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2008/06/30

[号外]末吉武の現場発!MR辛口コラム 現場レポート第1号「ファイザー1人勝ちの予感」

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         「号外」末吉武の現場発!MR辛口コラム 
        現場レポート第1号 2008/6/30
         「ファイザー1人勝ちの予感」
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ノルバスクの特許が切れ、今週には38社がアムロジピン製剤を発
売することになりました。それにしても38社のアムロジピン製剤
のコール数はすごいものです。全国津々浦々、日本中の医療機関の
先生たちが、アムロジピン製剤のGE医薬品が発売になることを知っ
ているようです。どの程度GE医薬品に置き換わるか、業界関係者は
興味津々といったところでしょう。
現場でのインプレッションとしては、ファイザーMRは必死に防戦に
廻っています。その一方で大日本住友製薬MRはアムロジンの防戦よ
り、塩野義製薬とのイルベサルタンの戦いを重視しているようです。
今回特徴的なのが先発品メーカの活動です。GE医薬品を扱っている
先発品メーカ各社は、先発品と同様の扱い、あるいはそれ以上に活
発な活動を展開しております。その中でも特に目につくのが、あす
か製薬です。系列親会社の武田薬品のMRも一部協力していますし、
武田薬品と資本関係のある卸MSも、あすかの商品を押しているよう
です。その他、目に付くところでは明治製菓、科研製薬も積極的に
活動しております。特に明治製菓はアムロジピン製剤に関して、小
林化工からの導入品「MEEK」ではなく自社開発自社製造であること
からも、力の入れようがよくわかります。科研製薬においても今ま
でGE医薬品に関しては目立った活動をしていなかっただけに、アム
ロジピン製剤への期待の大きさがよくわかります。日本ケミファも
活発に動いているようです。数年前から地道な情報提供活動をして
おり、彼らがつかんでいる固定客には確実に入れてくるでしょう。
その他、興和創薬もOTCの直販を契機にTVCMを大量に流しており、
患者による興和の知名度は抜群であるようです。一方GE医薬品専業
メーカはと言えば、今までとおり既存大口取引先とTVCMによるDTCが
中心のようです。これらの状況は全国10名程度の知人MRに確認し
た限りでも同じ様な状況でした。

これらの各社の活動から「GE医薬品の躍進」があるという識者もい
ますが、処方元であるドクターに聞いてみても、アムロジピンをき
っかけにGE医薬品処方をするという考えの先生はあまりいません。
調剤薬局でお考えを聞いてみても同様のようです。強いてあるとす
ればGE医薬品処方率が30%に満たないところで切り替えが進むぐ
らいでしょう。基幹病院でも今回の件で方針を変えるといった話は
聞きません。これらの現状から考えるとアムロジピン製剤がGE医薬
品に切り替わるのは、多くても10数%程度に留まるとみるのが妥
当な線でしょう。私はその線から一歩踏み込み、アムロジピン製剤
を発売する先発メーカ各社MRのDetail効果で、アムロジピン製剤自
体の市場が伸び、実質、先発品の売り上げは減少しないと考えます。
さらに先発2社のプロモーション状況から考えると、ファイザーが
GE医薬品に奪われる額より、大日本住友のアムロジンから奪い取る
額のほうが大きくなると私は予想します。

2社+38社、私はファイザーの一人勝ちになると予想します。

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