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TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

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2009/11/13

B株暴騰

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                     2009年11月13日 第76号

          「中国株投資レッスン」

        TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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          目次
          1.B株暴騰
          2.お知らせ

1. B株暴騰
 久しぶりにB株らしい値動きであった。13日の上海B株指数は
9.4%上昇。銘柄数は合計53。うち、値幅制限が5%となるST、
*ST銘柄は6つ。そのすべてがストップ高となった。値幅制限が
10%である銘柄は47銘柄。うち、22銘柄がストップ高、もっとも
上昇率の低い華電(900937)ですら、8.2%上昇した。
シンセンB株指数は上海ほどではないが、それでも7.9%上昇した。

 上昇の要因は次の2点だといわれている。一つ目は人民元上昇期待が
強まったこと。ドルの実効レートは今年の3月をピークに下げ続けている。
一方、人民元は昨年の7月以来、事実上ドルとペッグしている。
ここ数ヵ月の間に人民元はドルとともに、大きく割安となっている。

 アメリカは中国製タイヤに対してセーフガードを発動、中国側は
アメリカ製自動車について反ダンピングに関する調査を開始している。
貿易摩擦は激化する一方である。貿易摩擦の緩和を図るため、人民銀行、
国務院は、人民元の穏やかな上昇を容認するのではないか。中国経済は
V字回復を果たしており、その余裕が出てきたのではないか。

 また、15日からオバマ大統領が訪中する。このタイミングで、
人民銀行は人民元高誘導を始めるのではないか。12日の上海証券報
によれば、人民銀行は人民元相場の弾力的運用を図る意向を示している。
市場では、こうして人民元上昇期待が急速に広がり、それがB株の急騰の
要因となったのである。

 二つ目は、A、B株同時上場企業に対して自社B株を購入消却するよう
当局が要請したといった噂が流れたこと。これまでも
長安汽車(200625)、麗珠医薬集団(200513)などが
何度かに分け、段階的に自社株(B株)買いを行っている。H株市場との
競争に負け、今やB株市場の存在意義はほとんど無くなっている。政府は
如何にしてB株市場を混乱なく閉鎖するのかに腐心しているわけであるが、
これがひとつの方法だと考えられている。噂ではあるが、ありそうな
話である。

 もっとも、一つ目の理由は少し疑わしい。人民元が上昇すれば、人民元で
表示された一株あたり純資産(BPS)は同じでも、米ドルで表示された
BPSは上昇する。だから外貨で取引されるB株の株価は上がるだろう
というのが基本的な考え方である。03年から07年にかけてH株が大きく
買われたが、その最大の理由はこの人民元上昇期待であった。しかし、
B株市場、特に上海B株市場では、これは最大の売り材料だったのである。

 中国人から見れば、人民元が上昇すれば、ドルで表示される株価は
同じでも、交換した際の人民元の額は目減りする。そのことを意識する
投資家の方が圧倒的に多かったのである。

 今回の上昇は外国人の買いと考えれば納得できなくもないが、ストップ高
銘柄には外人好みの優良株は少ない。日頃の取引状況から考えても、
中国人の買いが支配的であったと考えるほうが自然である。むしろ、
二つ目の理由で買われたと考えるほうが妥当であろう。

 B株は、動き出すと短期間で大きく動くといった特徴がある。投機としては
非常に夢のある市場である。理由は何だっていい。資金が流入し続けるか、
逆に流出するのかだけを追いかければよい。ファンダメンタルズとは
無関係。低位株で流動性の低いものほど大きく動く。チャート、出来高、
材料だけが頼りである。

 チャートを見る限り、資金は数ヵ月前から徐々に入り始めている。
チャンスはありそうだ。熱狂の中に是非とも身を投じてみたいと思う方は、
徹底したリスク管理を行った上で、楽しんでいただきたい。できるだけ
早く飛び乗ること、危ないと感じたらすばやく飛び降りることが肝要だ。


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2.お知らせ
【セミナー】
 11月19日(木)、19:30より、ユナイテッドワールド証券主催による
中国株オンラインセミナーで講師を務めます。詳しくは、
ユナイテッドワールド証券ホームページをご覧ください。
http://uwg.co.jp/jp/html/info_detail/14779/

【チャイナビ】
 ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分~5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。

【マネックス中国レポート】
 マネックス証券ホームページ上の中国株欄にて毎月中国レポートを配信、
投資戦略、注目5銘柄などを紹介しております。月初めをめどに更新されます。

【サーチナコラム】
 毎週月曜日、サーチナ社中国情報局コラム欄(Yahoo!ニュース、
Yahoo!ファイナンスにも転載)にてレポートを発表しています。内容は、
マクロ経済、株式市場、投資戦略、注目銘柄の紹介などです。

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    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
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