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TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

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2009/11/28

上海総合指数は来週中に底打ちか!?

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                     2009年11月27日 第78号

          「中国株投資レッスン」

        TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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          目次
          1. 上海総合指数は来週中に底打ちか!?
          2.お知らせ

1. 上海総合指数は来週中に底打ちか!?
 今週に入り、上海総合指数が急落している。27日(金)の終値は
3096.26ポイント。20日(金)の終値(3308.35ポイント)
と比べると、6.4%下落した。

 曜日を追って動きを示すと、23日(月)0.9%上昇した後、
24日(火)3.4%下落、25日(水)は一旦2.1%上昇したが、
26日(木)3・6%下落、27日(金)は2.4%続落となった。
先週までの上海総合指数は力強い上昇トレンドを描いていた。それが
24日(火)、突如として崩れたのである。

 最大の要因は、金融政策を巡る人民銀行の動き。23日、
“銀行業監督管理委員会(銀監会)は商業銀行に対して貸出規模の抑制を
行い、更に自己資本比率規制を現在の11%から13%に引き上げる”
といった噂が流れた。

 23日、場が引けてから、銀監会はこれを否定するコメントを出した。
しかし、同時に“商業銀行に対する検査を強化、資本が十分充実している
かどうか、しっかり調査する”といったコメントも付け加えられていた。

 人民銀行は7週連続でオペレーションによる資金吸収を続けている
こともあり、市場に対するメッセージは決して噂を否定するような内容とは
取れなかった。また、こうした噂から、各行は増資を行うのではないか
といった憶測も広がった。

 そのほか、外貨管理局は25日、“個人外貨取引業務の管理を改善する
ための通知”を発表、外貨が違法に国内に流入することを断固として
防ぐといった方針を示した。ドル安が進む中、政府は
対米ドル人民元レートを事実上固定している。外貨の違法流入が大きな
問題となっていることが改めて浮き彫りにされると同時に、政府の危機感も
露になった。株式市場に流れ込む資金量が減少する可能性があり、
もちろん、株式市場にとってはネガティブである。

 こうして要因を整理してみると、本質的には8月の急落と変わらない。
当局が過剰流動性を抑えようとすることに、マーケットが過敏に
反応しているのである。

 一番知りたい点はこの調整がいつまで続くかである。マクロ経済、
企業業績など、ファンダメンタルズに関する見通しは非常に良い。景気は
V字回復を終えたとはいえ、四半期ベースで8%以上の経済成長が
しばらく続くはずだ。企業業績はこの第4四半期がまさにV字回復となる。
株価の長期上昇トレンドが崩れた可能性は低い。

 人民銀行、銀監会の発言は厳しさを増しているが、一方で国務院の態度は
依然として、金融緩和、積極財政の継続である。来年の経済・金融政策は
中央経済工作会議でその骨格がはっきり見えてくる。株価はその内容次第
であるが、大勢は現状維持であろう。

 世界全体を見渡せば、ドバイの債務問題、アメリカ経済の回復の弱さなど、
経済・金融面の見通しは不透明。引き締め気味の政策は採りにくい
であろう。世界中で今しばらくの間、過剰流動性は続き、資産価格は
上がりやすい状態が続くのではないか。

 テクニカルに見れば、上海総合指数は3000ポイント辺りに
サポートラインが引ける。日柄としては、中央経済工作会議が実施される
数日前がポイント。来週のどこかが転換日となるのではないか。

 関連のETFは今から売ったのでは間に合わないであろう。むしろ買いの
タイミングを探るべきであろう。


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2.お知らせ
【チャイナビ】
 ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分~5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。

【マネックス中国レポート】
 マネックス証券ホームページ上の中国株欄にて毎月中国レポートを配信、
投資戦略、注目5銘柄などを紹介しております。月初めをめどに更新されます。

【サーチナコラム】
 毎週月曜日、サーチナ社中国情報局コラム欄(Yahoo!ニュース、
Yahoo!ファイナンスにも転載)にてレポートを発表しています。内容は、
マクロ経済、株式市場、投資戦略、注目銘柄の紹介などです。

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    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
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