2008/10/13
末吉武の現場発!MR辛口コラム 第10号「優秀な人材獲得のチャンス到来」
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末吉武の現場発!MR辛口コラム
第10号 2008/10/13
「優秀な人材獲得のチャンス到来」
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ここ数年製薬業界を取り巻く環境は厳しくなるばかりでした。さらに、後期
高齢者医療問題で医療財政が行き詰っていることが世の中にあらわになり、
医療の効率化の波は、業界を支えてきた先発品メーカーにGE医薬品使用推進
といった形で押し寄せてきています。それでも製薬業界全体で考えれば、先
発品メーカーから後発品メーカーにシフトするだけで、対極的に見ればそれ
ほど影響はないのかもしれません。今の世の中を見ると、サブプライム問題
に端を発した金融危機の話題が渦巻いています。それにもかかわらず製薬業
界の中では、株価や景気の話はほとんど出てきません。MRもビジネスマンの
端くれ、もう少し世の中の情勢に興味を持ってもよさそうな気もしますが、
世の中の景気に左右されない、不況に強い製薬業界を改めて実感する今日こ
の頃です。
バブル崩壊後の製薬業界
今と同じようなことがバブル崩壊後にもありました。バブル経済がはじけ一
気に世の中が不景気になり、失業率の上昇や、新卒者の就職難も記憶に新し
いところです。そのような中でも、私たちの業界は相も変わらぬ高収益をキ
ープしていました。その当時を振り返ると製薬業界では外資系企業を中心に、
シェア・オブ・ボイスを高めるために各社MR数の増員に励みました。それま
で製薬業界は他業種のビジネスマンの採用に消極的でしたが、世の中の不況
と外資系企業の大幅増員計画があいまって、他業種の優秀な営業マンが大挙
して製薬業界に流れ込んできました。はじめのうちは他業種出身者に対して
不信感を口に出す人も数多くいましたが、あの当時他業種から入ってきて製
薬業界に根付いたMRは、今では業界を支える、なくてはならない存在になっ
ています。
優秀な人材獲得のチャンス
現在製薬業界で増員計画を持っているのは、一部の外資系先発品メーカーと
同じく外資系後発品メーカーだけです。どちらもMR経験がある人を中心に採
用しています。その他の多くの会社は現在積極的なMR採用を控えています。
しかしこれからは他業種出身の優秀な営業マンを獲得するチャンスです。会
社生き残りのために、他業種から優秀な血を入れフヤケきった生え抜き社員
の整理に踏み出してはいかがでしょうか。生え抜き社員の多くは、自分たち
の仕事を棚に上げ、会社が悪いだの上司が悪いだの言うばかりで、これだけ
業界を取り巻く環境が厳しくなっても、誰かが何とかしてくれると思ってい
る人が相当数います。これから不況が進行すれば、業界によっては優秀な営
業マンでもリストラにあう人が出てくるはずです。厳しい環境を乗り越えて
きた営業マンを入れてみてはいかがでしょうか。ここ数年MR派遣業各社(CSO)
は、優秀な人材を確保できず、派遣MRのクオリティが低下して製薬会社から
の信頼を落としてきました。しかし、CSO各社もこれからは良い人材を確保し
やすくなるはずです。中途社員として他業種の営業マンを採用することにリ
スクを感じるのであれば、CSOの活用を見直しても良いのではないでしょう
か。
業界を取り巻く環境はこれからどんどん厳しくなるばかりです。厳しい環境
を経験している人は、もしかしたらあなたの会社の救世主になるかもしれま
せん。
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