中国株投資レッスン  RSSを登録する

TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/06/26

中国株投資レッスン

////////////////////////////////////////////////////////////////
                     2009年6月26日 第56号

         「中国株投資レッスン」

        TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
          目次
          1.もう需給悪化の心配はない!?
          2.お知らせ

1. もう需給悪化の心配はない!?
 “国有企業が上場する際には、株主である中央政府あるいは地方政府は
公募株数の10%相当の株式(国有株)を全国社会保障基金に譲渡
しなければならない”。20日早朝、主要メディアはこのように
報じている。ちなみにこの政策は、2006年6月以降上場した131社
についても遡って適用される。

 譲渡を受ける全国社会保障基金の運用方針は長期保有。その上、譲渡された
国有株は新たに3年間の譲渡制限が課せられる。いずれ流通化するだろう
国有株の一部が流通しにくくなることで、需給悪化懸念は幾分弱まるはず
である。

 中央政府の一部である中央部局や地方政府が国有財産を安易に
売却したりするのを国務院は許さない。国有企業が資本構成上、政府から
性急に独立することを許さない。今回の政策発動の裏側には国務院の
そうした方針が見え隠れする。

 今後、国有株が大量に市場で売却されるような事態は起きないのでは
なかろうか。政府はそんなことを許さないのではないか。投資家たちの
期待は膨らみ始めている。こうした広い意味での需給悪化懸念の後退が
今週の本土市場上昇要因のひとつであったと思われる。

 それにしても、中国本土の株式市場は特殊である。上場企業の大半が
国有企業。そのほとんどで、国有株が50%以上存在する。つまり、
実質的に、中央部局か地方政府が上場企業を支配している。

 WTO加盟により、貿易も投資も世界標準に近づけなければならない。
原則として、世界共通のルールを適応しなければならない。株式市場も同じ
である。外国人も、本土中国人も平等でなければならない。株主はすべて
平等でなければならない。

 そんなところを出発点に非流通株改革が始まったのであるが、どうやら
改革を経ても、実質的には以前とほとんどかわらないといった結果に落ち
着きそうである。形式的にはすべての上場企業が全株上場となるが、
実質的には国家がいろいろな形で株式を保有し続けるのではないか。
中央部局、地方政府、全国あるいは地方の社会保障基金、国有銀行、
国有色の強い保険会社、ソブリンウェルスファンド、・・・。

 サブプライムショック以降、世界中を席巻していた極端な金融資本主義は
既に崩れ去った。今後は中国が台頭する。それは単に世界経済に占める
割合が大きくなるだけではない。中国的な特殊な資本主義、社会主義
市場経済が台頭することになるのではないか。

 政府が企業をコントロールするなど、ひどく非効率だと我々は考えている。
しかし、考え方を改め直した方がいいかもしれない。少なくとも最近
十年間の“成績”を見る限り、中国は極めて優秀である。その優秀さは
国際化、自由化の結果ではなく、中央が中国的な政府管理を放棄しなかった
からではないか。盲目的な欧米追従をしなかったことが、成功の要因とも
言えそうだ。


----------------------------------------------------------------------
2.お知らせ
【チャイナビ】
 ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分〜5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。

---------------------------------------------------------------
  中国株投資レッスン
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
---------------------------------------------------------------

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る