも見出し得ず、また信仰の中からは、理性の否定以
外の何物をも見出し得ないことを知った」

深刻な矛盾に苦しむトルストイは、82歳で世俗を一切断ち切って家出。4日目、
いなかの駅で肺炎で死亡しました。


彼の死後、机の中から、一枚の走り書きが見つかりました。
事実上の遺書といわれる一枚のメモには、次のように記されていました。


「わたしは、真実を愛す。
 こよなく、真実を愛す。」



真剣に真実を求め、求めえずして絶望し、あきらめながらも
なお死の直前であきらめきれず、最後まで真実を求め続けたトルストイ。


そのトルストイが、唯一「懴悔」の中で、
「これこそ、論じあう余地のない真実だ」と述べているのが、
ある東洋の寓話です。
この寓話は、出典をたどってみると、
仏説譬喩経という仏典に辿り着くようです。
日本では古来から有名で、古寺や由緒ある邸宅の床の間などには、
その内容を1枚で表した掛け軸がよく掲げられています。

倉田百三(劇作家)

・トルストイの如きは日本の法然や、親鸞の宗教を知ったら、誰れよりも先きに随喜する人ではなかったかと思うのだ。

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