中国株投資レッスン  RSSを登録する

TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2010/05/21

ソフトウエア関連のブルーチップ、金蝶国際

////////////////////////////////////////////////////////////////
                    2010年5月21日 第103号


         「中国株投資レッスン」

       TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
         目次
         1. ソフトウエア関連のブルーチップ、金蝶国際
         2.お知らせ

1.ソフトウエア関連のブルーチップ、金蝶国際
 14日、金蝶国際(00268)を取材した。

 この会社、ある意味で非常にわかり易い会社である。ERP
(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務パーッケージ)と呼ばれる
経営資源を最適化するためのソフトの開発・販売、アフターケアを行う
会社である。事業内容はいたってシンプルである。

 一方、商品が何であるかはわかりにくい。一般に企業では、計画、設計、
受注、調達、生産、販売、物流といった業務の流れがあり、そうした流れを、
管理会計、財務会計できちんと把握しなければならない。ERPとは、
あらゆる経営活動をデータベース化して、Webサービスなどもひっくるめて、
業務統合するためのソフトである。

 顧客数は国内外合わせ約80万社。顧客層は大企業から中小企業まで広い。
商品は大企業向けのEAS、中小企業向けのK/3、小規模企業向けの
KIS/SaaSなど、大きく分けて3つ。商品のタイプは3つだが、
企業ごとに細かくカスタマイズするため、価格は様々である。最も高いもの
では、日本円で1億円を超す商品もある一方、汎用型の最も安いものは
数万円で買える。

 こうした特殊な商品の将来性を予想することは簡単ではない。客観的事実を
羅列すると、まず、純然たる民営企業であり、創業は1993年8月、
創業者は47歳と若い。2009年12月期の自己資本は12億5206万元
(約166億円)、しかもほぼ無借金(ただし、短期借入金5738万元を
含む流動負債―主に買入債務―が5億1106万元)。非常に堅実な会社
である。

 2009年12月期の業績は13.9%増収、17.0%増益を達成。
9億9700万元の売上高に対して2億1200万元の純利益を稼ぐ、
高収益会社である。ちなみに07年、08年の増益率はそれぞれ、40.2%、
33.0%。高成長が続いている。

 IBMと資本、業務提携をしていること、中小企業向けERPではここ数年
トップシェアを維持し続けていること、中国政府がソフトウエア産業支援策を
打ち出していること、潜在需要が大きいこと・・・。まだこれから発展の
余地はありそうである。

 ちなみに、ERPの市場規模は、今年、来年は20%程度、3~5年先は
20~25%拡大するだろうと同社は予想している。

 評価が難しい場合は、株主構成をみると良い。フィデリティが10%、
JPモルガンが5%、インベスコ3%、モルガンスタンレー3%など、
欧米の機関投資家が発行済み株式総数の約3割を占めている。世界の投資家が
中国ソフトウエア関連のブルーチップと評していることは確かなようだ。

 5月20日現在、株価(終値は)2.51HKドル。昨年来高値は
4月12日の場中で記録した3.45HKドル。この間、27.2%下落
している。株主構成からわかるとおり、欧米機関投資家の好む銘柄である。
EUの財政問題悪化により、投資家がリスク資産を減らす行動をとり続ける
ようだと、株価は強い売り圧力を受けそう。内容が良いだけに、下げた
ところをじっくりと拾いたい。


----------------------------------------------------------------------
2.お知らせ
【セミナー】
【中国株二季報発売】
 「中国株二季報 2010年春号」(T&Cフィナンシャルリサーチ発行)」
が発売されました。内容の豊富さ、正確性、使いやすさなど、
どの点から見ても、この「中国株二季報」は業界最高水準だと思います。
中国株投資をするうえで、欠かせない一冊といえるでしょう。ちなみに、
私も原稿(巻頭特集、専門家に聞く相場見通し)を提供しております。

【マネックス中国レポート】
 マネックス証券ホームページ上の中国株欄にて毎月中国レポートを配信、
投資戦略、注目5銘柄などを紹介しております。月初めをめどに更新されます。

【サーチナコラム】
 毎週月曜日、サーチナ社中国情報局コラム欄(Yahoo!ニュース、
Yahoo!ファイナンスにも転載)にてレポートを発表しています。内容は、
マクロ経済、株式市場、投資戦略、注目銘柄の紹介などです。

---------------------------------------------------------------
  中国株投資レッスン
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
---------------------------------------------------------------
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る