2009/05/15
中国株投資レッスン
//////////////////////////////////////////////////////////////// 2009年5月15日 第50号 「中国株投資レッスン」 TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行 //////////////////////////////////////////////////////////////// 目次 1.今期業績予想にどれほどの根拠があるのだろうか 2.お知らせ 1. 今期業績予想にどれほどの根拠があるのだろうか 今週は長期の中国出張から帰ってきたばかりでとても忙しい。ようやく 木曜日の夜になって時間ができたので、たまったレポートを一気に読み始めた。 時間があるといっても、明日のミーティングのための資料作りや来週の セミナーの準備もしたい。1時間と決めて、読もうと思ってそのままにして あった10本程度のレポートに眼を通し始めた。 1本目は、ある電力会社のレポート。決算発表を受けて業績予想を修正 しているのだが、とにかく内容が細かくて、読みづらい。稼働時間、発電能力、 石炭価格、金融費用など細かく予想してあるが、だからどうなのだと 言いたくなってしまう。買い推奨レポートでもなく、読んだあと、かすかな 後悔が残った。 企業の業績をきちんと予想することこそ、アナリストにとって、最も重要な 仕事である。それはわかっている。しかし、各要素について、その 予想精度がかなり低いだろうことがわかるだけに、数字遊びとしか 思えない。自分もアナリストの経験があるだけに、どうせ結論を決めてから 各要素の数値を作っているのだろうと思ってしまう。 電力会社に関して、今期の稼働時間、電力価格、石炭価格などがきちんと 予想できるのか。設備能力ですら、政府主導による再編によって、大きく 変わる可能性がある。 次に保険会社のレポートを手に取り数行読んだが、最初から何が何だか わからない。そもそも本土保険会社の収益は株式投資によるところが多い。 投資収益率など、しっかりとした根拠をもって予想できるはずがない。 1分で“パス”した。 今期業績などまともに予想できるはずはないと思っている。証券、保険は 言うに及ばない。鉄、非鉄金属、石炭、石油などは市況によって、航空、 電力などはコスト変動によって、業績が大きく左右される。機械、造船など 受注残がしっかり見えているセクターでも、鋼材価格の変動や、受注の 取り消し、販売価格の低下など、いろいろな不確定な要素がある。 消費セクターなど予想しやすそうだが、実際はトレンドを追うぐらいしか できない。今年のように需要でも、市場価格でも、供給でも、政府が 積極的に介入しているような場合は、特に予想が難しい。 一方、株価の動きはどうだろう。14日のハンセン指数は大きく 下げているが、理由はNYダウが下げたからというしかない。もっとも、 説明するうえでは、NYダウが下げた理由を取り上げることになるだろうが。 NYダウ、TOPIX、ハンセン指数についてそれぞれの9月2日時点の 値を100として比較したチャートを作り、ほぼ毎日チェックしているが、 ほとんどの期間でこの三つは団子状態となる。 ところが、4月から、ハンセン指数がこの団子レースを上に抜け出したかに 見える。この日は、日中、戻すのではと期待したがそうはならなかった。 まだ完全にはNYダウの引力から抜け出てないようだ。 アナリストの予想が細かすぎるのに対して、マーケットの動きはあまりにも 雑である。個別銘柄の動きと指数の動きとは違うという人もいるが、個別銘柄 の平均が指数である。マーケットの動きを追えば追うほど、個別銘柄の バリュエーションを真面目に考えることが無駄に思えてならない。 そんなことを考えていると時間は瞬く間に過ぎてしまう。それこそ時間の 無駄である。ひょっとするとこの人生自体が無駄なのか・・・。空想が あらぬ方向に向かってしまった。テレビでもみて休憩しよう。こうして レポートはほとんど消化されず、どんどん積み上がっていくのである。 ---------------------------------------------------------------------- 2.お知らせ 【ベトナム不動産セミナー&視察ツアーのご案内】 アジアンバリュー社主催、日本アジア証券後援による「ベトナム不動産 セミナー(無料)」で、ベトナム経済を中心に世界、アジアの経済について 講演いたします。 中国と隣接するベトナムは、今後中国の発展によって大きな恩恵を受ける国 の一つであります。一方で、輸出主導型経済から内需主導型経済へと 構造転換を図る中国から輸出産業を大きくシフトさせることで、ベトナムは 成長を大きく加速させようとしております。 ポスト金融危機で大きく台頭するのはどこの国なのか。ベトナムの将来性 について、熱く語ってみたいと思います。 また、7月には視察ツアーが行われます。一度この目でベトナムの成長を 確かめてみようとお考えの方にはぜひともお勧めのツアーです。ちなみに、 私も同行する予定です。 詳細・お申し込みはこちらです。↓↓ http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/f7RWgBaEGt10_2681/090424002.html ■大阪会場 日時:2009年5月23日(土) 時間:14:00-16:00 会場:AP大阪 大阪市中央区北浜3-2-25 京阪淀屋橋ビル3F・4F 淀屋橋駅より徒歩約3分 新大阪駅より所要時間約13分 梅田駅より所要時間約6分 地図 http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/KE6k6AaEGt10_2681/090424004.html) 定員:約50名 ■東京会場 日時:2009年5月24日(日) 時間:14:00-16:00 会場:全国町村会館 東京都千代田区永田町1-11-35 永田町駅3番出口より徒歩1分 赤坂見附駅より徒歩5分 地図 http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/akG80JaEGt10_2681/090424005.html) 定員:約50名 ■セミナー内容(東京、大阪共通) 第1部 「ベトナム現地視察ツアー報告」 講師:アジアンバリュー代表 山野浩二氏 第2部 「ベトナム不動産」の魅力 講師:ユナイテッド投信投資顧問 代表取締役 増田雄輔氏 第3部 「なぜベトナム投資なのか」 講師:TS・チャイナ・リサーチ 田代尚機氏 ★ベトナム投資視察ツアー 7月7日〜12日 【チャイナビ】 ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー 「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を お伝えします。時間は3分〜5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。 --------------------------------------------------------------- 中国株投資レッスン 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html ---------------------------------------------------------------



